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少女都市からの呼び声

少女都市からの呼び声

新宿梁山泊

ザ・スズナリ(東京都)

2023/10/17 (火) ~ 2023/10/19 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/10/19 (木) 13:00

座席1階

唐十郎の状況劇場の作品。メンバーだった金守珍が改作したものを上演し、新宿梁山泊結成のきっかけの一つになったとも言われているという。梁山泊の原点とも呼べるアングラ劇。テントでやるのと趣は違うと思うが、スズナリ版は切れ味たっぷりの舞台に仕上がっていた。

連隊長役の風間杜夫の熱唱には大きな拍手が起きた。大久保鷹がせりふを忘れたかもしれない(本当だと思う)場面での金守珍の掛け合いは大爆笑を呼んだ。前列に陣取る観客は若い女性が多い。アングラ文化が次の世代に引き継がれていることを実感した舞台だった。
何回も再演されている作品だが、今作ではレーザーポイントを駆使した演出に驚かされる。出演する若手俳優の機敏な動き、お約束の空中ぶらんこの美女など見どころは満載だ。テントでやった6月の上演は見逃したが、ここでの演出はどうだったのかと想像すると見逃したのはとても悔やまれる。
きっとまた、再演してくれると思うと念じて、スズナリを後にした。

ネタバレBOX

ビー玉が滝のように流れる場面はすごい。終演後に客席の足元にも多数転がっていた(転ぶと危ないかも)
次の公演まで時間がないのに、片付けるのは大変だ。
DOLL 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

DOLL 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

KUROGOKU

王子小劇場(東京都)

2023/10/18 (水) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
観たいと思っていた未見の演目「DOLL」、今後 本公演が基準になるがレベルは高い。高校1年生の5人の少女の不安・孤独・善悪・嫉妬等といった捉えどころのない心の揺れを瑞々しく、そして繊細に描いた珠玉作。上演前から波の音が響き、海辺の街にある高校が舞台であることを連想させる。勿論、説明にもある「何故、少女たちは水になったのか」に繋がるわけだが、それに至る少女たちの心の変化と友情が公演の観どころ。

それぞれ性格や情況が違う女子高生を表(体)現した女優陣の好演が、物語を味わい深いものにしている。1年間の高校 それも寄宿舎での共同生活はいつも仲良しというわけではなく、時に 性格や考え方の違いで ぶつかり合うこともある。むしろ その衝突が彼女たちの友情を深めていく<力>になっている。四季折々に、彼女たち一人ひとりの心に寄り添った出来事(事件)を描くことによって、友情という側面を通して 性格や情況を鮮明にさせる。5人という仲間が居ても、心の中は掴みどころのない不安と孤独が支配している。その何となくが…。

5人の女子高生以外に右眼・右耳・左眼といった語り部が登場するが、少女たちを俯瞰するような立ち位置で時代状況や世相風潮を表す激声、そして鼓舞するような。その容姿・衣裳は女子高生たちとは違う、その意味では社会なり常識といった確固たる<大人>を表している。それは 同時に少女たちの不安な足場という恐怖の対置として登場させているかのよう。
また女子高生の兄や思いを寄せる男子高校生が登場するが、彼女たちの純真さに たじろぐ様子、そこにも言葉では言い表せない<女子高生ならではの心>が垣間見えてくる。語彙力がない悲しさ、ぜひ劇場で…。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし) 【team Ⅼ】10.21追記

ネタバレBOX

舞台美術は、中央に壁 その左側は出ハケ口、右側に箱馬。上手 下手は非対称に階段が設えてある。二階部(地下劇場であるから地上部)があり、所々に薄布が巻き付いている。その浮遊感は彼女たちの心中であり海といった漠然とした光景を表しているよう。

物語は、5人の性格や家庭環境を学校行事や季節を背景に丁寧に紡いでいく。まず、佐藤いづみ(元山日菜子サン)は、生徒会の役員になるなど面倒見がよいが、何でも引き受けてしまう八方美人的タイプ。周りから独善的と非難され落ち込む。岡本麻里(藤山ももこサン)は成績優秀で、家族の期待を担っている。夏休みも仲間の誘いを断り夏期講習へ。そして兄と<生きること>について問答をする真面目タイプ。吉川京子(柊みさ都サン)は 両親が離婚し孤独を背負っており、虚勢を張るように煙草を吸い、無断外泊もする不良タイプ。停学処分になる際、教師との校則議論は圧巻。高田みどり(石田梨乃サン)は、入学式に枕を抱え ママに度々電話をかけて助けを求める幼児性タイプ。自分からあまり主張できない。最後に星野恵子(松井愛民サン)は、ラブレターをもらいデートをするが、正直 自分の気持が分かっていない。無意識に、本心ではなく 偽りの自己 あるいは役割としての自己を演じてしまう虚飾タイプ。女優陣はその性格等を情緒豊かに表現している。

初演は約40年前だが、今でも色褪せず観応えがあるのは、観客の多くが経験したであろう高校時代の思い、そして5人(性格)の誰かに共感してしまうからではないか。色々な出来事を一人ひとりの性格に準えて描き、それを他の4人(仲間)の観点で客観化させることで、一層 <普通の女子高生>の姿が浮き彫りになる。その年代の あやふやで、時に鋭く突き刺さる感性が見事に描かれている。

公演の観どころは、少女達の(純粋)感性と友情の育み、同時に大人 いや社会との対峙が根底、その繊細かつ骨太なところ。例えば、京子が停学になる際 教師と校則について激論を交わす。今では無意味な校則は削除するなど、やっと時代が追い付いてきたといった感じだ。語り部は大人であり社会を象徴しているのだろう。黒ずくめの洋服でスキのない格好だ。社会という枠と常識に囚われ、俯瞰した立ち位置で見下ろすといった演出は巧み。それに抗い 純粋でありたいとの思いがラストシーン(写真で思い出を語り 上を見上げる姿1983.3.26未明 入水)であろう。
つかみどころのない少女たちの気持を描きつつ、それを社会(大人たち)と絡め、力強い普遍性を表した見事な作品。
次回公演も楽しみにしております。
本郷菊坂菊富士ホテル

本郷菊坂菊富士ホテル

劇団匂組

シアター711(東京都)

2023/10/18 (水) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

チケット受付、ド素人の仕切りで開演前からパニック。誰一人責任者がいない。中学生か?本当にこれ大丈夫なのか?誰もが不安に思いつつ茫洋と佇む。受付も全く始まらず、開場時間になっても混乱。質問に答えられる者は誰もいない。何故か衣装の洗濯とゴミ出し。
「ゲネプロが演出家の駄目出しで押して・・・。」
イライライライラしている人々。場慣れしたおばちゃんのお客さんが仕切って並ばせる。「いや、これ既に演劇が始まっているんじゃないのか?寺山修司の遣り口だ。」なんて思いつつ。

昔、神保町の馴染みの中華屋で海老のチリソース煮を頼んだ日のことを思い出す。随分待たされてやっと出た物は糞不味くてとても食えたもんじゃない。店長達が休みで中国人のバイトしかいなかったのだ。皆で話し合って何とか作ったらしい。会計の時、「半額でいいです。」と言われた。いや、作れないんなら注文の時そう言ってくれよ。開演前からそんな気分にさせるこの劇団。何でチケットを予約したのかもう思い出せない。

始まってみると随分しっかりとした舞台。よく纏めたな、と脚本に感心した。
1967年瀬戸内晴美の『鬼の栖(すみか)』、1974年 近藤富枝の『本郷菊富士ホテル―文壇資料』、1977年羽根田武夫の『鬼の宿帖』。1975年実相寺昭雄のTV番組「本郷菊富士ホテル 大正遁走曲」(『歴史はここに始まる』)。1998年森光子主演の舞台『本郷菊富士ホテル』。他にもドラマや劇画など無数に存在するこのホテルをテーマとした作品。どれも観たことがないのでどこまでオリジナルなのかは不明。
『美しきものの伝説』と時代背景、登場人物は重なるので観ていると判り易い。

大正3年開業の帝大(現・東大)近くの高級下宿屋「菊富士ホテル」。田舎から上京して来た金井由妃さんは地元の親友、飯沼りささんに逐一手紙を送る。「憧れの東京で女優になってやる」と。住み込みとなるホテルの女将は上杉二美さん。そこには当時を彩るスター達が逗留し訪れては去って行く。大杉栄(坂西良太氏)、伊藤野枝(俊えりさん)、竹久夢二(生亀一真氏)、お葉(兼平由佳理さん)、谷崎潤一郎(小磯一斉氏)、佐藤春夫(坂西良太氏二役)などなど。島村抱月と松井須磨子の芸術座で研究生をしている上村いそ(森田咲子さん)も重要な役回り。

MVPは上杉二美さん。お尻振り振り観客を沸かす。金の取れる腕を持ついい女優。
加えて主演の金井由妃さんと森田咲子さん、この3人が舞台を見事に回した。舞台上の空気感を担う名演。
変態性欲者の小磯一斉氏も名助演。

上村いそは水谷八重子がモデルなのか?と思ったが違うっぽい。結局誰にもなれなかった者達が時代の天才達と交わったひと時の宴。寂しさと侘びしさとほんの少しの誇らしさ。
女将の口癖「まあ、ええわいな。」がリフレイン。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

開演前SEは何故かエリック・クラプトン。
「嫌なニュースを聞いて憂鬱を蹴り飛ばしたい時にはコカインを!彼女は嘘をつかないよ。」

話はエピソードの垂れ流しに終始。そこにはやはり時代にボロボロにされた語り手が必須。「全てを失った今、思い出されるのはそう我が青春の『菊富士ホテル』!」でないと、ぐっと来ない。主人公が傍観者に徹している為、エピソードに味付けが足らない。全ての登場人物に交流を求められるも器用にかわすフォレスト・ガンプにした方が盛り上がった。(あの時ああしていれば運命は変わっていた、的な)。観た客に何を伝えたかったのかが散漫。ネタは面白いだけに残念。
多重露光

多重露光

(株)モボ・モガ

日本青年館ホール(東京都)

2023/10/06 (金) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

これはなんと呼べばいい出し物なのだろうか。
舞台で演劇として進行するし、作者は演劇界若手の星、横山拓也、演出は今や俳優座の代表的演出家である真鍋卓嗣。ほぼ千をこえる二階まである観客席は満席である。その観客は三十歳代から五十歳代の女性観客ばかりで、2時間10分ほど、休憩なしの公演である。
しかし、舞台の上で演じられるのは、演劇では全くない。ファンタジーでもなければ、世態劇でもない。演劇としてみればただただ空疎な台詞の声が飛び交う時間が過ぎていくだけなのだが、会場にきている観客は満足し、一万円を超える料金を惜しげもなく払う。数回見る客も少なくないと聞く。
横山、真鍋という日本の演劇を預かる逸材が関わって、形としては演劇なのに、演劇の客はまるでいない。会場で販売しているのはグッズで配役表すらない。中堅の俳優もお役目は果たしているが面白がってやっているようには見えない。これが、演劇の一面を具体的に顕わしていることは疑うことの出来ない事実である、目前でジャニーズに始まる事件のほんとうの姿を見ているとすれば、なんだか空恐ろしくなる。そうかこれが実態だったのか、と腑に落ちる。教訓もある。一種独特の宗教的雰囲気と合わせ一度は経験しておくべきものだろう。

アカシアの雨が降る時

アカシアの雨が降る時

サードステージ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2023/10/14 (土) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

さすがに鴻上尚史氏の作品。実に見事な家族ドラマですね。意外に笑いが多いけど、かなりシリアスな内容には考えさせられます。

同郷同年2023

同郷同年2023

MyrtleArts

ザムザ阿佐谷(東京都)

2023/10/04 (水) ~ 2023/10/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

以前何処かで戯曲を読んだ気がしていて「三人の同郷人が時を少しずつズラして会話して行くお芝居」程度の記憶で、しかも原発が題材という認識も無かった。
ので、観劇の日は「まあ勘違いだったか」と先入観無しに観たが、見終えた後になって記憶と付合して来るものがあった。

当日は20分程遅れて入場、一場目の終わり暗転中に時間経過を知らせる字幕が映され、二人が鬱々とした話をしている所へスーツ姿が颯爽と登場したなりクスリ笑いが出ていたので、ああ一場とは随分風情が変わったのだな、とこの芝居の趣向が判ったのは助かった。(実際にどう変化したのかは後で台本で知った。)
二場目から観ても十分見応えある原発(正確には核廃棄物の最終処分場)誘致を巡っての悲喜交々。関西人らしく?やんわり笑いに落としながら痛烈な皮肉が撃ち込まれる。その快感は、三人の半生が辿った笑えない軌跡と悲哀とない混ぜに、酒のように沁みて来る。

レイディマクベス

レイディマクベス

TSP

よみうり大手町ホール(東京都)

2023/10/01 (日) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

天海さんのマクベス夫人ならさぞや血湧き肉躍る・・・と思った私がバカでした。最初は女マクベスかと思って、以前ワンツーワークスさんで見た、マクベスが実は女だった(と言うか、全員男女逆転している)と言う話かと思い、あらすじを読んだらそうではなさそうなので、戦いにも参加するマクベス夫人の話かと期待して行きました。
全然違ってました。
いつの時代(現代らしい)のどこの話かもはっきりしないのは普遍性の現れかとも思いますが、私があの娘だったらグレちゃうわ。

ネタバレBOX

説明文にもありますが、レイディマクベスは産後戦場に戻れなくなり娘を産んだことを後悔していて、それは娘にも気づかれて母娘の関係は思わしくない。これがもし息子だったら次代の王を継承させるべく英才教育とか施して、それはそれで王になんかなりたくない息子と対立してしまうかも。偉くなんかなりたくない、地位なんか欲しくない男がいるように(あまりいないと思う)偉くなりたい、地位が欲しい女(あまりいないと思う)もいるのだと思うけれど、争い事や戦争は女の方が絶対嫌いだと思うんだけどな・・・とか帰宅の道々思ったことでした。
マクベスをアダム・クーパー氏がやる必要はあったのでしょうか。話題作りとしか思えませんでした。と、諸々あってスタンディングオベーションには納得できなかったのでした。
尺には尺を / 終わりよければすべてよし

尺には尺を / 終わりよければすべてよし

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2023/10/18 (水) ~ 2023/11/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「尺には尺を」を観劇 90分+20分休+60分

昔「歌わないソニンさんは魅力半減」と書いたことがある。あれから3年半、私も成長したのだろう「歌わないソニンも最高!」と180度転換した感想をもったのである。

うん?そうか?いや違う、彼女は歌っているのだ!ナチュラル・コーラスな声の音色、ナチュラル・リバーブな音量と音程の微妙な変化、そして緩急の変化、そうこれは言葉ではなく歌なのだ。他の出演者は現代口語的なセリフ回しであるのに対して彼女だけは芝居的な、芝居がかった、芝居じみた演出となっている(かなり興奮して盛ってますw)。体幹のしっかりした美しい身のこなしも相まって彼女の演劇の今を存分に楽しむことができる。最後の「え?なにこれ!おかしくない?」という表情がたまらない。

後方に空席があるのが残念だが、納得のスタンディングオベーション。

岡本健一さんとソニンさんが大活躍するのに対して浦井健治さんと中嶋朋子さんは出番も少なくオーラを消しているのがずっと不思議だったのだが、そうか同一俳優陣2作品交互公演とはそういうことか、明日はまったく逆になるのだと今悟った。両作で主演はさすがに無理だろう。これだけ観て「浦井健治オワタ」とかいわれるリスクもあるなあ。そうだ最初の出演者の怪我のため急遽登板となった宮津侑生さん、今日は思いっきり目立たねばならない番であったのだが普通に良い演技だった。明日は少しは楽ができるのだろう。良かった良かった。

恋の焔炎

恋の焔炎

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2023/10/17 (火) ~ 2023/10/18 (水)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

恋の焔炎

恋の焔炎

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2023/10/17 (火) ~ 2023/10/18 (水)公演終了

実演鑑賞

フラメンコと和楽器ってなぜか相性が良いんですよねえ。
コンパスが要のフラメンコと、リズムが無い日本の伝統音楽なのに。
ぜひ海外で公演を行ってほしいなあと。

終演後にすごい脇汗をかいていたことに気づきました

恋の焔炎

恋の焔炎

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2023/10/17 (火) ~ 2023/10/18 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 約90分強。これほど義太夫とフラメンコが合うとは、驚嘆!

ネタバレBOX


 アルテイソレラは、これ迄も能、歌舞伎等とのコラボを経験してきたが今回は歌舞伎と並ぶ江戸文化の華人形浄瑠璃、中でも太夫の語りと太棹のコラボで華やかさ、劇的効果を高めた義太夫とのコラボを目玉の1つとしている。オリジナルとして藤間清継さん脚本で
「摂州合邦辻」から紡いだ『玉手』は有名な俊徳丸(継子)に命懸けの恋をした継母(玉手御前)の凄絶な愛の形が描かれ圧巻!
Programは以下の通り
1. 恋の焔炎
2. 梅酒 高村光太郎が妻、智恵子が狂う自分の後始末をしだし、己の死後に飲むように作った梅酒に纏わる詩にインスパイアされた作品。
3. 狐火 史実には反するが武田信玄の息子、勝頼に恋した上杉謙信の娘、八重垣姫。勝頼の危機を救う為、湖の神の使い狐の力を借りて湖を飛び越え追手の危機を知らせる。
4. 玉手~摂州合邦辻~
5. 愛の終焉
6. 蝶の道行
7. 秘想~petenera~
8. 永遠のまにまに
尚、3と4、5と6の間に解説が入る
恋の焔炎

恋の焔炎

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2023/10/17 (火) ~ 2023/10/18 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ストーリー性のあるフュージョンでエキゾチックなステージ、大いに楽しめました。解説もわかりやすかったです。

無関係のジョバンニ

無関係のジョバンニ

妖精大図鑑

吉祥寺シアター(東京都)

2023/10/13 (金) ~ 2023/10/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

基本 素舞台で中央にある黒いでかいシャッターを中心にして
説明通りに
妖精大図鑑がダンスとコントとその他諸々で構成した
奇妙で愉快なお伽話でした 
90分の作品にアフタートーク付き
全席自由 アンケート用紙にミニペン付き

万人受けはしないかも~とは思えたが
自分的には楽しめた~♪

ネタバレBOX

黒い舞台に白い衣装で統一して
ダンスとトーク~小芝居を交互にしてゆく形式でした

観客に語りかけるのが
言葉なのか身体表現なのかの違いであり
アフタートークで演出と脚本さんの言が無いと
理解はできなかったかも・・・でしたが
全体的にトーク=小芝居はパロ的なものが多くて
なかなかに楽しめました
東西南北の風さんとか
天岩戸のアマテラスさん話とか
ジョバンニ~チュウバンニ~シュウバンニの3兄弟設定のトークは
なかなかに笑えました(^-^)
ドン・カルロ

ドン・カルロ

東京二期会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2023/10/13 (金) ~ 2023/10/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

歌手の歌、舞台美術は文句なし。ただ、演技の演出はどうも意図がよくわからなかった。終幕のカルロは、ロドリーゴの死の間際にそっぽを向いていたり、変にシニカルだったりと、歌詞の内容と矛盾する演技が付けられている。エンディングの先帝は、なんでああなっているの?混乱させられる。こういう演出を見せられると、オペラは演奏会形式で純粋に音楽だけ鑑賞するのでも良いと個人的には思ってしまう。

恋の焔炎

恋の焔炎

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2023/10/17 (火) ~ 2023/10/18 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

フラメンコダンサーの方々のフラメンコは迫力がありました。フラメンコダンサーの方々はかっこよかったです。語りの方や楽器を演奏された方々もよかったです。

ネタバレBOX

日本舞踊とフラメンコのコラボを初めて観ました。日本の物語をフラメンコで表現されていました。フラメンコをほとんど観たことがない私には、新鮮に感じました。太鼓とフラメンコのコラボはすごく良かったです。
恋の焔炎

恋の焔炎

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

日本橋公会堂ホール「日本橋劇場」(東京都)

2023/10/17 (火) ~ 2023/10/18 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

日本の古典芸能と融合する事でスタンダードなフラメンコ舞踊の枠を飛び出しているのだけれど、全てが完成度の高いフラメンコの世界
プログラムもオリジナリティーあるものから「智恵子抄」に曲をつけた作品、義太夫の古典からなど、趣向を凝らした作品ばかりで盛り沢山なのが嬉しい
特にフラメンコダンサーと日本舞踏家の競演はあまりに艶やかで象徴的な作品だったと思いました

My Boy Jack

My Boy Jack

サンライズプロモーション東京

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2023/10/07 (土) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

第一次世界大戦下のイギリスの一つの家族の物語。
どんな犠牲も大きすぎることはないと信じて若者を戦場に送るように扇動する著名人の父が、視力の悪い自分の息子を軍隊に捩じ込む。息子の名誉のため将来のためと本気で信じてきた父が息子を失い徐々に後悔と自己嫌悪に苛まれていく。その葛藤を眞島秀和が見事に演じ実際にラドヤードキプリングが書いた詩を詠むシーンは心を締め付ける。
出撃する息子の戦慄、母の悲痛、姉の嘆き、生々しい戦闘を語る兵士の気迫…キャスト全員の熱演に息をするのも苦しくなる。
これは決して過去の物語ではない。今なお行われている現実である。今だからこそ観るべき作品。あまり知られていないのが勿体ない。

アカシアの雨が降る時

アカシアの雨が降る時

サードステージ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2023/10/14 (土) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

一昨年の初演は観逃してしまったので、この再演は楽しみにしていたのだが、勝手に期待値を上げてしまったのが悪かったのか、少々物足りない印象。今日の竹下景子の歌を聴いて、これは久野綾希子で聴いてみたかったなあと思ったのは確かだけど、それでもグッときたりするときがあったから、今更ながら歌の力ってのは凄いなと。

ネタバレBOX

終盤は「二十歳の原点」に依存しすぎのようにも思えたが、かなり前に斜め読みしかしてなかったこの本を、ちゃんと読んでみようかと思わせてくれたのだから結果オーライか。
アカシアの雨が降る時

アカシアの雨が降る時

サードステージ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2023/10/14 (土) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

良かったです!笑えるシーンもたくさんあったし、懐かしい歌は一緒に口ずさんで(もちろん無音ですが)しまいました。福君がすっかり青年になっていました。
人の想いってすれ違ってしまうものなんですね。自分の気持ちはちゃんと伝えなくてはと思いました。二言目には「あなたの嫌いなこと」とか「彼には嫌われるかも」と言ってしまうかすみちゃん。昔の女の子(私もですが)って結構こんな感じでしたが、今はもうそうではないよう願っています。
ひとつ疑問が。かすみちゃんが二十歳の頃って、電話はまだダイヤル式だったと思うのですが・・・

マイン

マイン

チタキヨ

イズモギャラリー(東京都)

2023/10/16 (月) ~ 2023/10/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/10/16 (月) 19:30

女性4人のユニットがホッとする作品を上演。なんだかとてもカワイかった。78分。
 イラストレーターの永子(田中千佳子)はママ友のいずみ(中村貴子)に仕事を手伝ってもらいながらも、ちょっとしたヒット作を出し収入が急増したために、しばらく連絡を取っていなかった、やはりママ友で税理士の麗(高橋恭子)に連絡を取るが…、の物語。3人の関係や、それぞれの境遇で、マウントを取り合ったり慰め合ったり、など、あるある、な物語が展開されるのだが、出演した女優3人がとにかくカワイく見えた。最後はホッとする終わり方も同ユニットらしいエンディングで、作・演出の米内山陽子の作り方も安心できる。もう1回観に行きたいな、と思うが…。

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