ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
最近では、暗号解読がらみの作品は、パラドックス定数の
『Nf3Nf6』以来。今回の作品は、昨年、リバイバル上演された
『M.バタフライ』とモチーフ的に相通じるものがある。また、
舞台作品ではないが、サイエンスがらみでは、タイトルが似ている
『コード・ブレーカー 生命科学革命と人類の未来』は、
ウォルター・アイザックソンによる、ゲノム編集技術クリスパー・キャス9の
開発に携わった科学者ジェニファー・ダウドナが主人公のノンフィクション。
辞書を引くと、"code"にはいろいろな意味があり、単に『暗号解読』
とはできないため、原題"BREAKING THE CODE"をそのまま邦題
『ブレイキング・ザ・コード』にしているのかもしれない。
アラン・チューリングはコード・ブレーカーとして描かれるわけだが、
"THE CODE"にメタファーとしてのコード破りの意味合いが
どれくらいの数込められているのかなども含め、観劇中でも観劇後でも
劇中に隠されたコード探しにトライしてみるのも一興。例えば、
"code"を"genetic code"ととれば、劇中に出てくるモミの実のかさの
螺旋の並びの数のパターンがフィボナッチ数になっている話も含め
生物の形態形成の話題や最後の場面にリンクするといった具合になる。
また、天井からつり下げられ規則的に並んだ直管蛍光灯(LED灯)は、
作動音も伴って適宜オン・オフすることで、第1世代(真空管式)
コンピューターの作動を連想させるだけでなく、電気信号が
脳内神経回路に流れることで生み出されるイメージが
寄木細工模様似のパネル等のセットを含む舞台上に次々と
投影されそれを観る者が目の当たりにしているという幻覚をも
抱かせる心憎い仕掛けとみることもできる(もちろん、
脳=コンピューターというたとえが必ずしもあっている
というわけではないが)。
ポーランドでマリアン・レイェフスキらが解読機ボンバを駆使して
軍の暗号解読機関ではじめてエニグマ暗号の解読に成功したものの、
そのアップグレードに伴い予算と人手が不足をきたしてきたため、
連合国と協同で事に当たることになり、それまでに蓄積したエニグマの
解読技術などのデータがイギリスのGCCSに提供され、これをもとに
アラン・チューリングらのグループは、エニグマ・コードの解析を
行った経緯がある。
また、この作品で触れられていたか記憶が曖昧だが、
GCCSでは、他に、ローレンツ暗号を解読するための
電子式解読機『コロッサス』の開発なども行われていた
(エニグマ暗号では、機械式解読機『ボンベ』)。
情報機関絡み(これ見よがしに紙の空袋を二度も靴で踏みつぶす
ジョン・スミスはMI5か)なのもスパイ小説の本家のイギリスの
知識人階級好みな気がする。ただ、ドイツ軍が誇るエニグマ・コードを
いかにして解読したのか、スリリングで面白くなるはずの肝心な部分が
ほとんど拍子抜けの扱いで、これを知りたくて観に来た方は肩透かしを
食らう(これも、観客の予想期待を裏切るという意味では、コード破りの1つか)。
もっと知りたければ、例えば、ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
などを観てくれということなのかもしれない。
ところで、聴き違いなら大変申し訳ないが、確か、第一幕の
チューリングとノックスとの会話の場面での、チューリングのことば
「…物理学者が原子の分裂を発見したのと同じです。…」
での「原子」は「原子核」では?
ちなみに、いささか心もとないが、わたくしの記憶が確かならば、
『ブレイキング・ザ・コード』はセゾン劇場との提携で
劇団四季創立35周年記念公演の一環として地方公演も含め行われ、
再演もあったか。今回は新訳だが、翻訳は吉田美枝さん、
演出は浅利慶太さん、アラン・チューリング役は日下武史 さん、
パット(パトリシア)・グリーン役は五十嵐まゆみ(岡まゆみ)さん
だったような。翻訳、演出、主演は、上記の『M.バタフライ』
と同じ方々。
ナイゲン(にーらぼ版)
24/7lavo
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
3回目のナイゲンの観劇ですが、キャストが変わると観え方がこうも変わるのかと発見ができたので、次の公演も楽しみです。
舞台「性年バイバイ。」
ユーキース・エンタテインメント
オメガ東京(東京都)
2023/03/28 (火) ~ 2023/04/02 (日)公演終了
ナイゲン(にーらぼ版)
24/7lavo
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
お気に入りの劇場のミラクルでの二度目の観劇です。この作品は何回か拝見してますが面白いですよね。内容もだいたいわかってるのに、演出や役者の皆さんの演技で毎回新鮮に見ています。今回も3年生と委員長良かったです。違うバージョンも期待です
まだここは
劇団CLOUD9
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
満足度★★★
基本二人の会話劇
学校での友人 アルバイト先の先輩後輩 演者の男性と教師 自分自身の過去と未来 駅でたまたま会った二人 駅で偶然に会った先輩と後輩等々仕事帰りの疲れた😖💦頭にはこのシチュエーションは○○と理解する為に時間がかかるが、とても綺麗に時間が流れてゆく
今起こっていることは、人生の中で置かれている時間の一部でしかなく=まだここは 終着点ではないのだ
会話劇でテンポ良く進むが、何か物足りない
紙は人に染まらない
藤一色
OFF OFFシアター(東京都)
2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
劇団四季の1988年の公演では「暗号と道徳を破った天才の物語」という副題が付いていた。「道徳を破った」というのが適切かは微妙だが、この the code にはそういう二重の意味がある。そして資源の多くは後者の同性愛に費やされる。前者も暗号というよりはコンピュータあるいは人工知能についての展望である。エニグマ暗号については何だか難しそうだねという印象のみ、まあ当然。
主となるのは空き巣とそのときの男性の恋人の話でそれは段階的に進む。そこに研究所長とのやりとりや若い頃の母との会話、また破局した女性の恋人や別の男性の恋人とのエピソードなどが入ってくるのだが、テンポが良く適切に時代が前後し、時々のチューリングと人々の応対が面白く興味が途切れない。ところでチューリングは観光で行ったギリシャで言葉が通じなくても相手を見つけるのだが何かそういう場所があるのだろうか、見た目で同志だと分かるのだろうか……と考えていたら昔スポーツジムで見ず知らずのお兄さんに話しかけられたことを思い出した。気さくな人だなと思いながらも違和感があったのだが、もしかしたら仲間チェックをされていたのかな??
堀部圭亮さんの落ち着いたしかし重すぎない演技が印象深い。加藤敬二さんの飄々とした上司も味わいがある。もちろん亀田佳明さんのアスペルガー的な演技は真に迫っていて素晴らしい。
しかし面白かったという確かな感触はあるのだが振り返ってみてそのポイントを特定するのは難しい。ストーリー的なものではなく演劇としての魅力だったような気がしている。
ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/04/06 (木) 13:00
座席1階
切れのいい舞台というのはこんな感じかも。いろんなテーマが詰まっている物語を、無駄をそぎ落とした演出で提示して見せた。40年近く前に初演された戯曲とは思えない現代性、社会性を工夫を凝らした演出で描いている。ナチスの暗号を解読して戦勝に貢献したアラン・チューリングの物語。AIが戯曲を書いてしまうという時代の幕開けにふさわしい舞台だった。
チューリングがゲイであり、ゲイが犯罪であったという時代に起きた悲劇というところに焦点が当たっているが、この舞台はいろんな角度から楽しめる。亀田佳明がこなした長せりふの中にはコンピューターが自ら思考し、感情を持つことができるかというところにも重点が置かれている。コンピューターを電子計算機と呼んでいた時代の話なのに、まったく古くさく感じないのはチューリングの先見性であり、それをうまく客席に届けることができた演出だった。それは、2幕冒頭のチューリングの演説のような「授業」を聞けばよく分かる。
先人が書いているように舞台から消える左右の階段も効果的であるし、さまざまな場面を違和感なく一つのステージで表現する演出が印象的だ。特によかったのは天井からつるされた蛍光管の照明。これが主人公の心を照らし出しているかのように光のアートとなっている。冒頭、役者たちが小道具のセッティングをするというのもおもしろい。
コンピューターを思考や感情を持つ人間にように思っていた研究者がとても愛らしく思えた。いい舞台だった。ゲイの部分をもう少し切り取っても、彼の人間くささのようなところをもっと見たいと思った。
ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
コンピューターの実用化に大いに貢献したイギリスの数学者チューリングの伝記で、すでに映画にも何度かなっていて第二次大戦下ナチの暗号破りから始まる話も、ゲイが犯罪だった時代の話も面白い。三十年以上前に西武劇場で四季が上演したと言うが、演出も演技も全く違うものだったろう。今回は今の時代にふさわしい見所のある現代劇になっている。
まず、主演の亀田佳明。ゲイの天才の特異なキャラクターを演じきった。イギリスの演劇界はゲイだらけだから脚本も周到に書いてあるに違いないが、そこを汲めるだけ汲んでお見事。日本の舞台ではじめてリアルなゲイを見た。(形を真似ていると言うことではない。演じきっているということだ。最後のギリシャまで行ってゲイの若者を買うところのリアルな安堵感などたいした表現力だ)。脇役陣も健闘。
二つ目。演出の稲葉賀恵。終始緊迫感が途切れない。ワンセットをうまく使い回して全く違う場面をさして説明もなくつなげていく。それがすべてよくわかる。俳優の出入りを八方から登場するように作ってあって、テンポが良い。陰湿になりやすい実話ベースの話だが、ドライなタッチで、国家と個人、ゲイの差別、家族、などのテーマを浮き立たせる。とにかくうまい。
三つ目。スタッフの息が良く合っている。こう言う演出だと、美術、照明はじめ舞台を支える裏方のスタッフの息が合わないと悲惨な出来になる。2時間50分(休憩15分)
残念と言えば、さすがに本が50年前で古く、今なら、もっと一言で素人に解るコンピューターの仕組みなど台詞に出来たろうに、(例えば、チャーチルの擁護の中にしのばせるとか)数学とコンピューターの推論の説明のところがわかりにくい。良い芝居なのに8割強の入り。空席があった。
グッドラック、ハリウッド
加藤健一事務所
本多劇場(東京都)
2023/03/29 (水) ~ 2023/04/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ボビー(加藤健一)が最近の映画をけなし、社長やプロデューサーを「何もわかってない」とののしる理由はあいまいだ。だから、観客はそれぞれの映画観を投影してみることができる。最近の映画だっていいじゃないかという人は、やはりボビーは古いのね、で済ませられる。おかげで時代に縛られない開かれた芝居になっている。
最近のヒップな映画のシーンとして、若いデニス(関口アナン)がこんな例を言う。男女三人で入ったラブホテルで、ベッドが壊れて三人が跳ね上げられて、すごい音がつづく。それを隣の老夫婦が聞いて目を丸くする(ものすごい絡み合いを想像して)。僕は聞いてて、おかしかった。しかしボビーは「そんなの昔からあるドタバタギャグだ。愚かしいだけ。新しくも何もない」と歯牙にもかけない。こんなところに、ボビーのかたくなさが感じられる。
もしボビーが「今はSFXばかりで、偽物だ」とか。「昔は〇〇だった」とか、具体的なセリフが多くなれば、現代ハリウッド批判になってしまい、それに同意する人はいいが、同意しない人は反論がたまっていくだろう。ただ後半で「映画くらい愛と癒しがあっていいじゃないか。なぜ破壊と憎しみばかりなんだ」というのは、一つの映画の理想像として中心軸になった。(ただ今の映画も愛と癒しはあるのが多いと思うけど)
前半は知らない俳優、知らない映画の名前が多く出てくる。ボビーのポーカーフェースの強引ぶりばかりで、デニス役の関口アナンのうろたえぶりやリアクションも大げさに感じられて、のれなかった。たまに助手の加藤忍が出てくると、ほっとして心が和んだ。
ミュージカル「おとこたち」
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2023/03/12 (日) ~ 2023/04/02 (日)公演終了
実演鑑賞
ハイバイ観劇何作目だったかで出くわした「おとこたち」は少々異色作、少し配役を変えての再演でも弾けた感はなく岩井氏の探ってる感が残る。・・とは後付けの印象かも知れぬが、新装PRCO劇場に寄せる(初)ミュージカル作にこの演目を?とまず訝ったのは正直な所。最後まで訝り続けたのだが、岩井氏の信頼する前野健太氏そして出演陣に期待し、「んーー」と迷った挙句観に行った。
結論的には、この作品のドラマツルギーが最もしっくりと、飲み込めた気がした。
構成はおそらく随分改められ、初演、再演で平原テツらが作るキャラと空気感(言わばハイバイ的空気感)と大きく風合いが異なり、過去の「おとこたち」の記憶と合致する場面は前半訪れず、「そうだこれだった」と思い出したのがほぼクライマックス、葬式の場面であった(表の顔しか知らなかった旧友の葬儀に参列し、死者を冒涜するかのふてぶてしい息子に諫めた男二人が、生前の家庭内の様子を伝える衝撃の録音を聞かされる)。
冒頭の「歌」はカラオケでガナるような塩梅で(ここは記憶と朧に合致)、ミュージカルってこれ?と不安が過ぎったが、少しずつ風景が細密化し、歌も地に足の付いた、そぐわしい物になって行く。人生を俯瞰して無常観(死そして意味の揺らぎ)とノスタルジーを呼び起こすドラマであるが、語り手(ユウスケ)を含めた四人それぞれの凡庸だったり数奇だったりする人生が、同じ時の流れに翻弄され、一つの結末に行き着く存在として並列され、想念の中の記念写真に納まるラストの図と、歌に図らずも涙腺が緩んだ。
キッズオペラ「ふたりのももたろう」
若い演奏家の為のプロジェクト
なかのZERO(東京都)
2023/04/04 (火) ~ 2023/04/04 (火)公演終了
ブレイキング・ザ・コード
ゴーチ・ブラザーズ
シアタートラム(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/04/04 (火) 18:00
コンピュータの理論的原理を考案した数学者チューリングを題材とした戯曲。丁寧に作られていた。(3分押し)70分(15分休み)80分。
1986年に書かれ、日本では1988年に四季が上演したらしいが、それ以来ということのようだ。実話ベースで、こんなことがあったのでは、という形の作品だが、淡々と丁寧にエピソードを重ね、好感の持てる舞台だった。100年も経っていない前に、同性愛が犯罪だった時代があったというのは隔世の感があるのだが、サイドストーリーとして女性が学問で身を立てられない時代というのは現在も残っているし、いろいろと考えさせられるテーマだなぁと思った。
個人的に、自分が専攻した分野を扱っているので、ゲーデルやヴィトゲンシュタインの名前が出て来るのも嬉しい。ただ、チューリングの功績のメインをナチスの暗号エニグマの解読としているのは、ちょっと…、と思ってしまった。
科学者である2人に「シュミレート」と言わせているのは、いかがなものか。
キッズオペラ「ふたりのももたろう」
若い演奏家の為のプロジェクト
なかのZERO(東京都)
2023/04/04 (火) ~ 2023/04/04 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/04/04 (火) 19:00
実は学生時代の後輩が出演しているキッズオペラ。
子どもも楽しめる「ふたりのももたろう」。原作の絵本があるんですね(会場で販売してました)。
オペラを生で聴くこと。子ども達もなかなか体験しない事なので、取り組みとしては良かったかなと。
中野ZERO小ホールは見やすく、聴きやすく、座りやすくて良いですね。
最後に写真OKということで、会場内を撮影出来たのも良かったと思います。
以下、具体的な感想を書きました。
世界虚仮(セカイコケ)
ゴツプロ!演劇部
小劇場 楽園(東京都)
2023/03/15 (水) ~ 2023/03/21 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2023/03/20 (月) 19:00
何をやりたいのかよくわからない。コメディとしては中途半端だし、コントならば笑いが足りない。事実役者がどれほど熱演しようが、客席からはわずかに笑い声が出るが、それも稀。
熱演と書いたが、実のところ段取り芝居に終始している。誰一人として身体の内から湧き上がる演技ではない。それは台詞を言っていない時の表情や目でわかる。小劇場演劇の恐ろしいところだ。
LALL HOSTEL
おぶちゃ
MsmileBOX 渋谷(東京都)
2023/03/29 (水) ~ 2023/04/02 (日)公演終了
FROM
南山大学演劇部「HI-SECO」企画
ナンジャーレ(愛知県)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/02 (日)公演終了
七慟伽藍 其ノ二十九
THE REDFACE
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2023/03/29 (水) ~ 2023/03/29 (水)公演終了
道化王
劇団虚幻癖
萬劇場(東京都)
2023/03/29 (水) ~ 2023/04/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
なかなか刺激的な舞台でした。脚本、演出が同じ方なので、もう脚本の段階で演出が見えていたのかなと思いました。虚幻癖さんの舞台は以前見て、私には合わないと思ったのでしたが、今回小山さんがご出演とのことで見に行きました。面白いかもしれませんが酷い話でした。
役者さんたちの熱演は良かったです。
帰ってきたマイ・ブラザー【仙台公演中止】
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2023/04/01 (土) ~ 2023/04/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/04/01 (土) 18:00
なんかスゴイものを観た。とにかく楽しい。97分。
水谷豊23年ぶりで3回目の舞台を、ベテラン俳優たちと一緒に作っているが、楽しくやってる感じがすごくいい。最年少が51歳の池谷のぶえという7人が集まり、怒涛のコメディを演じてる。段田安則を初めとして80年代から観てる役者が多く、予定調和的なストーリーではあるが、何も考えずにただ楽しめばよいという舞台になっている。エンディングが楽しい極めて良質のエンターテインメント。