最新の観てきた!クチコミ一覧

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メルセデス・アイス MERCEDES ICE

メルセデス・アイス MERCEDES ICE

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2023/08/11 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

凄い好きな話。ティム・バートンは即映画化すべき。こういう話を創作出来る才能に憧れる。子供の頃、夜布団で読み始めたら面白過ぎて読み終わるまで眠れなかった系の物語。雰囲気は『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』。舞台美術も凝りに凝っている。こういうのこそが真の子供向け。子供はメチャクチャ好きな筈。チケットが高すぎるのが残念。

今泉舞さん目当てで何の情報も入れずに観た。知らない役者ばかりだったが全員最高の座組。(松尾諭〈さとる〉氏だけ『シン・ゴジラ』で知ってた)。

ある街に巨大な高層タワーが数十年掛けて建設され始める。巨大な影を落とす為、Shadow Pointと呼ばれた。皆がそれを嫌ったが、一人の女の子だけはその工事を愛した。
ロージー役東野絢香さん、この人の表情が魅力的。いい配役。ずっと観ていられる。
彼女のお母さんドール役は大場みなみさん、偉く綺麗だった。
魚屋の一家の息子、ティモシー(斉藤悠氏)も“影のタワー”を好きだった為、いつしか二人は付き合い始める。
その母親サンドラ役は今泉舞さん。二役を演じて間違いない存在感。

タイトルロールの細田佳央太(かなた)氏は「影のタワーの王子」として君臨する。
ハーフっぽい美人がいるな、と思っていたらヒロイン・豊原江理佳さん。ラッパ屋の『2.8次元』を観ていた。華がある。

客席通路を駆けずり回って子供達を喜ばせる演出。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

蜘蛛の巣のマント、鼠の毛皮のマント、センスがいい。トルテが美味そう。タワーもカッコイイ。
SWAN LAKE ON WATER~ついに、ほんとうの水を得た『白鳥の湖』

SWAN LAKE ON WATER~ついに、ほんとうの水を得た『白鳥の湖』

DISK GARAGE

東京国際フォーラム ホールA(東京都)

2023/08/10 (木) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ダンスカンパニーの来日公演などは観ていたけど、バレエの舞台を観るのは実は今日が初めて。お誘いを受けたこともあるが、単純に水を張った舞台で踊るとどうなるのかという興味の方が大きい。数ヶ所を除いて映像の効果は今イチだったと思うが、一見の価値はある舞台だった。

残念だったのは、前方中央ブロック後列(20~21列目あたり)に陣取っていた技術スタッフらしき一団。PCのモニターを煌々とつけて、十数列後ろの席からは上演中に携帯をつけてるク◯集団にしか見えず、仕方なく人の頭で遮るようにして観ていた。

2020ネンマツ?

2020ネンマツ?

劇団ダブルデック

シアター風姿花伝(東京都)

2023/08/11 (金) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

私的にはダブルデックさんの劇の中で間違いなくベスト3に入るとっても素敵なお話でした!作演のゴロさんの様々な変化・逆境にも負けずすべてを作品に昇華していく姿勢には頭が下がります。
時事ネタあり、古参サービスありの笑いっぱなしの90分でした。ひさしぶりの観劇でしたが、とっても楽しい1日になりました。次作も楽しみにしております^ ^

鬼~贋大江山奇譚 2023Ver.

鬼~贋大江山奇譚 2023Ver.

劇団芝居屋樂屋

たましんRISURUホール(立川市市民会館) 小ホール(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

戯曲リーディング

戯曲リーディング

スカレッティーナ演劇研究所

RAFT(東京都)

2023/08/11 (金) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/08/11 (金) 19:00

可児君の面会日を観劇 入ってすぐ面接会場のような会場(細長い部屋の長い辺の壁を背にキャストが横一列に10人ほど、その前に長机があり客席はキャストと逆側の壁を背に同じく10席ほど)に怖気付きそうになった。全然ペイしてない公演かと思うが見る側としては非常にコスパも良く満足のいく内容でした。まあ受付でいただけた冷たく冷やした水(もしくは常温)でたいがい許せる。キンキンに冷えてましたわ

ネタバレBOX

非常に見やすい(当たり前)と思ったが思いっきり前屈みで見るスタイルの方が真横にいたためいたので下て2人の役者さんはまあ半分以上見えない状態で見送りの際に「いましたっけ?」っと言おうと思ったけど大人だからやめた。
ト書き的なものはなく、当然に衣装等もない上に恐らく年齢設定などは見た目とちょっと違ったりするようなのに各役に役者さんがいるので役者さんの見た目に引っ張られ分かりづらくなっていた感がある。1人が読む、もしくは1人が複数役をやるなどでないのならキャラクター説明のト書きは必要かなーと思いました。
『夜行万葉録・戌』『おとぎ夜話・寿』

『夜行万葉録・戌』『おとぎ夜話・寿』

Jungle Bell Theater

オメガ東京(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/14 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『夜行万葉録・戌』を観劇しました。
妖しげな雰囲気と、謎めいた展開に、どんどん惹き込まれました。
明るい話(?)怖い話、愛の話・・様々な要素がありました。
この人物は何なのか?どんな関係性があるのか?3つの話の繋がりは?
ラストは、それがピッタリと繋がっていて、感動あり切なさあり、涙腺が緩みました。
役者さん達の迫真の演技も良かったです。とても面白かったです!

『テンダーシング』 『リーディングドラマ ロミオとジュリエット』

『テンダーシング』 『リーディングドラマ ロミオとジュリエット』

幻都

あうるすぽっと(東京都)

2023/08/10 (木) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/08/11 (金) 13:00

リーディング『ロミオとジュリエット』(小西詠斗・佐藤日向)を観劇。なかなかなモノだった。100分。
 よーーーく考えてみると、真当なロミジュリって、あんまり観た記憶がなく、何らかのアレンジが施されていたことが多い。今回は、その意味で「真当な」ロミジュリで、こんなにしっかり起伏がある物語なのか、と、ある意味驚いた。メインの2人は若々しいが台詞だけによる演技力もあり、町田マリー・山口森広によるサポートもあって楽しめた。最近はリーディングと言っても何らかの動きがあるものが多いようにも思うのだが、本作は座ったままで若干の表情の変化だけだった。

マテリアルパレード

マテリアルパレード

LUCKUP

ザ・ポケット(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 華4つ☆ アクションがグー。

ネタバレBOX

 この世の平衡を保つ為に暗躍する組織・マテリアル、対するは矢張り別の目的を奉じて暗躍する組織・サンサーラで敵対関係にある。戦災孤児だった兄(ケイト)と妹(アキナ)は、新たな戦争勃発の煽りを受け離れ離れの状態になってしまった。各々を引き取りケイトには妹が見つかるかも知れないと諭し、アキナには兄が見つかるかも知れないと諭して自軍の兵士として育てたのは敵対する組織であった。この互いに敵対する組織にカイン村とカイン村を行政単位としては含む地方都市の市長それぞれからミッションが依頼された。兄の属する組織にはその大部分を森林に囲まれた古いカイン村を含む地域の開発計画を掲げる知事からのガード依頼(殺害脅迫があった為)、いま一つは、カイン村長からの開発許可阻止ミッション。無論、妹は開発阻止ミッションを請けた組織に属していた。
 徐々に明らかになってゆくのは、マテリアルもサンサーラも世界的な秘密組織であり、今作は、互いが組織を懸けた全面戦争へ突入することになる序章だということだ。
 見どころは、アクションが中々良いこと。美男・美女を配しエンタメ要素もふんだんだ。だが、劇中の台詞にもあるように両組織の兵器の開発に関してはB級サスペンスの域を超えない。その分、痛快な面白さがあり、アクションが多用されることが必然となってくるので楽しめる。
 また、戦争に関する本質迄捉えているとは思えないものの、傾向を押さえて脚本が書かれていることも魅力である。村名からも推量できるように聖書も遠い下敷きになっていることでカイン村が村落に過ぎないのに世界的組織と繋がっていたりすることや、組織としてしっかりしていることも含め物語のスケールを大きく複雑にしている点もグー。続きにも期待したい。
マテリアルパレード

マテリアルパレード

LUCKUP

ザ・ポケット(東京都)

2023/08/09 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

あのスペースで側転する!!
あー、今の降り方格好いい。
銃持ってりゃ最強!とならないアクション格好いい、好きー。
ってなりました。
登場人物一人一人にそのときまで生きてきた匂いがするので、全員好きになりました。
プロジェクター使っての表現嫌っていたけれど、今回の使い方とても好きってなりました。
最後の方なんで?って思ったシーンがあった。
格好いいだけど、なんで?って思った。
でも、台本読んだら納得。そして、この話はどういうことなのか、更に解らなくて面白い。

ネタバレBOX

拷問手ぬるい。マテリアルチーム無用心。そこだけ気になった。
そこ以外は全部好きだった。
サンサーラチームのサディストと人外。
銃弾を掌で受けるとか好き。
神園さんはずっと最後まで底知れなくて怖いし、神流会の人たちも好き。教祖の人も悪い人って訳じゃなくて、知る世界が村だけだからだし、自分の村を守ろうとしただけだし。

気になることも沢山あって、
戦争ってなんでおきたのか。
どことの戦争なのか。
とか、アンクルは黒幕なんじゃないかとか。
サンサーラとマテリアルを戦わせているのはアンクルで、人の進化の実験しているのかも。
とか、考察が楽しい。
朗読劇『ひめゆり』

朗読劇『ひめゆり』

新国立劇場演劇研修所

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2023/08/10 (木) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

実話実名だけに逃げが効かない。これを実体験した人間がこの世に実在することに打ちのめされる。きちんと時系列で「ひめゆり学徒隊」を説明してくれるので理解がし易い。たった三ヶ月の話なのか。嘘みたいだ。
石垣島出身の原作者の宮良ルリさん(飯田桃子さん)の視点から、彼女達が何を体験したのかを克明に描く。島から共に沖縄県立女子師範学校一部に合格した根岸美利さん、小林未来さん、松村こりささん。皆学校の先生になる筈だった。
極限の状況でも人間は人間であろうとする。教師は生徒一人ひとりを守ろうとし、生徒は教師を信じ抜く。死ぬことよりも怖いことが非国民にされること。地獄の不条理の中、気高く在ろうとする。

演出も一流。太田博少尉作詞、音楽教師・東風平恵位(こちんだけいい)作曲の「別れの曲」が名曲。
是非観に行って頂きたい。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 誰もが思い当たるふしのある物語だ。3.11を背景に置くことで物語が極めて大きな社会性を帯びた。

ネタバレBOX

小学校最終学年6年の地方の小学校の某クラス。大人たちは忘れてしまったような顔をして子供たちは金魚鉢の中で群れを組んで楽しそうに泳ぎ回る仲良しの仲間のようなものだと考えたがる。然し現実の金魚鉢の中は? 強いクラスのボスとそれに追随する者だけが真っ直ぐ前を向いて頭を高くしているのだとしたら? 時期は2012年、前年にはF1人災、大津波、大地震という未曽有の複合災害があった。登場する子供たちの多くが親族や眷属を失くし、トラウマを抱えるなど多大な影響を被っていた。
 ゆきのりの父は行方不明のままだ。母は既に亡くなったと判断している。然もクラスの嫌われ者、りょうのお父さんとの再婚を願っていた。各々の父と母が結婚することになれば2人は兄弟ということになる。当然親は親で自分の子に再婚に対する子供の意見も訊いていた。だが、子供からすれば親同士の関係がどのようなものであるのか? 全く分からない。そこで2人が会うことになっていたある日、親たちの後をつけそれぞれの親が心置きなく笑う様子をホントウに久しぶりに見た。その笑顔は互いの連れ合いを失くした時以来であった。りょうの母は3.11は生き延びたものの父とりょうを置いて別の男と失踪してしまっていた。
 クラスのボスはこうじ、輝いていた彼の兄が失速し強い者の言いなりにされている姿に傷つき自分は決して負け組にはならないと皆に優しかった己を裏切り、暴力的になって皆に君臨していた。女子ではさやを中心に特異な感性を持つまりを虐め毎日いたぶっていた。そんな力関係が逆転する日が来たのはソフトボール大会の勝敗がついた後だった。りょうの発案でそれまで虐められたり弱いとされていた者達のグループと強いとされていたグループに属する者達が対決、勝ったのは弱者と見做されていたグループであったが、これを契機にこうじは、学級委員だがはぶられていたしょうまを自分達のグループに加え、それまで加わっていたゆきのりをはぶった。そして遂には高台に2人を連れて行き飛び降りた者を自分達の仲間に入れると宣言する。しょうまは飛び降りたが認められず、その不正に怒ったゆきのりも飛び降り、認めないのならこうじ自身が飛び降りてみろ! と迫る。こうじは怯んで飛び降りることができず、腰抜けであることを晒した。
 以上のようなことがあった後、りょうとゆきのりは試合に勝たない方が良かったと主張するゆきのりと関係を変えたし練習をしてフェアに戦って勝ったことを是認するりょうは会話を絶ち二度と会話を交わすことなく、話ができないのなら手紙を出す、とのりょうの提案も蹴ったゆきのりであった。りょうからの伝言はゆきのりの母から伝えられた。りょうの父とゆきのりの母との再婚話には反対であること。それはゆきのりも同意見であること、りょう父子は祖父の下へ行き祖父と共に暮らすことになったこと。
 その後、りょうは交通事故で亡くなった。
ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/08/10 (木) 19:00

価格3,500円

東京藝術大学のメンバーで立ち上げられたフレッシュな劇団。
芸大の講義「身体言語論」→「身体ゲンゴロウ」と捻って名付けられたそうです。
小学校と言う小さな社会には、教室の中にヒエラルキーが存在していて。
自らを主張できるのは強い者・それを擁護する者たち。
どんな立場にいる子どもたちも、決して周りに置いて行かれないよう
それぞれの想いが劇中で錯綜する。東日本大震災の起きた翌年2012のお話です。

ネタバレBOX

ピアノ曲がメインの音響。ラジオが天上から暗転の中出てくる序章が美しい。
ブレイブボードを乗りこなす役者の動きも、情熱を感じられて良かった。
しかしながら小学校が舞台の本作…どんなに頑張っても小学生には見えない笑
いっそ高校を舞台に、被災者の心情やヒエラルキーを描いたセンシティブなドラマ劇にしたら
もう少しリアリティがあったようにも思います。

全体的に若い役者が多く、演劇に対する直向きさこそ伝わるものの
完成度と言う意味ではイマひとつと言った印象。学生演劇を観ている気分でした。
脚本演出のご本人が被災され家が流され…と言ったアフタートークを聞いて
ピンと来たのですが、ゆきのり達が生きた2012年を自らと照らし合わせて書いているからか
観客側からは、小学校と被災の出来事が別世界の様に感じてしまう点。
クラスメイト達も被災者な訳ですから、人間関係以外に被災者側の心情をもっと感じられる
シーンがあっても良かったかな。でないと震災のワードを使う意味が薄れてしまうから。

また、チケット料に加えて活動費の為に支援金を求めるのは、ちょっと解せないです。
他大学公演のようなフリーカンパ制なら分かりますが、
劇団としてやっていくなら、ご支援はチケット料金でその対価を取るべき…と考えるからです。
コロナ禍で芸術活動が難しいのも価格高騰も皆さん同じなので、
私たちはその中でご支援頂けるようなクオリティのものを今後も魅せて行くしかないかなと。
ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

キャラクターの説明がないまま進んでいく感じなので、最初は置いてきぼりを感じましたが、トータル的には面白かったです。

SWAN LAKE ON WATER~ついに、ほんとうの水を得た『白鳥の湖』

SWAN LAKE ON WATER~ついに、ほんとうの水を得た『白鳥の湖』

DISK GARAGE

東京国際フォーラム ホールA(東京都)

2023/08/10 (木) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台一面に水を張った演劇は今までいくつか見た事はありましたが勿論バレエ公演では初めて
シーンに合わせて湖を出現させたり、消したりの全4幕
ステップと共に水飛沫が音を立て表情豊かに舞い上がって凄く綺麗
登場人物の個性によっても変わってくるし、群舞となるとこれがまた迫力あり、水飛沫を活かした独自の振り付けシーンは大いに盛り上がりました
ウクライナを本拠地にしたバレエ団がこの公演の為に結集したというのも感慨深く(指揮者が急遽交替になったようですが)東京フィルハーモニー交響楽団の演奏も素晴らしかった

個人的には正統派な「白鳥の湖」の方が好みではありますが、ここでしか観ることの出来ない斬新な演出が盛り沢山 これは一見の価値あり!だと思いました

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

六英花 朽葉

六英花 朽葉

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2023/08/05 (土) ~ 2023/08/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

大変面白かったです。大正かた昭和にかけての世情が大きく変わる様相をぎゅっと
縮し、テンポよく進み気の抜けない仕上がりでした。
活弁口調の狂言回しやサイレンシネマを想起させる動き等気の利いた演出が作品を引立ててよかったです。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

痛み痛み痛み。ノストラダムスの大予言を生き延びた2000年生まれのミレニアム・ベイビーズ。2012年小学六年生、あるクラスのささやかな青春。前年には東日本大震災で地獄を見せ付けられた被災地が舞台。
痛み痛み痛み。虐めでしか安心出来ない人間関係。やられたくなければやるしかない。誰もが誰かを憎んでいる。惨めな劣等感を癒す為には更なる弱者を踏み躙るしかない。痛みの連鎖。惨めな連鎖。
勿論誰一人幸せにはなれない。誰もが心の底の憂鬱を引き受けて生きるしかない。

男子と主人公の母親役をやった柳町明里さんは雰囲気がある。

ネタバレBOX

amazarashiの「夏を待っていました」みたいな鮮烈な絵が欲しい。何度も聴き直したくなるのはその力。こういう作品には『リリイ・シュシュのすべて』もそうだけれど圧倒的な美しさが必須。醜さの説明は簡単で、でもそれだけでは人の心を打たない。陰惨な事件は求めずとも連日世界中に撒き散らされているだろう。藤子不二雄Ⓐの漫画、『少年時代』なんか今思い返しても素晴らしかった。
ソフトボールの試合のシーンなど演出がずば抜けている部分もあるが、全体的に無駄が多い。要らない情報ばかり。絶対に裏切らない親友に裏切られてこそ映画。「まあそうだろうな」の連発では安い。作家のやりたいことが判るだけに歯痒い。
主人公とりょうの関係性を軸に少年の視点から見えたちっぽけな世界から綴っていくべき。全員のドラマを公平に語ろうとするから物語があやふやになってしまった。(匂わせる程度でいい)。

母親の恋愛が相手の息子の訴えで消えるのはドラマとしておかしい。りょうの行動が突発的で発達障害っぽい。視点が混線、混乱、何を見せたいのか作家の肚が決まっていない。もう一手踏み込んで欲しい。
我ら宇宙の塵

我ら宇宙の塵

EPOCH MAN〈エポックマン〉

新宿シアタートップス(東京都)

2023/08/02 (水) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

お盆の時期にふさわしい小洒落たファンタジー(メルヘン)である。手が込んでいて、大人もませた子供も楽しめる仕上がりだ。
初めて見る劇団を選ぶときの選択手段に出演者、というのがある。今回はまだ五回目の公演というのにこれだけの顔ぶれが付き合っている。きっと幕内では評判の新人の作・演出なのだろうと観にいった。これが当たり。
いかにも、今風の作らしく登場人物たちは、今風の生活の中で、どこかなじめず、環境からか、自分からか、いつのまにか脱落していった人たちである。夫を事故で亡くし、十歳くらいの息子(小沢が操るパペット)としっかり生きたい池谷のぶえ。自立して生きることに自信はあるが周囲は自他共に信用しない異議他夏葉。発達障害から回復して社会生活が順調にいっていると信じている渡辺りょう。社会から脱落して自分のプラネタリウムを運営しているギタロー。この取り合わせが絶妙で、それぞれのキャラ付けも、台詞もメルヘンにふさわしい。新人らしからぬうまさで今日日あちこちで聞こえる会話が舞台に上げられている。
池谷の人間関係を拡げていく中で、現実からメルヘンへの道筋を作っていく。迷子になった息子をさがすところから、野中のプラネタリウムで星座に対面するところまでの物語の作り方もうまい。子供に母が聞かせた「おとーさんは星座になったの」と言うことを入り口に展開するプラネタリウムの後半は、大胆に採用したプロジェクションマッピングの巧みな技術もあって、小劇場を超えたファンタジー世界が現われる。
注文をつければ物語が甘いのではないかと言うことになるだろうが、夏場にこれだけ行き届いた作品を見せてくれれば、次に大いに期待する、ということになる。しばらく現われなかった加藤拓也の、年は若くないライバルが現われた。
ほじょせきもでて満席。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです!
小学校という社会を描いた作品でしたが、リアル感があり、何とも言えない気持ちになりました。
深いテーマでありながら、重くなり過ぎず、独特の世界観が良かったです。
役者さん達の熱演も素晴らしく、その表情に泣けてきました。
悔しさや罪悪感を抱えながらも、どうしようも出来ない姿は、子供も大人も同じだなと思いました。
良い舞台を観る事が出来て、大満足でした!

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

あまみやりょうって聞くと、タップダンス俳優を思い浮かべてしまうなあ。

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