最新の観てきた!クチコミ一覧

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桜の園

桜の園

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2023/08/07 (月) ~ 2023/08/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最初は♪チェーリー、チェリベイビー♪と「シェリー」の替え歌で始まり昭和のおっさんはニヤッとしてしまうが、こういう軽めのコミカルな演出がこの舞台の売りである。最初は「面倒くさいなあ普通に演ってよ」とイラっとしたが、チェーホフが題名に続けた「喜劇」の意味はこういうことなのかと最後には説得されてしまった。嘲笑とか冷笑とかではなく普通の軽めの笑いである。まあそれに本当に何の工夫も施さないと退屈な舞台になりそうだし。他の「桜の園」よりかなり長めの 90分+20分休憩+70分。

演出のショーン・ホームズさんは昨年「セールスマンの死」を手掛けた方。いろいろ変わった演出が出て来るが半分も意図は分からない。特に最後のあの機械の轟音はいったい何の意味があるのだろう?(追記:意味が分かったのでネタバレへ)そういう個々の不満もあるのだが全体としてはかなり心地良い。そういうわけで3rd callでやや迷いつつも立ってしまった。立ち上がり率は40%くらい。まあ今日はまだプレビューだし、こんなものか。

ラネーフスカヤ達はどんどん落ちて行き、そのことも分かっているのに何も変えられない、というと最近ずっと日本について言われていることと同じだ。…とボヤキを書こうとしたが救いがないので中止。

ネタバレBOX

・豪邸なのに本棚と椅子がひどい安物だったのは意味が分からない。
・舞台の主要部に覆いかぶさるコンクリート製(風)の大きな箱は皆を閉じ込めている古い枠組みを表しているのだろう。全員がそこから抜け出し、最後に残るのは老執事だけ。
・最後の爆音チェーンソーの登場は全員(除く老執事)と桜の園(=これまでの人生)とのつながりを断ち切るためなのだと1日経ってようやく分かった。なんと鈍い(汗)ここは原作の「はるか遠くで、まるで天から響いたような物音がする。それは弦(つる)の切れた音で、しだいに悲しげに消えてゆく。」に対応している。

以下追加の考察:
手持ちの神西清訳では表題が以下のようになっています。
・かもめ ーー喜劇 四幕ーー
・ワーニャ伯父さんーー田園生活の情景 四幕ーー
・三人姉妹 ーー戯曲 四幕ーー
・桜の園 ーー喜劇 四幕ーー
「かもめ」と「桜の園」が喜劇となっています。「かもめ」は主人公が自死してしまうのでカッコつきの喜劇です。それに対して「桜の園」では誰にも悲劇的な出来事は起こりません。ラネーフスカヤは財産は失いましたがパリにいるおばさんのところで大して違わない生活を送るようです。他の皆さんも新しい生活に期待しています。残された老執事だけは今までの生活を続けることが幸せなので最後の場面は恍惚の中で息を引き取っているようにも見えます。まとめると「いろいろ心配しなくても人生何とかなるものさ」的な喜劇なのです。この戯曲は1904年の作品でロシア革命まではまだ13年の時があります。我々はロシア革命を知っているので、ここですでにラネーフスカヤがとんでもない悲劇にあったように錯覚してしまうのです。
六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大正から昭和の初めのエンターテインメントを席巻した活動写真の栄枯盛衰
2時間15分という時間があっという間に過ぎた
久しぶりに途中で一度も時計に目をやらなかった
文句なくこの数年間で最高のエンターテインメントだった
あやめ十八番を初めて観たのはここで5年前
それから観た中での最高傑作
なんといっても堀越涼のホン・演出が弛緩なく素晴らしい
早めの場面転換のテンポも良く、息つく暇を与えない
キャストもそれに十二分に答える
音響、演奏、照明も文句なし
セットもこのハコの空間を実にうまく生かしていた
久しぶりに台本買って帰った

ネタバレBOX

朽葉の最後のセリフ「幾ら言葉を重ねても映画の結末は変わらない。ならば、我々辯士の職務は、物語を肯定し続けることであると。・・・」に尽きるのかな
桃太郎の大冒険

桃太郎の大冒険

劇団龍門

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2023/08/03 (木) ~ 2023/08/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

感想遅くなりましたが、よいお話でしたね。こう来たかという感じで。
とてもうまくまとまっており、かつラストも納得いく内容で私は好きでした。心も暖まるよいお芝居でした。

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本日昭和拝見しました。活弁で始まる舞台、見事でした。そのあとのお芝居も役者さんの力量も確かで申し分なく、前回に続き拝見しましたが、とても面白かったです。2時間を超えるお芝居でしたが気になることなく楽しめました。

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

時代背景がわかる見応えのある舞台です。

幻灯の星たち

幻灯の星たち

春匠

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2023/08/04 (金) ~ 2023/08/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

上手すぎる!面白すぎる!
圧倒される2時間これぞお芝居という作品に最初から最後まで久しぶりに心踊らされる作品!
好きな作品のつかこうへい作「蒲田行進曲」の時代性を見事に表現していた。

もう役者さんの演技力が素晴らしい!
中でも吉田智則さんの愚直なヤス役の悲哀に満ちた演技は印象的でした!
ヤスが階段落ちを迎えるまでの感情がひしひし伝わってきた
久しぶりに緊張感のあるお芝居が観れて
最高でした!

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「昭和モダン」を拝見。イントロダクションとでもいうのか、序盤の金子侑加さんにまず圧倒された。トーキー出現によって活躍の場を奪われる弁士・楽士の話と並行して描かれる、私娼・苗と躑躅の物語が何とも切ない。

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大正ロマン観劇。いつも思うのですが,あやめさんの芝居は舞台装置が秀逸で,芝居がホント立体的で臨場感を創り出しています。楽団さんの配置もその一つで,舞台造りの構想には感心させられてしまいます。さて,今回のこのお芝居,入り込むのに時間がかかりましたが,時代背景が理解できると加速度的に面白さが増していきます。良く出来たホンだと思いました。そして,キャスト,金子侑加さんが物凄かったのですが,皆さん,お上手だし,しかも味のある人物を演じ切っていました。個人的には,ラビット番長さんも大好きなもんで,鈴木彩愛さんの活躍が嬉しかったです。とにかく,隙の無い良い舞台,絶対におススメの一作です。

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大正ロマンを観劇しました。
楽隊と活弁の迫力で圧倒されているうちに、大正から昭和に移行する時世の流れに翻弄される人たちの生きざまを突き付けられ、
令和の時代に生きる自分たちが知らず知らずのうちに変化に流されていると気付かされるという顛末。
今も昔も、子どもの意思を親が認めることの困難、時代の流れを読み取り波に乗る柔軟性を「認める」難しさを実感して苦しくなりました。
根底に流れる家族のやさしさ、兄弟のいい加減な距離感、同士たちの心の揺れがひしひしと刺さる作品でした。

Beautiful Twelve ~ 美しき12人

Beautiful Twelve ~ 美しき12人

株式会社 アートカルチャーズ

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/08/03 (木) ~ 2023/08/07 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

#美しき12人 期待してみに行った4号は期待以上、あと7号の芝居が席が近めだったせいもあり表情もよく見えたせいもあるだろうがとても繊細で良かったように思う。12人出ずっぱりの会話(のみ)劇というのはそれだけで見応えはあった。

ネタバレBOX

全体としての印象的は「ずいぶんと垢抜けた感じね」正直好きでないと感じた。映像作品の監督さんが演出ということですがどうゆう意図でああなったんだろうか?衣装、舞台装置などに統一感がなく意図したのでないのあれば正直その面では0点、意図してバラバラにしたのであれば詰めが甘いと感じた。お芝居自体は一部怒る演技の演技みたいにしか見えなかったり10号や3号のトラウマの描写ってあんなもんでしたっけ?なんかサラッとしていて特に10号。最終的に演者からも嫌いな人扱いは悲しい。内容は関係ないけども劇場の運営自体は見る限り専門分け(もしくは部門ごとに丸投げ?)されて各専門部門は各部門に関しては関与せずな感じ。それはいいが統括して現場を運営する人は不在だったように思う。特に。対観客の誘導、案内等はダメな異業種からのプロデュース公演の見本という感じ。
あと、老眼の人はメガネなしでも遠くだと見えたりするよね。知らんけど
幕末鳥人伝2023

幕末鳥人伝2023

STAR☆JACKS

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2023/07/14 (金) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

熱い!熱すぎる!
空に恋した男と、それを見守る女!

男達の熱い思いに涙が込み上げ、
女達の深い想いに涙が溢れた。

最後のつむぎと伊作が格好良し、
お鈴と千鶴の啖呵も小気味良し、
空に消えたイケオジ、胸熱だった。

夢に向かって突き進む姿が眩しかった。

力、族

力、族

劇団光合聲

表現者工房(大阪府)

2023/07/15 (土) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

紅炎編初回観劇。
お金に苦労し、お金に縛られ、
財閥の令嬢と結婚した日に知らされた家族とは…

光合聲さんには毎回考えさせられるが…
今回は家族ってな何だろう?と考えさせられる公演だった。
彼の境遇に同情するが、凶行には1mmも共感できなかった…自分は幸せ者なのかも!

3つの符号

3つの符号

Team337

スタジオACT(大阪府)

2023/07/14 (金) ~ 2023/07/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

小説家·桜川はヒョンな事から201号室の留守番をし、事件に巻き込まれてゆく…

的を射てるのか?外してるのか?
符号が揃う桜川の推理が愉し😁
柊子さん始め皆さんの演技に引き込まれた。ダンスも素晴らしかった👍

お芝居中、何が起こるか???
途中で机ハプニングも、フォローが完璧✌️お見事でした。

愉しかった。

ほこりにまみれろ

ほこりにまみれろ

無名劇団

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2023/07/14 (金) ~ 2023/07/17 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日観劇。
話し合いがモットウの、閉鎖直前の男子寮で持ち上がる大問題?!
話し合いで解決できる?
そもそも話し合いで良いの?

多様な面々がワチャワチャ脱線気味の前半から、一気にシリアスモードの後半へ!
真の多様性を問うコミカルな問題作?!
愉しかった!

楽屋

楽屋

自由劇場

神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)

2023/07/08 (土) ~ 2023/07/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽観劇。
この演目は何度も拝見しているが、どちらかと言えばジゲキさんよりハチさんぽい公演なのだが…
OP&EDのパフォーマンスや、鏡にキャスタ付けて動きを付けるなど、ジゲキさんらしさが随所に!
更にこの演目、役者の力量が問われる内容だが、引き込まれる程、見入った。
とても良かった!

舞台「いま、会いにゆきます」

舞台「いま、会いにゆきます」

Sh!nkiяo

阿倍野区民センター・大ホール(大阪府)

2023/06/30 (金) ~ 2023/07/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

奥様と千秋楽観劇。
そうそう思い出した。こういう話だった!
終盤、涙が溢れて止まらない😭
映画でも号泣したが、舞台でも泣いた😭
脚本も素晴らしいが、役者陣も絶品!
中でも佑司を始め子役さんが良かった!
胸に刺さる秀逸ラブストーリー!
再演希望!

02023/07/31 12:08

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE

『HUNTER×HUNTER』THE STAGE

ネルケプランニング

天王洲 銀河劇場(東京都)

2023/05/12 (金) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

傑作漫画の2.5次元芝居である。
よかった点としてはビジュアルの再現度が高かったこととそれぞれの魅力を伝えていたこと、惜しい点としては芝居として一本テーゼとして筋が弱いところ。脚本演出が研ぎ澄まされていないのと、役者が技術としての訓練が成熟していないことがわかってしまうのは惜しい。

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/08/07 (月)

面白かったし、やはりあやめは好きですね~
圧巻だったのは、金子さん、いつも素敵だけれど今回はすごすぎでした
川田さん、蓮見さんのベテラン俳優さんがやはり凄く素敵でした
あと、田久保さんも、こんないい役者さんだったんだと感動しました

地獄のオルフェウス

地獄のオルフェウス

文学座

文学座アトリエ(東京都)

2023/05/09 (火) ~ 2023/05/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

非常によい上演だった。杉村春子、大竹しのぶらが演じてきた記憶が残っているが、今作は恋愛という側面がはっきりと見えてきた。話題のイケメン俳優と名のしれた女優という組み合わせだと、男に翻弄される女という見え方も私にはしたものだったが、今回の作品は戯曲で抱く2人の関係への印象を舞台に表してくれていた。

 怪奇星キューのすべて

怪奇星キューのすべて

南極ゴジラ

北千住BUoY(東京都)

2023/08/03 (木) ~ 2023/08/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

後半パート良かった。

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