最新の観てきた!クチコミ一覧

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待宵に夢

待宵に夢

鵺の宴

萬劇場(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

素敵なラブロマンスのストーリーでした!

なにがたりない

なにがたりない

演劇企画 どうにもならない毎日に光を。

北池袋 新生館シアター(東京都)

2023/12/01 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

青春のほろ苦い1ページを綴った物語。どこにでもありそうな光景を淡々と そして瑞々しく描いている。それは 同世代には共感をもって、その時期を過ぎてしまった年代には懐古が感じられるのではないか。

時間は流れすぐに消えてしまうが、写真はその瞬間を切り取ってあった事(事実)を残すことが出来る。好きでなくてもいいから、居てよかったと言ってもらえたら嬉しい、そんな切ない心情を繊細に描く。キャストは総じて若く等身大の男女カップルを演じているようだ。

描かれているのは、外見的なコトの善悪といったものではなく、表現し難い内面的(心情)なことー好きだからこそ 信じられなくなったら苦しい思いが加速するーなんとも切ない純情。その理屈では説明できない恋愛物語を上手く表現している。
(上演時間1時間30分) 

ネタバレBOX

舞台セットは暗幕で囲い、ほぼ中央に横長のソファとカラーBOXがあるだけの簡素なもの。主人公 写真家志望の悠作の衣裳は白っぽく、後景と相まって見るとモノトーンといった感じで、それがフィルム写真と重なるようだ。表されているのはバイト先の写真店、それぞれのカップルの部屋といったところ。

悠作は 高校時代に思いを寄せていた女性と付き合いだし、幸せを感じていたが、その彼女が偶然 高校時代の元カレと出会ったことを知り、心穏やかではない。一方、悠作はバイト先の店員で大学の後輩に慕われているが、そのことに気が付かない。さらに同じ大学の男女の恋愛が絡み、それぞれの思いが何となく ずれ恋が実らない。そんな もどかしさが少し甘酸っぱく描かれている。

大きな事件などが起きるわけでもなく、大学とバイト生活が淡々と紡がれ、その中で青春期の それも恋愛という断片を上手く切り取っている。意識しなければ「時間」というかけがえのない、後戻りできない時を無為に過ごす。その瞬間瞬間を大切にして 愛おしい人と過ごしたい、が 一度不信感が芽生えると どうしょうもなく不安になる。一方受け入れられない恋、それでも一緒にいたいという抑えがたい気持が痛いほど伝わる。

ラストは、結ばれなさそうな男女が新しい恋を実らせるような予感。人はどんなに苦しくても立ち止まらない。人に出会い、新しい何かを受け取り与えることで、止まった時間を再び動かすことが出来る。そんな前向きなラストシーンにホッとする。
次回公演も楽しみにしております。
おかしな二人~女性版~

おかしな二人~女性版~

2223project

小劇場 楽園(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

コンパクトな空間で、休憩無しテンポよく進むコメディがとても楽しく面白かった。

『オフィーリアの部屋』『苦悶・煩悶・クローディアス』

『オフィーリアの部屋』『苦悶・煩悶・クローディアス』

明治大学シェイクスピアプロジェクト

明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1階リバティホール / グローバルフロント1階 グローバルホール(東京都)

2023/12/01 (金) ~ 2023/12/09 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 明治大学で2004年から始まった明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)は、毎年秋に公演を開催してきたが、今回はその20回目。今回、20回メイン公演として上演されたのは「ハムレット」であったが節目の20回を記念した「明治大学シェイクスピアプロジェクト 20年の軌跡」展が同大博物館で開催されてもいる。その関連イベントという形で20回本公演の「ハムレット」に登場する人物たちにスポットを当て初のミュージカル作品として上演されるのがオフィ-リアに焦点を当てた『オフィーリアの部屋』及び志賀直哉の「クローディアスの日記」に基づき自由翻案で創られた『苦悶・煩悶・クローディアス』の2本である。

ネタバレBOX


 急遽、会場が変わったこともあり大道具が調達できなかった経緯もあって出捌けの動作が一部観客に観えてしまうケースもあるが、歌唱の上手さといい、ダンスの動きや振り付けも良さといい流石MSP公演である。2作品ともミュージカルで作曲はOBが担当しているが、エリザベス朝演劇の代表であるシェイクスピアの数ある作品の中でも代表的な作品の一つ「ハムレット」を今回の2作品以外にも太宰治が翻案執筆した「新ハムレット」を矢張り関連作品として上演済みである。以下今回上演された2作品を作品毎に論じてみよう。因みに舞台美術は2作品共用である。板上、ホリゾントと手前の中ほどに衝立を設けて袖とし、実際の出捌けは上手、下手の側壁袖から。他はフラットだ。尺はトータルで1時間程。
『オフィーリアの部屋』
 脚本はシェイクスピアの「ハムレット」を実に上手く翻案しオフィーリアのハムレットに対する乙女心を、乙女心を理解せず結婚を諦めさせる父、ボローニアスへの嫌悪を示しつつも従わざるを得ないアンヴィヴァレンツからくる苦悩や苛立ち侍従長の娘としてのプライド等々を時に現代風の台詞廻しで示しつつ狂った体をも装って表現するがオフィーリア役の女優さん声の質が極めて良く音感も良いので歌唱力が高い。良いキャスティングである。また、ハムレットが吐く「尼寺へ行け」の台詞を何度もオフィーリアが反復するシーンでは、ハムレットの絶望と恋に去られるオフィーリアの底の無い苦悩が表されていると思われ、哀れである。ボローニアスは身分違いの婚姻を否定するも一方で宮廷に於ける様々な利害をも考慮する。息子の将来についても考えねばならぬし、娘の意気阻喪も気には懸かる。あれやこれやでハムレットとその母、ガートルードの話を立ち聞きをしていた所を刺されて死んでしまった。刺したのはハムレットであった。後はどう描かれるか? 12月9日にもう1度上演される。観てのお楽しみだ。
『苦悶・煩悶・クローディアス』
 クローディアスは承知の通り先王の実弟、ハムレットの叔父に当たるが先王逝去後、妃であったガートルードと大した服喪期間を置かず結婚してしまった。シェイクスピアの「ハムレット」では、作品はハムレットの側からの視座で描かれており、クローディアスは可成り悪党ということになっているが、今作は寧ろクローディアスの視座から描かれる一種のエクスキューズ作品と言えよう。クローディアスもずっとガートルードに恋していたことが語られ、一方では甥から「息子」となった王子、ハムレットの扱いや彼の自身に向ける猜疑の目に対する処置に頭を悩ませたりもする。現実に世界をみれば他国との関係や政治、権力争い等々大人の事情もあろう。そういった諸々にオフィーリアの件が絡みこの2作品で一双を為す。
 衣装も主要キャラクターは豪華な衣装を纏うが衣装部が演者の身体に合わせて仕立て直したりしつつ用いているものもある。歴史を重ねてきたMSPの財産を上手に無駄なく用いている点も良い。受付などスタッフの対応もグー。
薄羽集魚灯 (うすばねしゅうぎょとう )

薄羽集魚灯 (うすばねしゅうぎょとう )

等々力帝國劇場

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2023/11/23 (木) ~ 2023/11/26 (日)公演終了

実演鑑賞

最低限の美術で役者の演技が光る公演

DANGAN

DANGAN

ターリーズ

早稲田大学学生会館B203(東京都)

2023/11/09 (木) ~ 2023/11/12 (日)公演終了

実演鑑賞

プロジェクターを使用したスタイリッシュな演出
舞台美術も豪華

時に想像しあった人たち

時に想像しあった人たち

排気口

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2023/09/29 (金) ~ 2023/10/09 (月)公演終了

実演鑑賞

ワードセンスが光る演劇

俺(たち)が居ないと世界は平和

俺(たち)が居ないと世界は平和

南京豆NAMENAME

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんか説明通りの話なんですけどー
面白い作りで
なかなかに芝居を堪能できた1時間15分の作品
=チーム星=さんを観劇
アンケートはWebでとの話
全席自由

ネタバレBOX

ウザくて頭の悪い主人公さんが
所属している変人ばかり集まってる大学部活を通しての
人間関係を時間的なロングレンジで描いた話でした
(基点が大学生活の部活動話で時間前後しての後が挟まれる感じ)
一人は嫌だけど自分の性分は曲げられない
葛藤する変人4人の大学生活での部活動から
社会に出てからの その後の話
基本しんみりとするんで
何かモノ哀しさがあるストーリーが
前半紡がれてゆくのですが・・・・
部長の伴侶が登場してからの展開が(^-^;)
久々に大笑い出来た芝居でありました
ラストは ほっこりとする希望を持たせた締めで
綺麗に話が纏
まっていました

人と関わりたいけどウザ絡みしかできず
周囲から煙たがられ
その状況を覆そうと相対的に人の足を引っ張るも
頭が悪くてすぐに仕込みがバレてしまう
ウザい典型的な嫌われ系のキャラを上手に演じていたなぁと
主人公さんに脱帽ですー
社会からアブレタ変人集団の受け皿にと
部活動の体裁を整えてた部長さんの器の大きさと
捉えどころの無い感じも良く出ていました
プロローグでは4人という少ない部活仲間の一人の死を
PCで伝えるシーンから始まっての
学生時代の回想と卒業後の顛末
エピローグで10年後の再会を描いてました

変人部=宇宙の広さに想いを馳せる会=に入り
(ちなみに部の聖書が月刊ムーです・・)
自分の虫好きを吐露したが
結局明るいテニスサークルに移行するんだがー
無理していたようで
冒頭の死亡話は その虫好きサンが
人里離れた山奥での死亡から無縁仏で埋葬される顛末で
作中では死亡経緯とかは省かれて
観客の想像に任せてましたなー

また言葉より先に手が出る方がいて
行き過ぎて殺人者となり無期懲役で収監され
孤独から面会に行った主人公さんは
自分の名前を言えない殺人者に悲しみを覚えたりと
しんみりする感じが基本作品の流れだったデスかね

少ない4人の登場人物+αで回す話であり
役者さんがモブを演じる事があり
衣装とかは変えてるけどー
台詞に固有氏名とか入れて
別人感を強めてもらえた方が良かったかなー
とかは思えた(イケメン先輩とかー王子先輩とかー)

とにもかくにも
部長さんの結婚話で
星数オマケですよー
衝撃が凄かった・・・・
なにがたりない

なにがたりない

演劇企画 どうにもならない毎日に光を。

北池袋 新生館シアター(東京都)

2023/12/01 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。

ネタバレBOX

ものすごくシンプルな舞台装置なのに、役者さんの動きや台詞、関係性によって、色々な場所や時間軸に飛んで行くのがとても不思議でした。BGMもほとんどなく、会話だけで話は進んで行くのに、ちっとも飽きなかった。時と共に人や場所が変化していく感じ、実際の生活もそんな感じかもな~と妙にリアルに思いました。次回作も見てみたいと思いました。役者さんが、所々、滑舌が悪いのと、台詞を噛んじゃうのが惜しかった!!
なにがたりない

なにがたりない

演劇企画 どうにもならない毎日に光を。

北池袋 新生館シアター(東京都)

2023/12/01 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです。とても切なくでも懐かしく、心が苦しくなった。でも、爽やかだった。恋っていいと思ったり。いろんな感情が溢れる作品ですね。週末の夜、よい時間を過ごせました。

モモンバのくくり罠

モモンバのくくり罠

iaku

シアタートラム(東京都)

2023/11/24 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/12/01 (金) 19:00

105分。休憩なし。

おかしな二人~女性版~

おかしな二人~女性版~

2223project

小劇場 楽園(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/01 (金) 14:00

125分。休憩なし。

鉾久奈緒美『阿修羅』

鉾久奈緒美『阿修羅』

大駱駝艦

座・高円寺1(東京都)

2023/10/27 (金) ~ 2023/10/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大駱駝艦の公演を初めて拝見しました。
月夜と阿修羅のどちらか迷いましたが、こちらで良かったと思ってます。

この手のものはセリフでの誤魔化しはききませんから
公演時間すべて演者か己の体で表現してくださいます。
個人的に1番良かったのは
舞台上で鉾久さんの体がどんどん朱く染まっていくところでしょうか?
舞台裏で真っ赤に塗られて出ていらっしゃると想定していたので
すごい魅せ方もあるもんだなと感動して帰路に。

また次回も時間の合う公演は拝見したいと思う舞台でした。
全く関係ないですが
とてもこの劇場が好きで来れてよかった(^-^)

待宵に夢

待宵に夢

鵺の宴

萬劇場(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2023/12/01 (金) 19:00

夢と現を切り替える演出やセットの使い方は好きな感じ。
ただ、物語の流れとして縁の紡ぎ方が少し無理矢理な感じがしたかな。
出番は少なかったが、妹役2人は今後ちょっと注目したい。

待宵に夢

待宵に夢

鵺の宴

萬劇場(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観られてとても良かったです!
イケメンさんが多くてびっくりしました。
他人になかなか話せないけれど、自分と重なることが多いお話でした。

衣装も良くて異空間を感じられた良い時間になりました。

今夜は良い夢が見られると思います。
演者様に感謝できる舞台でした。

ネタバレBOX

住職さんと巫女様の夫さんが同じ方だと思っていたら違いました。

カントリーロード

カントリーロード

せこごと

新宿眼科画廊(東京都)

2023/12/01 (金) ~ 2023/12/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台すばらしかったです。客席とステージが半ば一体化していてすごくよかったです。劇場も独特な空間ですごくよかったです。役者さんの役者としての熱量もビンビン感じてよかったです。演劇っていいな、とあらためて思える舞台でした。

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルク

キョードー東京/TBS/イープラス

東京建物 Brillia HALL(東京都)

2023/11/28 (火) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

売り出し中の本格派若手女優、清原果耶の初舞台ということで出かけてみた。オープニングは暗い舞台の床が開いて白い煙と赤い光が漏れ出たところに彼女が舞台下から歩み出て来る。そしてわらわらと湧き出て来た兵士や農民でたちまち舞台が一杯になると、結構太くて低い芝居向けの声で彼女がセリフを発する。いやいや良い調子じゃないか。

脚本は中島かずき(劇団☆新感線)、演出は白井 晃で、100人にもなろうかという大勢の兵士が東京建物 Brillia HALLのさほど広くない舞台全体を躍動し、観客席の通路を走り回るのは本当に楽しい。

では彼女のまじめで繊細な持ち味と数頼みのド派手な演出の相性はどうだったのかというと……ごめんなさい、私の好みではなかったなあ。

ネタバレBOX

ジャンヌが実は国王シャルル7世の異父妹だったという設定はあんまりだ。そういうことなら沢尻エリカあたりを起用して異次元の作品にすれば良いのに。
波間

波間

ブルーエゴナク

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2023/12/01 (金) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

満足度★★★★

登場人物の数が多いと、え この人はなんだっけ?と考えている間にどんどん物語が進み、理解不能に陥ることが多いが、これはシンプル❗
時間のシンクロはあったけど、分かりやすく、いじめの構図も分かりやすかったと思う
生きにくい世の中の物語

艦隊は動かず

艦隊は動かず

LIB POSSE entertainment LLC

シアターX(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

1905年の戦時下、ベトナムでこんな出来事が実際にあったなんて多くの人が知らないはず。
戦争が悲劇である事は間違いないし、どの国が有利になったとかはデリケートな部分なので置いておくにしても、良いお話しだったなぁという感慨に包まれる舞台でした

戦争さえなければ蟹が名物、のどかでちょっと猥雑な港町であったあろう雰囲気や徐々に不条理な暗雲が立ち込めていく様子が芝居だけでなく数々の音楽・ダンスパフォーマンスも交えて伝わりやすく、特に後半の加速感が凄い
加えて清水国明さんの案内人役と言えば良いのだろうか微妙な立ち位置で度々登場するのだけれど、いくらでも喋っていてくれそうな物腰で笑みを誘う

中央が張り出したT字型舞台は演出にも有効だったし正面席だけでなくサイド席もきっと見やすかっただろうなと思う

俺(たち)が居ないと世界は平和

俺(たち)が居ないと世界は平和

南京豆NAMENAME

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったですね。なんだか、不思議な後味が残って、ちょっと考えるところもあり、笑いもありよかったですね。最後に何か次を感じさせるのもよかった。少し非日常の不思議楽しい時間ありがとうございました。

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