最新の観てきた!クチコミ一覧

21221-21240件 / 183104件中
正義の人びと

正義の人びと

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

後半、暗い牢獄の中、上側の四角い穴から光が差し込む美しい場面で行われる対話シーンが印象深い。
5Fの稽古場での公演に慣れていたので、1Fの比較的大きな劇場での公演ではやや聞き取りにくさを感じた。

正義の人びと

正義の人びと

劇団俳優座

俳優座劇場(東京都)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

戦後社会に生きる若者に大きな課題を突き付けた政治劇(1949)だが、すっかり忘れていた。民藝が上演して(1969年)安保世代には忘れられない影響を及ぼした作品を、俳優座が上演する。劇場(民藝は都市センターだったか?)はかつては青年の熱気であふれていたが今はコロナの一席沖の客席を埋めるのは老年の観客だ。若者は演劇勉強中の青年が売れなかった空席にパラパラといる。革命に自らの命を懸けて挺身しなければ、と若者が社会変革への運動への参加の意味を痛切に求めた時代はわが国では遠くなっている。
この作品は鈴木、つか、佐藤に始まる小劇場運動にも、清水、斎藤以下の劇作家にも、蜷川、渡辺、などの演出家にも大きな影響を与えた。坂手、鐘下はもちろん、現代の古川、長田、中津留らも、戯曲は読んでいるに違いない。現代演劇のメインストリームの一つである。だが、大劇団公演で舞台を観たのはずいぶん久しぶりだ。

サルトルもカミユも芝居はうまい。これはロシアの専制政治の主の大公を爆弾で暗殺すると決めた社会主義政党の暗殺実行グループの暗殺前と、暗殺後の二幕である。暗殺グループのメンバーも色分けがよく出来ていて、その中で、暗殺をめぐってさまざまな立場が論じられる。社会の不正をただすための殺人は正義か、という事がメインになるが、中国全体主義や、イスラム至上主義からトランプのQアノンまで、今も解が得られていない問題を社会正義とその実行をめぐって、議論が沸騰する。対比されているのは人間の愛で、二幕では捕らえられ死刑宣告を受けた爆弾投擲者(斎藤隆介)のまえに殺された大公の妃(若井なおみ)が現れ、自分の大公への愛はどうなるのだと、迫る。投擲者の恋人で運動家でもあるドーラ(荒木真有美)は、絞首刑になる恋人と同化して民衆への愛が達成できるという。議論は原理的ですっきりはしているが、実用的ではない。
今見れば、サスペンス・ロマンのような作りで、よく出来ているので飽きないで見られる。ことに一幕二場あたりまでは流れもよく緊張が持続する。
一日二公演の夜の部を見たので、さすがに二幕も後半になると俳優陣に疲れが見えたが、議論が主になる大量のセリフをこなしたのはさすが俳優座である。この劇団の俳優は立ち姿がいいのも自慢してもいいところで、あまり見たことがない主演女優の荒木真由美ももう四十歳近いベテランだろうが、セリフも動きも実に無駄がなくきれいだ。斎藤隆介も役をよく受け止めている。
五十年ぶりに見た舞台には感無量とでも言うところだが、考えさせられるところは多かった。とても「見てきた感想」では書ききれない。そこはお預けにするが、今の時代、お預けできるだけまだ、社会の状況は切迫していないともいえるし、もうこの段階は過ぎているともいえる。いや、単にこちらが老いたのであろう。


ネタバレBOX

小笠原響は翻訳劇の小劇場公演の演出でよく見るうまくまとめる演出家だが、ラストの処理などは疑問が残る。死刑執行の音が聞こえた後に、本人の処刑縄の前に立つ姿を見せるのはいかがなものか。これでラストの意味が濁った。
第6回30GP

第6回30GP

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/19 (火) ~ 2021/01/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

決勝戦第一ラウンドを観てきました。予選ラウンド第2試合を観たかったのですが、一歩が踏み出せず後悔。敗者復活戦でこの組み合わせが決まって迷わず予約しました。
先攻の空宙空地さんが終わって、涙がどどっと出ているところに、余韻にひたる間もなく後攻の江本真里子さんが始まってあせりました。先攻後攻も影響ありますね。
2つのお芝居に出てくる女性3人、それぞれ抱えているものがあり、さびしさやしんどさが伝わってきたけれど、出会いに救われて前に進む姿、元気が出ました。
結果はドローとなり、投票した観客10数名?の方々は票の重さを感じられたと思います。私も責任重大でドキドキしました。

眠れない夜なんてない

眠れない夜なんてない

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2021/01/15 (金) ~ 2021/02/01 (月)公演終了

満足度★★★★

転換なし、音楽なし、セミパブリックスペースで様々な人々がすれ違いながら、その世界が見えてくる。平田オリザのスタイルが貫かれている。音楽については、舞台設定の時代(1988年の昭和天皇のご病気時代)に流行った歌のカセットと、初老の男たちが歌う懐かしの軍歌(!)、「ハイマオの歌」はある。

考えてみれば、平田氏は海外の日本人を書くのが好きだ。「ソウル市民」からそうだったし、新・旧「冒険王」はイスタンブールのバックパッカー宿にたむろする日韓の若者たちだった。「その森の奥」はマダガスカルの研究所。これらは、日本人以外も出てきて、いわば国際性があるが、今回は外国なのに、日本人だけの「老後マンション」で、日本論がいっそう前面に感じられる。
「日本がどこまでも追いかけてくる」とか「帰りたくない」とか、嫌うことも含めて、「日本」をつねに意識している人たち。

2008年初演時の設定を大きく変え、1988年の天皇重態の「自粛」に時代を置き、今のコロナの感染予防の自粛・制限と重ねている。これは見事な設定である。

ネタバレBOX

40代から60代の登場人物が、しっかり戦争体験者であるというのも、今から見ると「そんな時代があったんだなあ」という感慨を覚えた。80年代は私が20代だったわけだが、その時代、今の私くらいの年齢の男女はみな戦争体験者だったんだなあという感慨である。

時代をずらしたせいか、登場人物が、女子高校生時代にチューインバムをパシリで買わされていたというのは、1955年くらいのことになるけど、そんなこと、この時代にあったのだろうか。「ひきこもり」という言葉も出てくるが、この言葉が言われ始めるのは、90年代以降である。
モンテンルパ

モンテンルパ

トム・プロジェクト

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2021/01/23 (土) ~ 2021/01/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

死刑判決などを受けたBC級戦犯108人の生死という、重い課題を描き、心に迫る感動的舞台だった。まず、14人が死刑執行される場面での、絞首台の踏み板が落ちる、ドーン、ドーンという音に全身を揺さぶられ、冷や汗が出た。

「あ>、モンテンルパの夜は更けて」を歌って、助命嘆願に奔走した渡辺はま子(島田歌穂)、フィリピンの刑務所の過酷な状況を見て「日本人戦犯たちを導く、いたわるというより、自分が同じ苦難に飛び込まなければ」と、刑務所で同じ食事をしながら、死刑囚たちの恩赦をローマ法王に嘆願書を送り続けた教誨僧の加賀尾(大和田獏)の努力、願いが描かれていく。ついには、はま子のモ刑務所慰問が実現するところは、歌もしっかり聞かせて、よかった。

そして、加賀野のキリノ大統領(真山章志)への面会が実現する。この場面が圧巻。真山さんの大統領の威厳と人間性を体した演技に圧倒された。
キリノ大統領に渡したオルゴールから、「あ>…」のメロディーが流れ出しただけで、涙が込み上げた。108人の命を握るキリノ大統領の、罪の償いの必要と、復讐の連鎖を止めたい思いに引き裂かれる心。戦争中に妻と子供3人を殺した日本軍の残虐行為への抑えがたい恨みを吐き出す。

大変見ごたえのある舞台だった。

ネタバレBOX

キリノ大統領が、加賀尾に、「ローマ法王から、寛大な処置を求める手紙が来た」と語る。加賀尾が何度も出した嘆願書が、ついにローマ法王の心を動かしたと。加賀尾は、いったいどんな言葉と論理で嘆願したのか、日本軍の残虐行為への責任追及は法王だって考えなければならなかったと思う。手紙の内容を知りたいと思った。
眠れない夜なんてない

眠れない夜なんてない

青年団

吉祥寺シアター(東京都)

2021/01/15 (金) ~ 2021/02/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2021/01/25 (月) 19:00

120分。休憩なし。

シェアの法則

シェアの法則

劇団青年座

ザ・ポケット(東京都)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2021/01/25 (月) 14:00

115分。休憩なし。

ザ・空気 ver. 3

ザ・空気 ver. 3

ニ兎社

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2021/01/08 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2021/01/22 (金) 19:00

マスコミの自粛の状況を扱うシリーズの第3弾で最終作。面白い!
 第1弾は放送局、第2弾は新聞社を舞台にしていたが、第3弾は放送局に戻った。元新聞記者で現在はフリーの政治評論家の横松(佐藤B作)は、記者時代には政権に批判的な発言をしていたが、今は政権ベッタリの発言で知られている。ある報道番組のチーフプロデューサー(神野三鈴)が担当を外れるという日に、ゲストの1人である横松が37.4度の熱を出したことから、とある部屋に通されるところから芝居は始まる。独特の意味を持つ部屋で待つ内に横松は異変をきたし…、という展開は、いつもながらの永井流である。
 学術会議任命問題など最新の事象を扱いつつ、こんなことはあるのか、的なエピソードを含むものの、どう終わらせるのか、という興味を持って100分を過ごすことができた。2人のベテランの存在感がスゴイことは言うまでもないが、他の3人の若手も役割をしっかり演じて、楽しめる舞台を作っていたが、笑っていると、その笑っていることが恐ろしくなるというような舞台だった。

uyis nep’n at!

uyis nep’n at!

三等フランソワーズ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ブルーハーツが一番このみでした。面白かった。
前説やカーテンコールの語りがちょっとめんどくさいけど、大阪では普通なのかな。

ミュージカル『パレード』【1月15日~17日昼まで公演中止】

ミュージカル『パレード』【1月15日~17日昼まで公演中止】

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/01/15 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

百年前のアメリカの南部のアトランタで起きた冤罪事件を素材にしたミュージカル。南北戦争がまだ後を引いていて、黒人差別や白人同士の貧富の差別が社会に根強く残っている。戦没者追悼記念日のパレードはそういう地域に生きる人々をひとつにするお祭りだ。
事件は、北部からきたユダヤ人経営者(石丸幹二)のマッチ工場でそこで働く貧しい白人家庭の少女の死体が発見されとことに始まる。犯行の確証がないまま、市民のいわれない反感から経営者が裁判に掛けられ犯人とされる。経営者の妻(堀内敬子)の奔走や良心的な知事そうとする夫婦の愛の物語は、復讐に熱狂する人々のパレードに呑みこまれていく。
当時の南部を思わせる音楽。大木一本の裸舞台を照明でホリゾントの色を変え、さまざまな場に変化させ、ここに五色の紙ふぶきを降らせる美術が効果的、斜に入れた照明もいい。これで舞台転換に時間がかからず、テンポもリズムも出て音楽が生きた。衣裳も少女の衣装で一本勝負。オケも台詞との絡みが多いのに、見事なものだ。ことに裁判の場面をだれずに変化を持たせながら面白くまとめたところがいい。コーラスの振り付けも無理していない。チームをまとめきった新劇団出身の森新太郎に拍手。
「パレード」がトニー賞を得たのも、二十余年前、今なんで日本で上演?と思うが、差別と偏見を抱いて冤罪を許した人々の姿は、メディアで増幅される不寛容な日本の現実にも重なってくる。
「パレード」で夫を殺された妻は、ラストで、「でも私はこの地で生きていく」と高らかに言う。風と共に去りぬに似たアメリカ魂には冤罪や差別の悲劇を越えて、人間を信じる力がある。演劇ならではの見事なラストであった。
最近のロックミュージカルと違って、セリフに曲を付けられる(笑)正当なミュージカルスタッフの座組みがよく、ここの所、瞠目するミュージカルがなかった中では出色の出来だ。ホリプロも既成の東宝、四季、松竹、梅コマと並んで、新しいミュージカルの舞台を作る実力を備えてきた。企画としては大衆迎合の最近の世相への時宜を得たもの、と言いたいところだが、それは少し買い被りで、今はアメリカでもやっていない旧作をよく掘り出して夫婦愛のミュージカルにして面白く仕上げたことを評価すべきだろう。
2017年のメインキャストスタッフを残した再演。


『砕かれた四月』-プロトタイプ-【東京公演中止】

『砕かれた四月』-プロトタイプ-【東京公演中止】

サファリ・P

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/24 (日)公演終了

満足度★★★

演技は抜群。アクションもすごいし、衣装等も目を見張るものがある。お客さんの反応もすごいものがあり、さすが京都で名の通った劇団さんだと思った。しかし、内容が私には理解しずらい・・・。私が馬鹿なだけだが・・・。

『救うか殺すかしてくれ』

『救うか殺すかしてくれ』

努力クラブ

KAVCシアター(兵庫県)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

共感できる場面がたくさんあったような・・・。でも、折角の人生楽しく生きないと損と自分にいいきかせた。この様な状況下で、将来展望が描けず自殺していく人が増えている。バブルを経験していない人(私も)は共感できるのかもしれない。しかし最近の若者は彼氏のように軽薄なのか。こんな人ばかりではない事を信じたい。

『救うか殺すかしてくれ』

『救うか殺すかしてくれ』

努力クラブ

KAVCシアター(兵庫県)

2021/01/22 (金) ~ 2021/01/24 (日)公演終了

満足度★★★

配信にて鑑賞。
なかなかシリアスで初めて見る劇団でしたが、中身の濃い115分でした。

プカプカ漂流記

プカプカ漂流記

劇団昴

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/01/20 (水) ~ 2021/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドラマの主婦Aとか受付Bとか、その他大勢で出演してそうな女優さん達による演劇。

去年のコロナ騒ぎで中止になった演目。踊るの署長こと北村総一朗さんのもと、女性スタッフメインの音響やら美術やらでの上演が作品テーマと何やら合致してたような。

事件扱いになった、事の顛末の検索に魅入られた作品でした。脚本には無くても食事シーンが欲しかったかな。合唱、アコーディオン良かったです。

お伽草子

お伽草子

アートプロジェクト集団「鞦韆舘」

藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)

2021/01/16 (土) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

鞦韆舘 ステージ・ラボAON『お伽草子』6st目観劇

■B 不安のランチ
母性/自我/本能、そして旅立!
心配と応援、のりこ頑張れ!

■C 静かな時
乙女なオカマ、扉を開け…
町子のツッコミ心地好し!
愉しかった。

■A 草本・しまうまの毛
さくら,あやみ,しずか…
苦しく寂しい時の友は…
ほっこり!

そして
■アフタートーク
C 静かな時)
まさかのボツネタ発言。

確かに「3び…」って言ってるなと思ったら、そう言う事…
厳しい演出!

A 草本・しまうまの毛)
3年前も同小屋で拝見したが、この演目好き。

B 不安のランチ)
西原さんのアフタートークあるのかな?

来週も観劇予定。
今回拝見した演目も、キャスト違い等々ある様で、楽しみ。

メビウス

メビウス

STAR☆JACKS

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/08 (金) ~ 2021/01/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

今年の観劇初めはSTAR☆JACKS & Cheeky☆Queens さんの『メビウス』千秋楽。

2人芝居も好きですが、14人だとビジュアル含め情報量も多く、登場人物もそれぞれ各役者さんでかなり作り込まれていて、とても良かった。
感動~~~~涙が……………

今回初めて拝見したCheeky☆Queens新メンバーの方々も役にとてもマッチしてて最高!
でも三原悠里さんの演技は所作を含めダントツ素晴らしかった。

禍福あざなう

禍福あざなう

AI・HALL

AI・HALL(兵庫県)

2020/12/26 (土) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

Bプロ千秋楽観劇

■よるべ:友想う心が響いた。灯台が寂しそう。

■幻肢:川端~、 真緒さんがお綺麗でした。

■まつとし:竹取物語なぞりつつ、認知症・老い…祖母思い出した。

■枯れ尾花:疫病風刺…医療人コロナに負けるな!

■月のない:家出少女と保護したおじさんと絵本、不思議な関係、面白し。

■風待ち:厳しい蔵元経営、父と娘。祝日本遺産!

2020年の観納め公演、人想う演目多くて良かった!

禍福あざなう

禍福あざなう

AI・HALL

AI・HALL(兵庫県)

2020/12/26 (土) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★

Aプロ千秋楽観劇

■*宇宙人:人の冷たさ再認識、怖っ

■海の底:地球心配、人無力、豆球良かった。

■起こるべく:コロナ対策…考えすぎって滑稽ね。

■さようなら:海硝子に募る想いが心染みた。

■劇作家:アンドロイドの自我、劇作家に…幕間も楽しませて貰った。好き

■無様:交番を訪ねる記憶喪失者?役者って本当に…ですね

色んな作品面白かった!

プカプカ漂流記

プカプカ漂流記

劇団昴

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/01/20 (水) ~ 2021/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2021/01/24 (日)

価格3,800円

1月24日17時開演のAチームを拝見(60分+休憩10分+50分)。

確か「サンデー毎日」が火つけ役だった「イエスの箱舟」事件。
リアルタイムで事件の推移を目の当たりにしていた元・福岡市民として、興味深い題材だったのが観劇の動機。
でっ、女性コーラスの郷愁そそる歌唱を耳にしながら、「モデルとなった登場人物達に注がれる、作者の温かい眼差しに満ちた脚本」「真っ直ぐな手堅い演出」の作品を、基礎のしっかり出来た女優陣が表現した110分の舞台は、実に見応えのある・精神的充足感のある音楽劇だった。
良い時間を過ごすことができた。感謝!

【追記】
劇中、何度か披露される、橘田美穂(きった・みほ)さん奏でるアコーディオンの豊かな音色。歳がバレますがw横森良造世代の観劇オジサンはすっかり聴き惚れてしまいましたとさ♪

ネタバレBOX

【配役】
遠藤泰子(教祖夫人)…寺内よりえさん
増山佳代…石井ゆきさん
寺原のぶよ…江川泰子さん
峰岸清美(かって教祖を慕っていた)…要田禎子さん
岡本秀子…林佳代子
河田順子(かって林真弓を食い物にしていた)…A・関泰子さん/B・坂井亜由美さん
林真弓……A・古谷みちるさん/B・西岡萌絵さん
熊下貴子…A・広瀬和さん/B・丸山加奈子さん
吉田京子(東京から帰って来た女)…新井志啓さん
小島やえ…橘田美穂さん
 ゴジラ 

 ゴジラ 

“STRAYDOG”

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

外岡えりかさん、長野せりなさん出演。
Bチームを観劇。9年以上前になります。
有名な戯曲、演目ですよね。アマチュアの舞台で、ゴジラをフランケンシュタインに変えたのを観たことがありますが、プロの舞台で観たのは初めてでした。
straydogさんならではの、ギャグの詰まった楽しい舞台でした。当時流行っていたKARAの「ミスター」、小泉今日子の歌、ゴジラの曲はもちろんモスラの歌など、音楽をいろいろ使って演出していました。いい感じでした。
巨大なゴジラがどうやって家にいる家族と会話しているんだろうとか、不思議なことはありますが、見ていると気にならなくなりました。
考えてみたら、これは舞台ならではですね。家を踏みつぶすほど巨大なのに、家の中で座って会話します。ゴジラ役の加藤慶祐さん、まったく違和感ありませんでした。
外岡えりかさんは、持ち味の可憐さを発揮してたと思います。当時は20歳でしたか、時の経つのは早いもので。
長野せりなさんは当時17歳、数少ない舞台出演で。日替わりゲスト的なものを除くと、7歳の時に出た「オイディプス王」以来。妹2人のうちひとりの役で、ガヤ的なものですが、セリフはけっこうあったと記憶しています。
なお、伊藤祐奈さんはAチームで非番でしたが、住吉真理子さんが木村カエラ「バタフライ」を披露したときに、バックダンサーで出てました。

ネタバレBOX

外岡さんが序盤で客席の人の頭で花を摘むところ、びっくりしました。面白かったです。
重松隆志さんのモスラのくだりがとても良かったです。その連れ合いであるピグモンの住吉真理子さん。いつも素敵な歌声です。当時のstraydogさんの舞台は、住吉さんの歌が楽しみでもありました。
最後はどうなったかな、そこはメモしておらず、よく覚えていません。思い出すために、原作を探して読んでみようと思います。

このページのQRコードです。

拡大