剥愛
ロ字ック
扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)
2023/11/25 (土) ~ 2023/11/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽観劇
田舎の剥製工房を舞台に、皮の中に隠された人のドス黒い部分がぶつかり合う…
『荒川、神…』東京公演以来、実に7~8年ぶりのロ字ックさん!
人の心の描写や演技が秀逸で、観いってしまった。
観て良かった(ただ正義の多面性については??)。
ps.F列だったけど3列目で😆
Strange Island
Nakatsuru Boulevard Tokyo
サンモールスタジオ(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
富裕層(表町)と貧困層(裏町)
人口の9割が貧困層であっても世間を牛耳るのはやはり富裕層
舞台はフィクションの孤島ではあるけれど日本社会に通じる所多数
風刺が効いたパンチ力でもってニンマリしたりう~んと唸ったり
休憩無しで2時間30分というのは時間的にもボリューミーですが内容的にも濃い(しかも時間経過と共にどんどん濃くなっていく)のでかなり見応えのある公演でした
お隣の劇場「シアターサンモール」の公演であっても全くおかしくない
貧困者がお金や利権を手にした時の変わり様に笑ってしまうも妙にリアル
登場人物全員がそれぞれの事情を抱えながら一生懸命に舞台を生きており、創り手の政治的な指針もしっかり感じ取れる重厚なエンターテイメントでした
Strange Island
Nakatsuru Boulevard Tokyo
サンモールスタジオ(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
政治腐敗など(今に始まったことではないが)タイムリーなネタ満載。誰もが矛盾を抱え、脛に傷もつ身。同情こそすれど共感はできず。あと、現実の貧富の差は、あんな風には2分されていないのも難しいところよね。
Strange Island
Nakatsuru Boulevard Tokyo
サンモールスタジオ(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/20 (水)公演終了
失うものなどなにもない
good morning N°5
小劇場B1(東京都)
2023/12/14 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
やはり看板女優の藤田記子さんが出ていないので、
今までと比べるとイマイチでした。
やっぱり藤田さんが出ることで千代田さんも生きるんだよなー。
abc 赤坂ビーンズクラブ
エヌオーフォー No.4
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
水野花梨(かりん)さんが3回目。
高橋紗良(さら)さんと竹内麗(うらら)さんが2回目。
コントとダンスとスケッチと歌のヴォードヴィル・ショー。毎回観ていくうちに嵌ってきた。
大学生の高橋紗良さんと片想いのチャラ男との恋愛話が細切れエピソードで続いていく。恋愛成就には唐揚げ!とリコーダーを吹く。
毎回定番の短編劇、更なる飛躍を求めて小劇団を辞めた元看板女優(美波花音さん)と劇団に残り守り続けた女優(高橋紗良さん)とのエピソード。無理を言って里帰りを果たした美波さんの行動にマネージャー(北村夏未さん)は心中苦々しい。小劇団の今作で女優業の引退を決めた高橋さんとの友情ともライバルともつかない愛憎こもった絆。
一番面白かったのは「死んでやる!」と会社を飛び出した友達を止めようとビルの屋上に上ったOL(北村夏未さん)、飛び降りようとしている女(森下結音〈ゆいね〉さん)を必死に止めるが全くの赤の他人であった。何とも言えない気まずさの中で培われる不思議な関係。
定番の歌とダンスが段々と観客に沁み込んでいく。
「繁盛店にはわけがある」
Tria Entertainment Agency株式会社
ぽんプラザホール(福岡県)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
ガラスの動物園
劇団銅鑼
銅鑼アトリエ(東京都)
2023/12/15 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
今年3月、山中透(ダムタイプ)+壁なき演劇センターの『ライト・オン・テネシー・ウィリアムズ』を観た。『ガラスの動物園』の再構築と作家の人生の紹介みたいな構成で非常に面白かった。それで気になった『ガラスの動物園』を到頭観ることに。
ステージは椅子とドア枠以外、全ての舞台美術、小道具がピアノ線で天井から吊るされている。小さな動物のガラス細工がゆらゆら揺らめき光に反射して美しい。電話やレコードプレイヤー、箪笥、花瓶など全て段ボールと木片の手作り、DIY精神溢れる。吊るす為に軽量化も考えたのだろう。パイプ椅子で四方を囲む形の客席。
会場でかかっているSEが気になった。レナード・コーエン、ニール・ヤング、エディ・ヴェダー系のアイルランド風味の楽曲、雰囲気がある。(ザ・ポーグスか)。
主人公のトムは中山裕斗氏。金城武とショーケンを足したような感じ。
母親のアマンダは大橋由華さん、顔立ちがのんに似ていて華がある。凄い量の台詞の大洪水。母親にしては若過ぎるが。
姉のローラは井上公美子さん、片ちんば(脚長差)で跛を引いている。学生時代は金属の器具で脚を固定していた。負のオーラ。
トムの仕事仲間、ジムは伊藤大輝氏。川地民夫っぽい。
この戯曲が何度も舞台化される理由が分かった。いろんな遣り口があり、いろんな伝え方が出来る。
今回観れたことは有り難い。また別の方法論の作品も観てみたい。役者は金の取れる面子、次作にも興味。
喜劇 二階の女
劇団NLT
博品館劇場(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
第2次世界大戦参戦前の昭和軍国主義時代の話。喜劇と銘打ってあるが、なかなかにシニカルな社会派ドラマ。時代の空気を感じさせ、色々と考えさせられました。
十二人の怒れる若者たち
OuBaiTo-Ri
東中野バニラスタジオ(Vanilla Studio)(東京都)
2023/12/14 (木) ~ 2023/12/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
そう来たか!
今までにない12人です。
あんな3号陪審員は初めて見ました。
明日までなので、気になっている方はぜひ!
29日には目黒CLEOスタジオで配役の半分くらいを変えて上演されるそうです。
後日追記予定
スーパーふぃクション ふぉーエヴァー
悪い芝居
扇町ミュージアムキューブ・CUBE01(大阪府)
2023/12/16 (土) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
こうもり
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2023/12/06 (水) ~ 2023/12/12 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
おもしろかった。「ウインの森の物語」の曲を、中心のワルツに使っている気がする。屋敷と舞踏会と留置場と、3幕がそれぞれ全く違う話で、そこが面白い。でも何度も見てきて多少あきた感はある。新国立劇場にはそろそろ別のプロダクションを作ってほしい。
私の心にそっと触れて 2023
メメントC
ザ・ポケット(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
モモンバのくくり罠
iaku
シアタートラム(東京都)
2023/11/24 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
横山拓也らしい安心して楽しめる、アットホームで深みのある芝居だった。真澄(枝元萌)と夫(永滝元太郎)と娘(祷キララ)の、別居はしているが仲の良い家族かと思っていると、意外な裏が次々出てくる。夫がスナックを任せている沙良(橋爪未萠里)と実は…と。でもまた、そうおもわせておいて、沙良はその気がなくて、夫の片思いとか。
話の手が込んでいて、少し落ち着くと、また新しい情報でざわつかせ、最後まであきさせない。真澄が足が悪いのは、実は過去に事故があったせいで、それに隣人の俊介(八頭司悠友)が絡んでいるとか。
ねこはしる
関西芸術座
ドーンセンター・パフォーマンススペース(大阪府)
2023/12/15 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
子供向けとはしていたけど、大人のほうが楽しめる内容
逆に子供には難しく、隣の子供は終始うるさく(ADSL❔)落ち着きもなく、集中して観れない…今後子供も入れるのであれば、席を限定して欲しい あれでは一般で普通に観に来た人はかなり不完全燃焼だと思います
内容は流石に老舗だけあって、充実していて良くできていた‼️
コスモス急行
劇団 両手のまねき猫
AI・HALL(兵庫県)
2023/12/16 (土) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
宝塚風の長身の女性の歌を聴いて、この後大丈夫?と不安がよぎったものの、内容は良くできていた
まだまだ学生演劇感は拭えないが、若さでのりきっていた‼️
次回も楽しみです❕
海をゆくもの
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2023/12/07 (木) ~ 2023/12/27 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
おもしろかった。小日向文世の悪魔役がすばらしい。他のうらぶれたガサツな労働者たちと違い、嫌みなスマートぶりが絶品。弟役の平田満と二人っきりになったとき、正体を現して魂を懸けた勝負を挑む。ぞっとするような怖さがあった。
上演3時間(休憩20分)
東京ローズ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2023/12/07 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
アイバ・郁子・トグリは、戦争中、米軍向け「戦意喪失」放送でDJをつとめたアメリカ生まれの日系二世。UCLAを卒業し、医学部の大学院への進学が決まっていたという、当時としては超がつく才媛である。ちょうど叔母の見舞いのために日本に来ていて、日米開戦で帰国できなくなった。戦争中も特高の圧迫に抵抗してアメリカ市民権を手放さなかったのに、それが災いして、戦後米国で国家反逆罪に問われ、禁固10年、市民権はく奪の判決を受ける。なんという悲劇、なんという不条理。この人生だけでも最高のドラマの素材だ。
米穀からの来日、叔母の家、帰国失敗、同盟通信勤め、ラジオ東京勤めときて、戦後はDJ「東京ローズ」を探す米週刊誌記者の誘いに乗って、2000ドル(3万円=日本円で3年分の給料)という報酬と引き換えに「自分は東京ローズ」という契約書にサインし、インタビューを受ける。記事でも、そして裁判でも「真実はわかってもらえる」という甘い考えが裏目に出て、米国の裏切り者探しのスケープゴートにされてしまう。
6人の女優たちの芝居。主人公のアイバを、6人がバトンリレーのようにして交代で演じる。シルビア・グラブの演技がぴピカイチである。ドラマの一番のかなめである戦後、「東京ローズ」とみなされ、米国で有罪判決を受け、刑期短縮で6年で出所するまでを担っている。孤立無援のたたかいを歌う「クロスファイヤー」の重苦しいうめきのような歌も迫力があった。
70年代になって、全米日系人協会が支援を決め、フォード大統領の恩赦が出る。どん底からの逆転勝利の喜びは、歌も大いに盛り上がり、涙が出た。
他の女優は名前は知らないが、パンフを見ると、私が見た舞台にも出ている人が多い。いわば隠れた実力派ぞろい。叔母を演じた飯野めぐみが、拘留中のアイバに面会に来た時の歌がよかった。弁護士コリンズと最後のアイバを演じた森加織も、苦しくてもあきらめない正義派の感じがよく出ていた。最初のアイバと、平ラジオ局員を演じた山本咲希は小柄なのが目立ったが、まだ現役の学生とは驚いた。
2時間半、休憩15分込み
夜の初めの数分間
劇団牧羊犬
王子小劇場(東京都)
2023/12/13 (水) ~ 2023/12/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。W主演の親子の女優さんの演技に度肝抜かれました。ほんといいものを見させてもらいました。最後の最後で「なるほど、そういった理由であのタイトルなのか…」と思いました。ほんと最高の舞台でした。
ガラスの動物園
劇団銅鑼
銅鑼アトリエ(東京都)
2023/12/15 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了
実演鑑賞
さすが銅鑼。
新人とはいえちゃんと俳優。ちゃんと上手い。
開演前と休憩中にポーグスのBGM 。
シェインの逝去をうけてのものだろうか?
それに関係なくこのBGMを使うと決めていたのなら、偶然とはいえタイムリーなものになったなあと。