最新の観てきた!クチコミ一覧

4781-4800件 / 182774件中
海罪に沈む

海罪に沈む

劇団108

千本桜ホール(東京都)

2023/12/09 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

お芝居の展開が・・・。
丁度良い時間で良かったです。

ガラリ

ガラリ

表現集団 式日

麻布区民センターホール(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

親心と自立の狭間で悩む少女の旅立ちを描いた心象劇といったところ。人の思いや考え方、どの側面を捉え 見るかによって「ガラリ」と違う。親と子の立場や考えの違い、それを精神科医の問診を通して展開していく。少女の心象であるが、その世界観は分かり易い演出によって巧く表している。

少女の名は 月下海(木下美音サン)、その名の通り深海を思わせるような浮遊感ある舞台美術。同時に、舞台幕を使用して 心に思い描く世界(空想)と現実の世界(問診)…ファンタジーとリアルといった表現の違いも巧い。この違いが テーマ「孤独」を上手く表出している。そして自由・肯定と束縛・心配といった子と親の心情が浮き彫りになる。

親といっても父と母では子への接し方も異なり、親の過去(成長過程)が関係しているという。ただ この親子の関係性は 典型的で斬新な切り口になっていないところ、そして人を観察し深堀しようと試みているが、少し理屈っぽいような気が…惜しい。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし) 12.11追記

ネタバレBOX

舞台美術は、客席側(前)と奥(後)は異なる配色でシンメトリー。それぞれ長箱2つと椅子を置き、その間を舞台幕で遮り、美音の心象世界と現実世界を表出する。美音(後)の世界は白布に描いた魚、そして傘や洋服が吊るされている。長箱を始め全体的に白を基調にしており透明・浮遊感を漂わせている。一方、現実(前)は黒茶色で重量感あるもの。この明暗の配色は 衣裳も同じで、美音の世界に登場するのは白服、一方 両親は黒っぽい。医師は黒服の上に白衣で折衷、美音本人は深海イメージであろうか、深緑のフワッとした服で、それぞれの立ち位置を表している。心象と現実を巧く表す演出が、観客にやさしい。ちなみに場転換時の音響はピアノで美音の進路を示唆しているよう。

物語は、美音の進路をめぐって 彼女と両親が話し合うところから始まる。美音は自分の気持(自己肯定)をうまく伝えることが出来ない。両親にしてみれば、態度がはっきりしない娘にイラつく。そして美音は3か月前に意識不明に陥る。その原因と解決を求めて精神科医と両親の話(問診)が始まる。

彼女は自分の世界に閉籠り、そこでは 説明にあるような友の死を抱える元高校球児、作家の夢を捨てた風俗嬢など4つの物語(一冊の本…何を意味するのか)が紡がれる。それは幼い時に見た世界で、自分の気持の表れであった。真に何がしたいのか、何者にもなっていない女性の成長過程が瑞々しく描かれている。一方、両親もその親や家庭環境の中で挫折や諦念といった苦汁を味わっていた。その後悔から娘を同じような目に遭わせない、それが無意識のうちに美音の意識や行動を制約していたよう。

精神科医の問診が両親の深層へ響くといった結末だが、実は兄の陸(演出:佐伯啓サン)が目覚めない美音に話しかけていたと。両親は兄 陸と比べることで美音にプレッシャーをかけていた。美音が目覚め両親と打ち解けるのであれば、ずっと話しかけていたのは両親にすべきでは?
いい子でありたい美音の心情はよく聞く設定。そしてラスト、陸と医師の話(礼を含め)は纏める様な理屈付け、物語を説明したような印象を受けた。
次回公演も楽しみにしております。
萎れた花の弁明

萎れた花の弁明

城山羊の会

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

城山羊の会『萎れた花の弁明』を観劇。

 劇場の階段を上がり、舞台のセットが見えた瞬間、どのように始まるかが分かってしまい、笑ってしまうのである(三鷹で城山羊の会を観た人しか分からない仕掛け)。
 今までと同様にエッチな演劇ではあるが、『性とは?』を話しの筋としつつ、男性の身勝手な論理で進んでいきながら、言葉の行き違い、本音の建前、日本人論など可笑しなキャラクターたちが進めていく物語に、喜びと楽しみを覚え、期待は決して裏切らない。
性について論理的?に語っているからか、男性観客のみが妄想で生じる下半身ムズムズは感ずる事もなく、リアルな物まで見せられてしまうと、『妄想はリアルに敗北!』とまで思えてしまう。気が付くと我々の性はコントロールされ、作家に中毒症状にされてしまうのである。
 第七病棟『ふたりの女』のラストシーンは演劇史上最高の舞台仕掛けと謳ったが、それに劣らず今作も、驚愕、鳥肌、失笑…の終わり方であった。
 それはさておき、この劇団は12本目の観劇だが、明らかに社会背景が如実に表に出てきているのは確かだ。コロナ、原発汚染、少子化、宗教、性の大衆化と世の中の問題を物語の主軸としている点は見逃せない。イギリスから帰国して物語の方向性が一気に変わった野田秀樹の様にはならないと思うが、俄然面白くなってきているのは間違いない。
 次作も大いに期待するのである!
晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/08 (金) 18:30

久々に観た宅間作品は満腹感!(前説10分を含め)160分(+アフター)。
東京セレソンデラックス時代はいくつか観ていたのだが、タクフェスになってからは初めて。タクフェス旗揚げ作品を10年ぶりに再演した。エンターテインメントに徹しつつ、相変わらず良くできてる。タイムトラベルを扱っているので辻褄合わせが大変だが、「家族」というテーマには普遍性があり、終わり方も納得できる。ただし長い。第1場がもうちょっと整理されて、上演時間が短くなると、もっと観やすくなると思う。加藤貴子が久々の舞台で元気なところを見せてくれるのが嬉しい。

 開演前から宅間他が出てきて会場を盛り上げ、そのまま前説的にセットの説明をする。終演後、5分の休憩を挟んでパフォーマンスとミニ・トークがあるということだが、帰ってきてしまった。

モニュメント

モニュメント

マチルダアパルトマン

イズモギャラリー(東京都)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

イズモギャラリーにて
青チームを観劇

ちっこく密度の高い空間で
自分の幻影を見たり
そうくるのかと楽しかったり
充実の演劇みちみち

果たして二人の収まりは
ポジティブなのかと
モンヤリしつつ

イズモギャラリーに映えていた

食事isビューティフル

晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

実は今日がタクフェス初観劇。入口のお姉さんの荒いモギリ方で半券を少し破られたり、前の席のご常連らしき女性客がニットの上着を背もたれにダランとかけているのが邪魔で仕方なかったりで(開演時には戻していたが当然だ)、観る前に期待が激減していたが、流石に本編はサービスたっぷり。ドタバタの多い前半の出来が今イチに感じたが、これは好みの問題なんだろう。あと、たまにマイクが外れかけてるのかと思うような演者がいたが、これは初日のせいか。

晩餐

晩餐

タクフェス

サンシャイン劇場(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

東京初日を観劇
会場に入ると既に前説というかトークが
宅間孝行さんのトーク力はベテラン芸人級、さすがに手慣れたもの
会場をしっかり温め、今回のセットはタクフェス史上最もお金がかかっているそうで何やら有難く思えてきます(笑)

作品の前半はコメディータッチ、役者さん達には華があるし笑いに溢れるものだったのが後半では仕込まれていた伏線が猛然と立ち上がり力業でドラマチックな展開に変貌
特に宅間さんと永井大さんの力業が凄いものだから、もうこれでもか~!ってくらい揺さぶってきます

公演後は恒例のダンスタイム、その後にはSPカーテンコール(全員揃ってのトークショー)
前説は含まず3時間越えでしたが隅から隅まで存分に楽しめる内容、これぞエンターテイメント
タクフェスの「腹八分目では決して帰さない」精神がホント大好き

ネタバレBOX

劇団EXILE櫻井佑樹さん推しで韓国から来日したというお客さん
公演自体は楽しめたとしても案外出番が少なかったのでガッカリしちゃったかなぁと余計な心配をしましたが、ダンスタイムにSPカーテンコール、きっと忘れられない時間を過ごされたのではないかと
あんな神対応もタクフェスならでは
こっちまで嬉しくなってしまう一幕でした
クリスマス・キャロル 

クリスマス・キャロル 

劇団昴

座・高円寺1(東京都)

2023/12/02 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良かったです。感動でした!
ストーリーの良さは勿論、役者さん達の演技力の高さが際立っていました。
宮本充さん演じる、主人公スクルージ、本当に素晴らしかったです。
クリスマスを祝う意味を考えさせられ、自分自身について反省もしました。
素敵な時間を過ごす事が出来ました。大満足でした!

ブラック・フラッグ・ブルーズ

ブラック・フラッグ・ブルーズ

ミサキカク・秋月はる華共同プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/08 (金) 19:00

初日から超満員!完成度も高くて楽しく観劇させて貰いました。
舞台セットを組むには狭い劇場ですが、作品の特徴を出すためのセットと近未来感を出すための飾り、舞台を前後に使うだけでなく「あんな場所」も使って演じる工夫がすごかったです!!
また開場前から整列の案内係を置いていただいて安心して並び待ちが出来たことも💮でした

赤と黒

赤と黒

梅田芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/27 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

スタンダールの名作「赤と黒」、貧しい家に生まれた主人公ジュリアン・ソレルが貴族社会を憎みつつそこにのし上がって行く物語。いつかは読むと誓っていたがもうそんなことはないと確信する今日この頃。昔の自分にはミュージカルで勘弁してもらおう。

原作を短縮かつ改変した分かりやすいストーリー、分かりやすい音楽、溢れるバックダンスとバックコーラス。とくにコーラスが最高!単純に嬉しい楽しい。フレンチロックミュージカルということだが、昭和の昔にはフレンチポップスがたくさん洋楽トップ10に入ってラジオから流れていたりしたせいか年寄りの耳には非常になじみが良い。深さとか微妙な機微とかとは無縁であるので無心に楽しもう。フライングする人もなく見事に3rdコールで納得のスタンディングオベーション。

残念だったのはルイーズとエルザの歌がユニゾンだったこととオープニングの歌の出だしが地味でバンドの派手なイントロに高揚した気持ちが宙ぶらりんになったことである。

最初の3日間4公演はカーテンコールに撮影タイムがある。

ソウル・ザ・ペアレンツ

ソウル・ザ・ペアレンツ

遅咲会

サンモールスタジオ(東京都)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/08 (金) 19:00

115分。休憩なし。

アンドロとギュノス

アンドロとギュノス

ショーGEKI

新宿シアタートップス(東京都)

2023/12/03 (日) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/04 (月) 19:00

G演目。125分休憩なし。

クリスマス・キャロル 

クリスマス・キャロル 

劇団昴

座・高円寺1(東京都)

2023/12/02 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素晴らしかったです。お世辞抜きに圧巻でした。すべての点において他の劇団との格違いを感じました。最高のクリスマスプレゼントをありがとうございます!ほんと、心に残る舞台をありがとうございましたm(_ _)m

モモンバのくくり罠

モモンバのくくり罠

iaku

ABCホール (大阪府)

2023/12/08 (金) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

流石イアク‼️感銘しました‼️
フツウとは何か?昔のフツウは、今の非常識となり得たりと時代による価値観もかわれば、育った地域 国によって価値観も変わる
但し価値観の根っことなるのは、親の育て方なんだろうな〰️
好きな言葉に、他人に勝とうとするな 違う人間になれというのがある
これからはダイバーシティの時代
日本も日本人もどんどん変わらないと その過程に置かれた家族だったのかな


皇帝X

皇帝X

ももちの世界

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2023/12/07 (木) ~ 2023/12/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ユニークで才気煥発、関西でも常に注目を集める劇団の新作です。今回はなんと日本の戦後政治史を辿る一応コメディです。

一応というのは、あまり笑いが取れなかったからなんですが、でもこの現在の政治状況までを俯瞰し、思い切りひねくれさせ、かなり現実を揶揄させた描き様はやはりシリアスとは言えず、コメディなんでしょうな。

その吹っ切れた感覚が全編を多い、いかにも面白い。映画もかなりお好きなんでしょうか、その造詣ぶりにも好感が持てます。

タイムトラベル大五郎

タイムトラベル大五郎

さんらん

王子小劇場(東京都)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/08 (金) 14:00

初見のユニット。タイトルにあるようにタイムトラベル物で、目新しさはなくベタだが、それなりの良い芝居。(7分押し)119分。
 幕末の侍の大五郎がタイムスリップして現代に来て、いじめられてる小学生のケイと出会い、母子家庭のケイの家に厄介になる内、…の物語。ケイの母が麻雀のプロで実は血が繋がっていないが…、というあたりも、何故この設定と思うが、幕末の物語を交互に挟み、全体に「争いはやめよう」というテーマがあって、ベタにはベタなりの良さがあるとは思う。タイムスリップのメカニズムにはほぼ触れないけど、それはどうでもいいね。長く活動してる劇団らしく、常連の客と覚しき人が多いのだけど、かなり笑えるセリフ(ex.「大人は嘘をつくんだよ」)が結構あったのに笑いがあんまり起こらないのが不思議。
 あと、麻雀で「泣き」と言ったら「チー」のことだと思うのだが、ポン(普通は「食い」と言うと思う)でも「泣き」と言っていたのが気になる。
 当パンの役名にミス。「山本杏」→「山木杏」

「シド・アンドウ・ナンシー」「ぬけ男、恥さらし」

「シド・アンドウ・ナンシー」「ぬけ男、恥さらし」

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/07 (木) 19:00

『ぬけ男…』を観た。2013年に初演の作品の再演で、初演も観ている。とんでもなく面白くて、そして切ない。観るべし!(1分押し)98分。
 5年間書いていなかった作家の物語と、その作家が書き始めた「ぬけ男」の物語が交錯し、最後には愛についての深い展開に続く。初演も観ているのだが、ほとんど覚えていなくて、観ている内に、ああこんな話だったなぁ、と思い出し、最後はちょっと泣けてしまった。「切なさ」が観始めた頃のMCRの特徴なんだなぁ…。くによし組の永井一信とみそじんの大石とも子が出ているので期待して行ったが、2人が軸になる夫婦役で見事に快演してる。その意味でも泣けてしまった。三澤さきの暴れぶりにも感心。

タイムトラベル大五郎

タイムトラベル大五郎

さんらん

王子小劇場(東京都)

2023/12/06 (水) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/12/07 (木) 19:00

ストーリーに真新しさはないが心に沁み入る良い芝居だった。
その後、皆がどう暮らしていくのか気になる終わり方が余韻を感じさせる。
ただ、麻雀はよく分からない…

Bad Roads―悪路―

Bad Roads―悪路―

公益社団法人 国際演劇協会 日本センター

八尾市文化会館プリズムホール リハーサル室(大阪府)

2023/12/07 (木) ~ 2023/12/09 (土)公演終了

満足度★★★★

チャプターは6に別れてはいるが、繋がっている 繋がってくる
銃弾や爆弾が飛び交うなかで、必死に真面目に生きている人々と、戦場でヒューマニズムを失った兵士をはじめとする人々
最後には…
戯曲集買ってしもた…
松原さん美人だった

クリスマス・キャロル 

クリスマス・キャロル 

劇団昴

座・高円寺1(東京都)

2023/12/02 (土) ~ 2023/12/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/12/07 (木) 14:00

古典中の古典、やっと見ることができました。素敵な歌も披露してくれるラブリーなステージでした。個人的には、私によく似たルックスの人がケチな頑固ジジイ、スクルージを演じてたのがツボでした。私も学び、改心する必要があります。

ネタバレBOX

気になった点:
halfpennyの発音は「ヘイプニー」。
「石油をかけないで」みたいな台詞がありましたが、当時は鯨油じゃないかなあと思います。

このページのQRコードです。

拡大