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トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Team B→ハチニチくん 田井弘子 大柿誠 高村賢 田中裕樹 眞田規史 塚田光虹 木下彩 前田剛司を観劇

舞台は折りたたみテーブル三つに各パイプ椅子
ホワイトボードひとつ等としたシンプルなセット

裁判長に裁判員ふたり
各陪審員が六名となり
量刑を決める審議を行うのですがー

あまり細かい事は無しよ
という感じのコメディです

なかなか楽しかった~♪
でも座席は正面舞台の設定があるようで
座席列の少ない方は
あましお勧めしないかなぁと

ネタバレBOX

なかなか人間関係が絡み合った
おもしろい事件の関与と解きほぐし方でした

まぁ「12人の優しい日本人」と同じかしらねぇ
おぉう30年以上昔の↑作品なのね
元ネタの『十二人の怒れる男』も
せっかくのGWに見てみるのもありかも
とか思えたなぁ

事件の絡み合い方に不条理等が無く
上手に説明出来てて
ラストが納得できたなぁって

今度はベタな
ダンディ刑事とかを
スピンオフで製作するとか(^-^)
STAR GAZER

STAR GAZER

High-Card RERISE

王子小劇場(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/04/28 (日) 17:00

Aを観た。独特の世界観を持つ西洋風チャンバラ芝居だが、見応えはあった。161分。
 「大崩海」により4つの海に分かれた世界で、「平和を求めて戦う」人々の物語。申し訳ないのだが、世界観に入り込めず充分に楽しめたとは言えないのだが、王子で殺陣を見事に見せるというのはなかなか凄いと思う。王子では珍しく指定席で最後列(5列目)だったのだが、客席の傾斜が緩く、座り芝居・寝芝居が全く見えないというのが問題。しかも場面転換がほぼ全て暗転なので、寝たシーンから起き上がってセリフを言うとか、もう無理、な感じが残念。150分と予告して161分という長さもどうなのかなとは思うが…。

絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんとも言えない濃い舞台だったなぁと

生きる事って
そんなに難しい事じゃないんじゃないかと
舞台上の人物らに言いたくなったなぁ・・・

軽いコメディは入っているのだが
基本は重いストーリー展開だった
二時間の作品

ネタバレBOX

主人公は人生に疲れて
死を選んだおじさんで
冒頭にて長年飼っていたカナリヤを籠から放し
自身は部屋で首を吊ろうとするのだが
そこへ部屋を間違えたデリヘル嬢やら
新興宗教の勧誘やらが来て
自殺は有耶無耶になり
そのまま主人公は新興宗教に傾倒していきます

その主人公の部屋を間違えて入ってきた
デリヘル嬢の事務所での話

その事務所=893さんの下部組織で
タレント事務所など3つも掛け持ちしてる
なんか人情ある社長さんとか
従業員らの話

アイドルらしい翔馬くんの
推し活してる方々の話

主人公の解いた数式を基幹にした
株式ファンドプログラムで
会社を立ち上げてる女社長らの話

主人公が入会したカルト宗教内での
様々な話

と上記の話=登場人物らが絡み合う
群像劇ともいえる作品でした
難解な絡みではないものの
けっこう根太く絡んで人生が語られるのデス

数学が好きだった主人公でしたが
広い社会に出てみると
自分の才能以上の方々多くて
能量的にも非凡ではなく閑職に追いやらられ
人生に絶望していたが
カルト宗教等との絡みで少しは希望が出て
ラストは少しは生きてみるかと
前向きになります・・・少しなんですよ・・・・

株式ファンドの社長さんは
根幹の数式解が間違っていて
それにより暴走したプログラムで資金の暴落を招き
資金はカルト宗教のメンターに持ち逃げされ
仲間も逃げ=誘われるも逃げずに=全てを暴露して
自死を選びます

デリヘル嬢は少し明るい未来になりそうな感じで

推し活にハマったお姉さんは
ガンギマリしてしまってリタイヤみたいです
そこそこにハマっていたオバサマは
借金も順当に返せる職場を見つけて(^-^;)
なんとか生きていけるようでした

カルト宗教は服毒自殺させて
保険金&融資したファンド資金も全て
教祖が持ち逃げしてしまうのだが
ひとり服薬せず助かった男がいて
今後宗教感とか一人残った罪悪感とか
抱えて生きてくんだろうなぁ と

カルト宗教の洗礼名が
新撰組隊士の名前で
履歴を知ってる主人公が入れる
突っ込みは笑えました~♪

ラストはカルト宗教入会時に書かされた
保険金の受取人をデリヘル嬢にして
主人公は戻ってきたカナリヤと
部屋で生きてゆくんだろうなぁ・・・
最低三年ぐらいは で終演です

ほんに濃厚な舞台じゃったー
登場人物らの生活感やら存在感は
よく表現されていたが
推し活のお姉さんの薬物系のとこは
表現がいまいち分かり難かったかしら

闇金とタレント&デリヘル業を経営させられてた
社長さんの人柄は
何んとなく気に入ってました
善人な小悪党な感じ好きです(^-^)
前髪(あなたに全て捧げるけど前髪だけは触るな)

前髪(あなたに全て捧げるけど前髪だけは触るな)

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/04/28 (日) 13:00

櫻井らしい、毒のある「いい芝居」だった。(2分押し)121分。
 海里(みさと・若月海里)・みのり(徳橋みのり)はヤクザの櫻井(櫻井智也)の車に追突するが、警察をよばないでほしいと言い出し…、から意外な展開の物語へと向かう。いつも通りの毒ある物語だが、ちょっといいハナシ的な部分もあり、MCRっぽい作品とは思う。いつもよりインパクトは少ないけれど、堀靖明の頑張りと軸になる女性2人の佇まいや細かい演技は見応えがあった。
 どうでもいいことだが、徳橋が真新しいアディダスを履いていたのが印象に残る。

校臨エンプレス【Aチーム】

校臨エンプレス【Aチーム】

RAVE☆塾

ブディストホール(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台は、とある魔法女子高校。
そこは、魔法が使える事が入学条件という、日本で唯一の魔法学校。
とはいえ現代において、人間の魔力はほとんど失われており、
使える魔法はささやかなものという生徒がほとんどだった。
だがニ年前、圧倒的な魔力を持った生徒が入学して来た。その名は二條瞳。
同校では、年に一度、春に魔法の大会が開催されるのが恒例となっていたが、
瞳は一年時に圧倒的な強さで優勝する。
その強烈な魔力に、二年時は全校生徒が大会を辞退。
不戦勝でV2を達成した瞳は、
三年となった今年も戦わずしてV3を達成するものと誰もが思っていた。
だが、今年、その『女帝』に挑戦状を叩きつける生徒が現れた。

魔法女子校を舞台に繰り広げられる青春群像コメディ!と
説明にある通りの展開です。

舞台上はJKと女教師=3人のみの登場で
まぁ男性率はゼロっす

グループアイドルの舞台みたいかなぁ と
まぁ見たことは無いんですけど・・・
元気よく舞台上で若いお姉さんたちが動いているのは
なかなか迫力等あり良いものでした(^-^)

ネタバレBOX

挑戦者は無謀な感じでしたが
「女帝」が魔力を失ったと知り=噂が流れ
多くのチャレンジャーが参加して
魔法大会は盛り上がります
実際に「女帝」は友の病気を救えず
そのことが原因で魔力を喪失していましたが
「女帝」にだけ見える
その友人が励ましてくれて
無事に強大な魔力を取り戻して
今年の大会も優勝しV3を達成するのでした

全体的に舞台上での皆さまの声が高くて
非日常な気分が堪能できたなぁと
儚き光のラプソディ

儚き光のラプソディ

アミューズ

明治座(東京都)

2024/04/28 (日) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

過去からと未来からのメッセージ。そして大切にしたい「今」ということが伝わってくる舞台でした。
先日見た「三國志」の時よりセリフが聞こえにくくて残念でした。

空の匣庭

空の匣庭

ProjectAmythos

萬劇場(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。チームCANAAN。
去る2022年12月、チームEDENとCANAANのうち、CANAANが中止になってしまいました。EDENとCANAANはまるっきり異なるストーリーで、キャラクターの名前が同じでもまったく異なるという、珍しい試みに期待していたところでした。自分はCANAANを観劇予定でしたが、結果としてEDENだけを観劇しました。
その半年後2023年6月の朗読劇「空の匣庭 Archives」はCANAANの前日譚。EDENで知ったことと合わせて、世界観がよく分かってありがたかったです。
そして満を持して今回のCANAANの公演。全員揃っているわけではないですが、持田さんを含めて多くの演者さんが、あの時やるはずだった役を。感慨深いものがありました。

余談ですが中止になった2022年のは「CANNAN」表記でした。パンフレットもそうなっています。SNSでうかがったのですが、実は綴りを間違えていたと。そんなわけで今回「CANAAN」に直されました。

ネタバレBOX

EDENとArchivesを知っている自分は設定をだいたい把握しているので、匣庭(シエル)の目的を知っています。それを踏まえてのことか、CANAANではまあまあ早めに秘密が明かされます。EDENでは明かされるのは最終盤でした。
実は「試練」をこなすことで解毒剤をもらっていた、というのがいいですね。もらえなければだんだん毒が効いて(=堕天して)、最後には消える、と。だから、外部とのインタフェースである精霊をやっつけてしまうと、管理されなくなって自由になるけれども、そのうち消えてしまう、と。すごい納得感があります。
持田さんのヨフィエルの「親友を殺した」というセリフがありました。それがどんな経緯だったかは、Archivesで示されています。それを知っているかどうかで物語の理解度がだいぶ違うと思います。柳瀬晴日さんのガブリエル、大力さんのサンダルフォン、鶴田葵さんのカマエルも同様です。

ちなみにArchivesはこれを書いている時点では有料(1070円 x 2)で配信されています。CANAANを観劇したあと再確認したくなり、購入して視聴しました。再度楽しめて満足です。
絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ポアンカレ予想とか聞いたの何年ぶりだろう
数学者の端くれ、それも落魄した男鈴木が主人公
飼っていたカナリアを逃がして自殺しようとするところから始まる
そこへ部屋を間違えてやってきたデリヘル嬢、続いて現れる新興宗教の連中
鈴木を核に3つの舞台が展開される
鈴木を巻き込んでいく新興宗教、鈴木の計算を元にプログラムを組む元部下の立ち上げたファンド、推し活のために風俗に身を置く娘たちとその芸能プロと風俗の両方の事務所を兼ねるヤクザの手下(らしい)
生きている意味はあるのか、生きた証を残せるのか
芸能&風俗の世界はあくまでコミカルに
中国娘を騙る風俗嬢ケイコは岩田がなり切っていて、事務所を取り仕切るタカノの助川は実にいい味を出して憎めない男を演じていた
宗教とファンドは狂気である
そしてそれがつながる
トラ丸は正直最初の窓を開けるシーンでは?と思ったのだが、、人生に疲れた男を実に良く演じていった
新興宗教のメンバーもいかにもそれらしく演じていた
ファンドを経営するヒロのどうにもならなくなっていく様子を東別府が好演
最期の涙するシーンはこちらも涙が止まらなくなった
ここで終わりか、暗澹たる気持ちで帰るのかと思ったら、カナリヤが帰ってきて、鈴木が死んでも最初の風俗嬢の役に立てるよう生命保険の受取人にサインさせて、もう少し生きてみようと考え(たらしく)終わったのは救いだった

まともがわからない

まともがわからない

The Stone Age ヘンドリックス

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/04/26 (金) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今回の劇を楽しみました!
まだまだ三姉妹の恋の行方がどうなるかわからない(破局も、結婚も、確定した関係も語られなかったので)。そんな中でも、自分自身でどうにか受け入れていこうという意思がありましたよね!どうしよう、ではなく、やっていこう、という受け止め前向きな姿勢。
猫(ピーター)は、物語の力を抜いてくれてましたね😁甘咬みする場面とか、笑ってしまいました(^^)
あと、劇中にスポッチャ出てきて、自分の記憶を手繰り寄せたら、一度もいったことがないことに気づいてしまいました!💦過去5年間の間に3回ぐらい行く約束して、自然消滅していたわ、、、🤯め、巡り合わせが悪いこともあるもんですね(;_;)

っと、珍しく思ったことをつらつらと。

OH!文化体育祭

OH!文化体育祭

劇団カオス

大阪公立大学杉本キャンパス 田中記念館(大阪府)

2024/04/28 (日) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★

体育祭と文化祭を一つにまとめようとの提案に体育会系と文化会系が猛対立 アンケートや討論会を実施するも互いに意見は平行線 校長が決断(新聞部の廃止含め)をくだすも、その内容に全生徒が反発 自治の決断についての話 実に考えさせられた コリッチの登録内容ミスがなければ星5の内容

朗読劇 ヴィヨンの妻

朗読劇 ヴィヨンの妻

ミモザ

STAGE+PLUS(大阪府)

2024/04/27 (土) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

太宰治の作品のグズ男の作品を三名の女性でかわるがわる読み進める70分 これで3000円は… いつものアングラの方が…

トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Aキャス
笑った笑った
ミステリー仕立てのコメディと言っていいかな(逆と言うより)
裁判員制度の始まった頃に初演されたものを時代に合わせ加筆修正したと言うが、登場する裁判員が皆超個性的で引っ掻き回す
「十二人の怒れる男」を想起させるが、素人の推理がなかなか面白く、途中から予想外の展開に
ともかくホンが良くできていて一瞬たりとも飽きさせない
そしてキャストも良くそれぞれの個性を際立たせて実に面白かった

ネタバレBOX

辺克己はさすが声優と言う声で裁判長にぴったり
チャラいダンディ俳優の戸田悠太やポケットから次々紙パック菊正宗を出す予想屋の永島雄三、エキセントリックなファンの吉田萌雪、オカルト雑誌の小野寺亨、自己主張の強いオバサン中村容子、舞台回し役にもなるミュージシャン川越涼
裁判官の桑山こたろうは上下碧に「一杯だけ」付き合ってもらえそうで、どうやら川越は今夜のライブにみんなに来てもらえるみたいなハッピーエンド、良かったね
2×3

2×3

甲南大学文化会演劇部 甲南一座

甲南大学岡本キャンパス甲友会館(兵庫県)

2024/04/28 (日) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

2×3とは❓と不思議な感じで拝見
二人芝居の三本だった
①警察とゴルゴ13が手を組んだら
拳銃の横流し現場をつきとめようとする男性刑事とその刑事に雇われたスナイパーの話…白と黒 今一
②うーん😔一番良かった‼️
生きることに疲れていた女性が、電車に引かれて生死をさ迷っていた…悪魔👿?えん魔さまは…
③スーパーで、バイトの男女二人の恋話を時間を歪めながら、男女入れ替えなどを交えながら、最後はバットエンドに… 今一

トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

[Team B]
久しぶりに完璧に楽しんだ。今年のナンバー1。
内容はコミカルな裁判もの。明るくさっぱりとした笑いで気持ちがすっきりする。ツッコミどころがあってもテンポが良いので首をかしげる時間を与えてくれない。ロジックも面白く、謎解きものとしても1級品だ。

あす月曜日の2公演には若干空きがあるという。観てない方はぜひ。

雨降りのヌエ

雨降りのヌエ

コトリ会議

扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)

2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

1ヶ月とその後の話が今日届き、私の中の雨降りのヌエが今日終わりました!
1ヶ月足繁く劇場に通わせていただき、何かを感じたり考えたりお芝居がとても身近にある時間を過ごさせていただきました。
場当たりやゲネプロ、劇団員さんのお芝居への向き合っている姿など普段なら見れないことが沢山見れるいい機会でした。そして本編も今回初めての観劇だったのですが、何回も観たくなるほど変化もあり面白い内容でした。次回また観れる日が楽しみです!

絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ほぼ素舞台ながら劇場(楽園)の特性と大小の箱馬を活用する休憩無し約2時間、自殺を図った中年男が巻き込まれるシチュエーションコメディ的開始から、新興宗教・怪しいファンド・推し活など絡めて転がる展開は、この劇団にしてはややありきたりの感もありつつ、脚本家曰く「数学への復讐」が独特のスパイスとなり、その流れから予想外な形でタイトルの意味が氷解するところが素敵。あとヒジカタ役がいい声。

SEXY女優事変ー人妻死闘篇ー

SEXY女優事変ー人妻死闘篇ー

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めてドガドガプラスさんの舞台を観ましたが何度も見たくなるとても中毒性の高い舞台です
作品名やポスタービジュアルからは想像できませんがアイドル好きにもオススメです

11月の第4弾も今から楽しみにしています

恋と呼ぶには気持ち悪い

恋と呼ぶには気持ち悪い

株式会社ジェイステイツ

ヒューリックホール東京(東京都)

2024/04/26 (金) ~ 2024/05/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/04/28 (日) 12:30

純情に目覚めたちょっと気持ち悪いオジサンを内がキモ〜く大熱演。主人公のふたり以外の、相思相愛がなかなか実現しない人間関係もユーモラスに表現。

花影

花影

臼井智希プロデュース

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/24 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

華5つ☆ ベシミル!
 花影(かえい)とは、月光などにより花が落とす影のことを指すが、何とも含みのある言葉ではないか。こんな素敵なタイトルを未だ若い人たちが付けた作品が今作だ。壬生狼と呼ばれた時期もあった新撰組の謂わば顛末記の一節が今回描かれた訳だが、今迄新撰組に纏わる舞台を10作程は拝見してきた。その中でのベスト作品である。僅か2日間の上演であったが配信もあるとのこと、是非観て頂きたい。お勧めである。

ネタバレBOX

 何がお勧めか? 登場する個々の人物のキャラクター描写が素晴らしいのだ。史的には、激動の歴史の最中で先の見極め方を誤った者達が殺戮集団として機能したことが悲劇として或いはアイロニカルな喜劇として描かれることの多い新撰組だろうが、それを観た者は更に捻れた悲劇と取る向きも喜劇と取る向きもあろう。然し乍ら今作のように己の生き死にの問題と捉え、自らの念(おもい)と生き方の切実な鬩ぎ合いと捉えて作家自らがキチンと自らの頭で考え創作された作品は極めて少ないのが我が国の現状のように思われる。その壁を今作の作・演出を担い役者としても登場している臼井氏はやってのけた。役者陣の意識も高く、脚本・演出・演技・手作りの日本刀、衣装、照明や音響も良い。殺陣も半年掛けてしっかりしたものに仕上げている。また武士の作法についても良く此処迄キチンと調べた、と感心させられるような数々の場面があって驚かされた。
 さて、今作を論じる核心に入ろう。上記の如く新撰組評価に関しては毀誉褒貶様々であるが、そのような評価に関する意見でもない。表現そのものが、それを受け取る人々に何を齎すかについてである。所謂エンターテインメントが楽しみや安らぎ気晴らしを提供すると主張し娯楽作品を提供している。これを悪いことだというのではない。然し世の中には真に自分の伝えたいことを持ち伝える手段と方法を持つ者が居る。だがそういう者達の中に在ってそれを最も有効且つ効果的に伝える方法を持つ者は少ない。その方法の有効性に気付いて居ない場合も多かろう。その稀有な才能を顕わす前に他界してしまった者もあろう。然しそれを表現し得た者が日本にも居た。既に鬼門に入ってはいるが昭和の時代に彗星の如く顕れ世界でも高い評価を受け未だにファンの多い多才な詩人・劇作家・映画製作者等々の肩書を持つ寺山修司である。彼は“問い”を表現の極めて大切な動機、方法、実現手段として社会に大きな文化的インパクトを実際に与えた。
 つらつら考えてみるに表現する者にこれ以上に大きな社会貢献は可能だろうか? との問いが生まれた。今作の眼目は、作家が自分の頭で本当に自分の描きたいことを考え、それを問いとして提示する為に演劇を選び、新撰組という素材に念と何時死ぬとも分からぬ我らの“死”を前提とし各々の実存を賭した生き様を、普通に生きる人々に提示した点にある。以下、作中に顕れた具体例を幾つか上げておく。
 当時、労咳と言われた結核が沖田の持病であった。不治の病と恐れられ罹患すれば死は避けられない。池田屋襲撃時に傷を負った沖田は、近藤、土方をはじめ新撰組の寝食を共にした家族のような仲間から可愛がられた。然し「無理をするな」との温かい思いやりは、全身全霊を懸けて信じた近藤についてゆく。明日をも知れぬ自らの命をその念の為に費やそうとする総司には隊の任務に携わらせない皆の思いやりが、アンヴィヴァレンツでしかない。そのことを土方のいたわりに対する答えのシーンで訴える。その直截な表現が胸を撃つ。
 その優しさの余り隊規を破り切腹を余儀なくされた山南 敬助が介錯に沖田を指名し「声を掛ける迄待ってくれ」と言ってから切腹したことの意味。即ち既にサラリーマン化した江戸時代の武士の切腹が初手で脇差を刺した瞬間に介錯を行っていたことに逆らい古式の切腹をして“武士”として天晴な死に様を晒したことと沖田に任務を与えたことの意味は明白である。
 また山南の古くからの親友、新撰組参謀として活躍した伊東 甲子太郎は、手の込んだやり方で新撰組に敵対することとなったが、流石に切れ者の甲子太郎、時代の読み方に間違いは無かった。この流れに共感する者二人。藤堂 平助と永倉 新八各々の剣の腕と人間性。それに賭けるだけの力や矜に懸けた念によって敵対しつつ共鳴する生き様は、新撰組の法度を鬼になっても護ろうという念で実行した土方撃退には共闘して当たり功を得た。然もそれぞれの歴史的立ち位置と選択の差によって決着はつけるという男の意地を通す美学は現代的では無かろうがグー。
 細かい点で他に2点、指摘しておきたい点がある。新撰組法度に盾突き追われる身となった山南が追手となった隊士たちと争う場面で隊士を殺さぬ為北辰一刀流の妙技・親指斬りを用いたと思われるシーンがあった点。
 山南の遺志を継いだ伊東が近藤 勇と会談した折、近藤は着座の際、刀を右側に置いて敵意の無いことを示し、伊東は左に置いて反対の意思を示している点である。双方の懇談に対する態度が如実に示されると同時に近藤のリーダーとしての人間の大きさも示すシーンだと解釈した。
 物語の創りとして本質的に非常に上手いのが、今作がかつて新撰組隊士であった人物の語る一次情報を基本とした事実譚として創られていることである。物語であるから、フィクション部分はあるのが前提だが、このように本質を弁えて作られると物語としてのリアリティーが確保されるのだ。作家は若い。この若さで此処迄普遍性を具えた作品に仕上げた才能に今後とも期待したい。制作を今回担当した駒井さんは照明、広報、ヘアメイク、小道具製作なども手掛け大活躍、役者陣もキチンと役の個性を演じてグー。こんな質の作品をあと2作発表できたら、今作に参加した総てのメンバー全員が、今後も期待できる本物と見做せよう。
どつぼ

どつぼ

ナイスコンプレックス

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2024/04/26 (金) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

すてきな「巻き込まれ型観劇」、感激しました。演出、役者、完璧でした。

ネタバレBOX

平田だろ、笑っちゃいました。なつかしいな。

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