マーヴィンズ ルーム 公演情報 劇団昴「マーヴィンズ ルーム」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    病や生きづらさを抱えた人々が織りなす物語でありながら、ユーモアを交えて明るくカラッとした作風。日本人作家だったらテイストが違っていたかもしれない。

    ネタバレBOX

    日本の俳優が外国人を演じることに少々抵抗があり、翻訳劇は数える位しか観ていなかったが今回その偏見は完全に払拭されたと言っていい。そう感じさせるほど俳優陣は役名そのままで舞台に立っていた。

    内容からいえば、少し出来過ぎできれい過ぎる嫌いはあるが、そこには「愛」が溢れていてなんだか胸を打ってくるから不思議だ。

    当日パンフで演出の田中氏が触れていたタイトルについて。確かに舞台の中央にマーヴィンの部屋があるので観客の視界には常に分厚いすりガラスが入ってくる。当のマーヴィンは声はすれども姿は見えず。何故このタイトルなのか疑問だ。明確な答えは出てこないが単純に考えれば(ベッシーの白血病発症が契機ではあるものの)マーヴィンの存在自体が離れ離れだった家族を繋ぎとめ再生へと導いたと考えられなくもない。

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    2024/06/01 14:10

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