こんな夢を見た。
まど劇
ライト商會三条店 2階ギャラリー(京都府)
2024/06/01 (土) ~ 2024/06/03 (月)公演終了
満足度★★★★
箱とかなりマッチしてた(溶け込んだ)内容
女性四人男性一人でシチュエーションを変えながら話は進む
作者のダイバーシティをとても上手く演劇の中に交えながら(というかそのままだったのかな)母への思いを中心… かなり苦しかったのだろうな〰️ しかし時代もだいぶ変わって来たから❗頑張って👊😆🎵
GFT版 贋作・桜の森の満開の下
突劇金魚
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観客は舞台の世界に迷い込んじゃうかのよう☆2つの世界を行き来する中で現実より台本の世界の方が魅力的に見えるのが面白い☆僕ならあの世界で鬼達と人間になれる日を夢見て缶蹴りしたい♪だから「鬼だった時の方が良かった気がする」の台詞が妙に説得力を感じたの★事実生きて行くのはシンドイの連続な訳でたまに観る演劇鑑賞が楽しいから頑張れてるようなものなのネ☆なんかそういう気持ちを見透かされてる気がして悔しさを感じると同時に参りました〜って気持ち良い敗北感を味わせてもらいました♪カスミのラストの台詞は爽快過ぎてもはや気持ち良かったな〜♪
(株)デスゲーム工務店
電動夏子安置システム
赤坂RED/THEATER(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
機関銃のようなセリフの応酬、おそらく普通の劇の台本の倍はあるかと思われるほどの笑いのネタを、観客席に浴びせかけてくれました。早い展開ながらも間合いが適切で、飽きることのない2時間でした。
役者さんの個性を生かした配役、演出も優れていたと思いました。
舞台装置も、狭い舞台に3点の踊り場を設けて、冗長になりやすい暗転や中幕などを使うことなく、早い展開に相応しいものだと感心しました。
とにかく「笑いたい」欲を叶えてくれた今回の公演です。ありがとうございました。
service day
劇団スクランブル
小劇場 楽園(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
良いキャンペーン
譜面絵画|FumenKaiga
アトリエ春風舎(東京都)
2024/05/25 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
若手の「何か挑戦してる」未知数舞台に目を向けてみた、という感じで観に行った。中々面白い。トークで劇中の各場面の意味合いをゲストが訊いていて、それに対する答えを聞いて「それ判らんやろ」と突っ込みを入れつつも、判らずとも響く全体的な趣きがあり、面白げな劇空間が出来ていた。
女性5名が演じ、場の条件から瞬間ふと生まれる「かのような」現代口語演劇の演技の面白さを味わったという感じだろうか。
テキストは簡素な中に(惹句にあるような)テーマが織り込まれている。
まほろばのまつり
劇団匂組
座・高円寺1(東京都)
2024/05/22 (水) ~ 2024/05/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
座高円寺の広い舞台が高木の林を切り開いた山中の一角が出現し、独特の方言で見せる村の習俗や時代性(戦中から戦後)が俳優によって醸し出される。途中不可抗力的な睡魔に襲われ、明かに抜けた部分(伏線)を踏まえた言及(回収)が終盤あったのでアチャーであったが、物語叙述の部分はともかく、世界観の提示という部分では、成功していた感触である。性愛と婚姻をめぐる慣習から、逸脱した夫婦関係も女と男がゆえあって一つがいになって何の支障があるか・・・原点回帰とは「縛る」ものでなく人を自由にするもの。そのメッセージが、あるいは作者のこの作品に込めた中心的なものでは?とは想像の範囲だが、良き哉、良き哉。
ピテカントロプス・エレクトス
劇団あはひ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いろいろ考えるなあ、と言うのが印象。内容はメッセージ性も強く、嫌いじゃないのですが、少し単調な感じも否めない。もう少し変化があると入り込めたかもです。
でも、挑戦的な内容で、新鮮ではありました。
黒い太陽
M²
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
木曜日拝見。とても面白かった。感情豊かな演技、あったことはないがまるで本人のような太郎さん他の人々、ステージのつくりもよかった。とても楽しい感動的な時間でした。
前作も素晴らしいと思いましたが、本作も本当によかったです。次回も気になりますね
デカローグ1~4
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/04/13 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Bプログラム(2話・4話)の感想を書いていなかった。だいぶ記憶も薄れたが少しだけ。
益岡徹、前田亜希、近藤芳正、夏子。夫でない男性との間の子どもが出来た女。夫は病床にあり、生還する見込みがあるか分からない。妻(前田)は医師に生還の可能性があるなら堕胎する、ないのなら産みたい、だから真実を告げてほしいと迫る。舞台下手のベッドにずっと横たわる夫の状態は明らかに良くないが、医師(益岡)は必ず死ぬとは言えず、恐らくは正直に「分からない」とだけ答える。だが血液を検査する中でその兆候から、患者にとって芳しくない診断材料が加わった事が分る(医師の部下とのやり取りが殆どがマイムに近い簡素な表現でなされる)。そして女性が堕胎を決断しようとした時、医師は女性も臨んだ「初めての子ども」の命が潰える事を怖れてだろうか、診断に確信を得たからだろうか、「あなたの夫は死ぬ。もう助からない。」と告げる。(この場面は雷雨、劇的場面となる。)そして数か月後、夫は生還し、命が拾われた事に加え、子が授かった喜びを医師に告げに来たところで幕が下りる。
第四話は、母が居ない父子家庭で進路を決める時期に来た娘が、恋人を持ちながらもそれ以上親密になれず、やがて父への愛を告白し始める。それは、母が父でない男との間に子どもを作り、生んだという出生の秘密を知った、という背景から来る。そして一つ屋根の下で暮らしてきた娘は、父が自分を「一人の女性」として見てしまう事を怖れ、その反面内心では愛(異性への)を宿していた事を感じ取っていた・・そう娘は激白するのである。出生の秘密については、母が残した遺書、その中にあった「娘に当てた手紙」に、書かれていたらしい。そして父は、その存在を既に知っているだろう娘が、手にする事になるよう、ある時引出しのカギを開けたまま出かける。そうした行動線の意味が後の会話で明かされる事にもなる。父は内心の事実を娘に対して認める。しかし、娘を娘として愛したいのだと、その意志を通したいのだと最後には娘に告げる。
ここが「収まる所に収まる印象」の理由なのだが、奇を衒うドラマ作家なら、「境界を踏み越える」道を選ばせるか、父の別の秘密を知って幻滅させて、といった展開にしそうなのだが、キェシロフスキーは奇抜さを狙ってドラマの深みを土砂で埋める事はしない。
「女として意識した」時間があった(悶々としたか喜々としたか・・色々と想像させられるが)。その時間を経て父は、父親にならせてくれと娘に頼み、男女となる事によってでなく、その事によって愛を全うさせてほしいと願ったわけである。
だがこれは「血が繋がった」通常の父娘関係においても、心理的には、起き得る事ではないか。そしてその事は険しい罪意識との相克を経ず、忘却によって、あるいは日々刻まれる時によって、埋もれて行くものなのかも。だがこの二人は娘からのアクションにより全て表に出し、求めあって良い間柄である条件において、ある選択をするに至った。「その方がよい」と思える着地点を、双方がそう思える結論を得た、と見えた事が劇的な感動。
幻想かも知れないが、性愛のない愛の存在が仮想されている。近藤芳正の背中に少しだけぐっと来た。
マーヴィンズ ルーム
劇団昴
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
病や生きづらさを抱えた人々が織りなす物語でありながら、ユーモアを交えて明るくカラッとした作風。日本人作家だったらテイストが違っていたかもしれない。
彼と出会ったら
82-party
シアター風姿花伝(東京都)
2014/11/13 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
昔見た作品です。
役者が頑張っていたのは良かったです。
舞台セットが豪華過ぎて活かしきれていない感じがしました。
デカローグ5・6
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2024/05/18 (土) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
5は20歳の青年ヤツェク(福崎那由他)が、タクシードライバー(寺十吾)の強盗殺人をする話。青年の犯行は、ひもを用意しているあたり、計画的ともとれるが、タクシーに乗るまでほぼ何の予兆も見えず、犯罪の理由がない。金を奪うから、金目当てではあるのだろうが、それほど金に困っているという描写もない。
6は、19歳の青年トメク(田中亨)が、団地の窓から覗き見た女性(仙名彩世)に恋をし、ストーカー行為をする。女性は、それを告白されて、最初は嫌がるが、すぐ青年に興味を持つ。「愛している」という純真で一途な青年と、「愛など存在しない」と、多くの男と寝ている女。
柿喰う客新作本公演 2024『殺文句』
柿喰う客
本多劇場(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
「タン麺をタンタンメン、ワンタンメンをタンメン、タンタンメンをタンメン」などなど、早口言葉とリズミカルな洒落を含むせりふが速射砲のように延々と続く。つかこうへいと野田秀樹を合わせたようなせりふ術。その言葉のエネルギーには圧倒され、時に置いてきぼりにされた。
活動家の夫婦から生まれた男・継美ツクシ(玉置玲央)が、革命組織から組合つぶしのために入社し、総務部の7人の女性たちをはらませて、妊娠退社に追い込み…、核だった女性たちがいなくなり組合も弱体化…という話らしい。そんな設定は後から見えてくるので、最初はとにかく速射砲のような言葉の嵐。
上司(中屋敷)が痴漢で逮捕・休職中に、ツクシがしきり、総務部長(七味まゆ味)が産休になるが、妊娠してないんじゃないの? そんなこんなのうちに、上司が部長を階段で誤って突き落とし、いや、逆に突き落とされてあしをくじき…と。総務部長と総務課女子が組合を守り、労災認定を迫るが、ワルシャワ労働歌や、「蟹工船」「海に生きる人々」、インターナショナルまで出てきて、カクメイはもはや空疎なネタでしかないことを突き付けられる。
玉置はでづっぱりだが、最後までせりふが一つもない。一言も発しない。本人の「せりふのない役をやってみたい」という要望から、この芝居ができたらしい。
休憩なし1時間50分+AT10分
走り梅雨の音
WAO!エンターテイメント
アトリエアーサム(大阪府)
2024/05/23 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
黒い太陽
M²
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
1970年日本万国博覧会の開催に係る出来事を、岡本太郎を中心に描いた群像劇。
タイトル「黒い太陽」が、岡本太郎の心にある深く強い思いであることに感動した。これは、芸術家 岡本太郎だけではなく、多くの人の普遍的な<思い>ではなかろうか。
なお、上演前には当時の実況中継等が流れ、その雰囲気を知ることが出来るので、早めの会場入りをお勧めする。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)
Deep in the woods
終のすみか
調布市せんがわ劇場(東京都)
2024/05/24 (金) ~ 2024/05/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
せんがわ劇場のコンペで前回観客賞を獲ったユニットの新作とのこと。俳優に知った名があった以外は未知数。なかなか良かった。
一時間の作品。話の幹は、二人の来訪者(男女)とそれを迎える男の、一夜のこと。大きな事件は起きないが、旧交を温めつつも微妙に流れる不思議な空気、違和感と安堵感の間を揺れ動く、その時間の中に、彼らの過去の接点から現在の「目に見えている相手」との時間が、リアルに立ち上がる様が心地よい。「あるなあ」と思わせる会話の中に、時として「現在」の本心の吐露が僅かに、為されて行く。その延長線上、三人はどこに行き着くのか、と見ていると、最後にある種の「きつい謎解き」が待っている。だが私はそれも含めてその自然な時間の流れ方が好きであった。
トークゲストの徳永氏(コンペの審査員でもあるが、この人の斬り込み方には大概、首肯させられるものがある)は、最後にもっと、「彼」への具体的なコミットの意思を表す台詞が欲しかった、といった意味のコメントをトークの冒頭の感想として述べていた。 実際には、二人はその男に、ある意思を示していると見えていたのだが、あれでは足りなかったのか・・(徳永氏は「劇的なあり方として」といった前提を言っていたが、、)
蛇足ではなく、役者の貢献は大きかった。
黒い太陽
M²
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2024/05/30 (木) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
かなり昔目にした作演出の今の仕事を味わう事ができた。魅力的なタイトルにも惹かれて静かに心踊らせ会場へ駆け込んだところ(久々に息を上げて走った)、劇場スペースを半円状に取り囲むように(二列程度)置かれた座席の一角に案内され、有り難い程の見やすい席に収まり、開演から観る事ができた。
渡された配役表に岡本かの子、一平そして太郎とある。(末尾に瀬戸内晴美とあるのはお遊びの役名だったよう。)そして冒頭、丹下健三と事務方らしき若い男女との会話。万博か・・。奥の暗部(役者もはける)に向かう感じと言い、装置も悪くない。広い円形の盆のやや奥に塔が立ち、円の周りには更に白のライン(幅40cm程か)が少し波打った輪郭で引かれ、天井にもそれを写すような円形のラインがある。今話題の2025大阪万博で予算が問題視されている「屋根」(輪っかが和を表すとか言ってるアレ)を想起させ、のっけに警戒心がもたげる。半世紀前の万博へのオマージュを現在に引き込んで「批判も多いけど万博ありじゃね?」と折伏されちゃうんじゃないか・・と。が、この部分はカッコに括り、面白く始まった歴史劇を見始めた。
細部にはいつか触れてみたいが、「深いい話」「プロジェクトX」的な叙述には滅法厳しくなる自分にも首肯できる人間ドラマが、書き込まれていた。憎い台詞、思わずこみ上げる瞬間も。だが核心は岡本太郎の「精神」がどんな残像を観客の心に刻むか、だろう(それがこの題材を上演する意味だろうから)。通り一遍のメッセージに止まらない、体感を伴って染み込んで来る「太郎が見る世界」に、迫ろうとする作者の意志と、狙いは理解した気がした。役者も達者な人たちであったが、歴史に材をとった本作の場合脚本が評価の表に来るべきである。若干反響等のためか空間に「透き間」が空きそうな条件をふと感知したが、濃密な劇空間が作られていた。
・・いま少し感想を書き継ぎたいが、また改めて。
横浜キョンシーRENDEZ-VOUS
Daisy times produce
六行会ホール(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
横浜に九龍街はありませんが、川崎の電脳九龍城は行っておいて良かったと思える場所の一つです。その横浜九龍街、キョンシーに動士と言うのでワクワク楽しみにして行ったのでしたが・・・
デンギョー!
小松台東
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2024/05/31 (金) ~ 2024/06/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
死ぬ程面白い。大傑作だと思う。
セットは庭劇団ペニノの『笑顔の砦』っぽいリアルな作り込み。舞台美術と照明は天才の仕業だ。詰所の窓とアルミサッシの引戸が開かれる度、ふと見える外の光景。まさしく現実世界に続いていく手触り。TRASHMASTERSっぽい人物の偏執的な描き込み。どうしようもなく沈鬱な現実を提示するのかと身構えるが、展開されるのは高度な喜劇。何重にも捻り過ぎて最早哲学的ですらある笑い。平山秀幸監督の『笑う蛙』を観た時のような全く先が読めない不思議な感覚。これ一体どう落とすのか?と思ったら成程!
宮崎県にある宮崎電業。社長が病気で倒れ、社長代理の森が舵を取る。現場を知らない素人の仕切りに電工(電気工事士)達はそっぽを向き、叩き上げの電工から執行部入りした営業部長(瓜生和成氏)は間に挟まれる。更に執行役員として尾方宣久氏が突然の入社。現場主任の五十嵐明氏や松本哲也氏は不信感を募らせる。
太腿のtattooを見せ付ける事務員の平田舞さんはあーりんを思わせるふてぶてしさで貫禄。
しずちゃんとの結婚で注目を集めた佐藤達(とおる)氏は下請け業者を流石の怪演。
いぶし銀の五十嵐明氏は目付きの変化だけで唸らせる。
軽度の知的障害者であろう吉田電話氏も大ハッスル。
電材屋の依田啓嗣(たかし)氏はヴィジュアル系。
MVPは天才・瓜生和成氏。もうこの人にはかなわない。時折ドクター中松にも見える自然な抜けっぷり。凄い技術。時代が時代なら実録ヤクザ映画で引っ張りだこだったろう。
この高度な笑いのテクニック。混ぜ方が巧妙。時折、吹き出すのをこらえる役者達。シリアスな話の中に必ず毒物を混ぜてくる。
こういう作品を観れる幸運。才能が溶岩のように溢れ出している。
是非観に行って頂きたい。
みんなのご機嫌よかれが肝心かなめ
劇団やりたかった
座・高円寺1(東京都)
2024/05/29 (水) ~ 2024/06/02 (日)公演終了