エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
印象さんの舞台は何度か観ているが、それらの印象をひっくり返す、骨太の緊張感ある作品。2時間強まさに息もつかせぬといった緊張感溢れる良い作品でした。
ただやるだけ
good morning N°5
シアター711(東京都)
2020/11/19 (木) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
初見ですが、見るからに弾けまくった舞台。
カオス感ある面白さなのですが、合う、合わないはあると思います(私も全体としては面白いと思いましたが、セクシャルな表現は苦手)。
You'll Never Walk Alone
青春事情
ザ・スズナリ(東京都)
2020/11/26 (木) ~ 2020/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
そうかあ、保険会社の新入社員君があんなに熱心にサッカーを語ったのはそう言うわけだったのか!!と配信で見ている私は見直した時にやっと気がついたのでした。面白かったので、生で見たかったなあとも思いましたが、何度でも見られる配信もいいですね。エアギターのくだりは笑えました。お芝居だとそう言うこともできるもので。
ただ、劇場ではどうだったかわかりませんが、役者さんによって声が聞き取り難かったりしたのが残念です。次回は劇場でお会いしたいです。
「女がつらいよ」「パンダが降る日」
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2020/12/02 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
◼️『パンダが降る日』鑑賞/約75分◼️
ほぼほぼ劇団員のみによるお芝居。長めのコントみたいで楽しかった。
天雲草子
流星揚羽
萬劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/12/11 (金) 14:00
価格4,500円
観劇初心者の自分は、開演前に会場で配られるパンフレットに書いてあるあらすじをしっかり読んで、予習をしておかないと、ストーリーを追えない…ということがあります。ですが、この公演のパンフレットにはあらすじが書いてない…。どんな話かわからないまま観て、ついていけなかったらどうしよう…と思っていましたが、その心配は無用でした。ストーリーが、いくつかの章で構成されていましたが、それぞれのお話はとてもわかりやすく、とても感動的で、ただ観てればわかる、そんな公演でした。
この時期だから気になるコロナ対策ですが、入場前に手洗い、検温、会場に入るところでマスクを渡され来るまでつけていたものと交換。空気の除菌もされていて、隣の席とは仕切り、指定席で隣と1席空けての着席。公演中に1度、5分間の換気タイム…と、本当に徹底されている、ここまでやってれば安心でしょう…と思える対応でした。
窓より外には移動式遊園地
マームとジプシー
LUMINE 0(東京都)
2020/12/08 (火) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
新宿の南口ががらりと変わった。全国に向けて長距離バスがひきりなしに発着する新しい大型ビル、バス駅ビル・バスタがJR新宿駅と高島屋の間を埋めた。その5階にできたRUMINE0は劇場というより、イベントスペースと言った方がいいかもしれない。雰囲気は表参道のスパイラルホールに似ている。新宿としては結構小じゃれている。
新世代演劇としてもうかなり長い間期待の星とされてきた藤田貴大のマームとジプシーの公演である。
かなり広いスペースに平台展示からスクリーンや楽器を置いたスペースがあり、その半分は照明が落とせるようになっていて、そこでパフォ-マンスが演じられる。俳優は青柳いづみひとり。出し物は5つくらいあって、そこから三本を組み合わせてみる。中身短く15分程度、一応パフォーマンス枠は2時間枠だから、あとの1時間あまりは、展示物を見ながら過すことになる。私が見た回のパフォーマンスは、藤田の「animals」と川上未映子の「冬の扉」と「治療・コスモスの咲く家」の三本。最初は紙芝居仕立ての動物寓話的な童話・人形劇、川上の「冬の扉」は朗読風。長い衣装替えを見せてくれたあとは、一人芝居。
テキストは女性向写真ファッション雑誌のコピーのように気が利いていて、引き付けられるところもあるが、三つの趣向の違うパフォーマンスを一人でやるのは荷が重い。「冬の扉」は十代最後の冬を迎える女性の語りになっているので、青柳の年齢では中途半端で実年齢と役年齢がまじりあってテキストが濁ってしまう。休憩になると、いかにも総タイトルの遊園地風のピエロ衣装の場内整理係がうろうろするのもしらける。
展示物はさまざまで、靴作りの内幕を見せるとか、本の直売場などもあるが、ミステリが一つも並んでいなかったのが印象に残った。答えが最後に明確になるものはこの公演にはないのだ。展示物の一つにあった「ぬいぐるみたちが、何だか変だよと囁いている引っ越しの夜」(このテキストは穂村弘)がこの公演のなんだか変なカラーをよく示している。
形としては、グッズを売る方が主でないかと思わせるような、2.5ディメンションの劇場に似ているが、ここにある2.5的な手触りは「なんだか変な空気」で、そこが新しいと言えばいえるし、そう思えば悪くないが、生活者の大人は、どうだろう。これで大人が乗ってくると考えるのは若さの特権だが、ファン以上には広がっていかないだろう。師匠筋の野田のドラマは、生活者をおろそかにしてはいない。
休憩にビルの屋上庭園に出てみる。新宿から西の富士山まで見渡せる。新宿も変わった。新宿の演劇地図は紀伊国屋とコマがリードしてきたが、その時代はおわって、いまはルミネ座よしもとだ。演劇に、テレビタレントや芸人から出発した人たちが大きな役割を占めるようになったこと、演劇興行がイベント化して例えば、2.5ディメンションやショーが盛んにおこなわれるようになったことで、今演劇はまた曲がり角を曲がろうとしている。新設のREMINE0が加わってどのような展開になるかコロナ後が楽しみでもある。
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この公演の優れたところは、時代背景の説明と人物造形の多角性にある。物語は1920年代から1945年までを順々に展開し、その時代に生きた人々の性格はもちろん、立場や状況を実に巧みに描いているところ。また国家・人種観という大局観から人の感情という生活や内面まで取り込んで観客を魅了する。国家(体制)その時代にその地で暮らす人々を巧みに描くことで、物語に厚みを持たせている。この骨太・重厚感は一見難しい内容に思われそうだが、一人ひとりの人物像を魅力的に描くことによって、物語の世界にグイグイと引き込む。
タイトルにもなっている主人公エーリヒ・ケストナーは、ナチズム台頭と同時に創作活動(少なくとも発表禁止)は行わないという抵抗をしたらしい。閉塞した現況という点(物語背景の状況とは全然違う)において、コロナ禍にも関わらず、当日パンフに脚本・演出の鈴木アツト氏は早くこの作品を上演したかったと記している。観客として自分もこの作品を今観ることが出来て嬉しく思う。
(上演時間2時間10分 途中休憩なし)
Gregorius“面影”
複合創作ユニットwakka
Mistress bar Guernica(東京都)
2020/12/11 (金) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
実在した詩人をヒントにした、朗読劇でした。正直難しく感じましたが、独特の雰囲気があり、不思議な世界を感じる事が出来ました。役者さん達の演技も良かったです。
ミセス・クライン Mrs KLEIN
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2020/12/04 (金) ~ 2020/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
女優3人のストレートプレイ。役者さんの力量が問われる舞台であるが,これは素晴らしい出来だった。これこそ劇場に足を運ぶ意味がある。劇場は感染症対策も徹底しており,安心して芝居に集中できた。役者さん,劇場,大変な時代になったと思うが,応援する観客は多くいるので,互いに頑張って行ってほしいと思う。
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
観る前は、かたくるしそう、あまりおもしろくないかも、と心配してた。
他の人がほめているものはほめたくない、というあまのじゃくな私だが、この作品は、本当に素晴らしかった。
自分の思想、信念を、貫くというのは、本当に難しかった時代もあった。
私たちの時代は、恵まれてる、幸せなのだ。つくづく思った。
ハンス役の役者さん、すごーくカッコよかった。観ていて、うっとり!!!
ストーリーもおもしろく、本当に申し分もない。この劇団さん、はじめて観たが、ファンになってしまった。次の作品もぜーったい観たい。
よいお芝居を観ると、幸せな気分になります。
素晴らしい作品を演じて下さった役者さん、本当にありがとうございました。
まだ、何日か残っていますが、頑張ってください。
紛争地域から生まれた演劇シリーズ12
公益社団法人 国際演劇協会 日本センター
東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)
2020/12/11 (金) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
日本では、ほとんど観ることができない、非常に貴重な作品を観れたこと、よかった。
精神を、戦争が、こんなに病んだような状態にするとは、観ていて、心が痛んだ。
ミュージカルのような要素もあり、よかった。
ひとつだけ、残念なことがありました。こんなこと書いて申し訳ないけれど....
首相役の役者さん、ものすごく頑張っている、というのは伝わった。しかし、少し、台詞が、棒読みのような気がした。
一番台詞も多く、プレッシャーも大きく大変だったと思うが....
他の役者さん、飛び抜けてウマイ人が何人かいた。
本当に紛争地域にいて、入所者の家族になったような気がした。
半分くらいまでは、状況がうまく把握できなかったが、後半わかってきたら、すごーくおもしろくなりました。
よい作品でした。観てよかった。 満足です。
私はここにいる
ユーキース・エンタテインメント
STUDIOユーキース(東京都)
2020/12/10 (木) ~ 2020/12/23 (水)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/12/10 (木)
価格3,500円
個人的には「緋色、凍レル刻ノ世界、永遠」(2015)以来の、太田守信さん(黒薔薇少女地獄)脚・演の本作、Aキャスト公演の初日を拝見(100分弱)。
話の流れはわかりやすく、役者個々人の力量が芝居の出来を左右するタイプの芝居か。
演技陣では、星秀美さんは勿論として、初見の優里菜さんがはまり役だった。
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
鶏
TinT!
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
まいった!感服です。
この劇団に関しては児童向けは面白いけど、一般向けは内容は良いけど、面白くないという印象を持っていました。
しかしこの作品に関しては、内容と面白さを高い次元で両立させている!と感じました。
個人的には今年の1位かも。
HELI-X(ヘリックス)
オデッセー
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/12/03 (木) ~ 2020/12/09 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/12/08 (火) 14:30
格闘シーンばかりなのに食傷気味だったが、血で血を洗う壮絶なストーリーのスケールの大きさには驚愕。続編がありそうですね。
オリエント急行殺人事件
エイベックス・エンタテインメント
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2020/12/08 (火) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/12/10 (木) 18:30
古典中の古典なのにはずかしながら読んだことがありませんでした。映像の使い方が2.5次元風。
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/12/11 (金) 14:00
主人公はケストナーだけではなく、いろんな意味で群像劇でしたね。当時の社会情勢や人々の意識の変化がぎゅっと詰まった濃密な2時間でした。彼らの戦後の精神的葛藤を描いた作品も見てみたい。
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了