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サンサーラ式葬送入門-普賢篇-

サンサーラ式葬送入門-普賢篇-

feather stage

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/02/04 (木) ~ 2021/02/14 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/02/06 (土) 13:00

オンライン配信でAチームを視聴しました
定点カメラでの映像です

私の環境のせいかもしれませんが
映像がボケ気味だった(解像度不足?)のと音割れが気になりました
お顔がギリギリ判別できるかなぁという感じですね
ただ、作品的にクッキリ映像でなくてもそれはそれで雰囲気があって良かったように思います

オカルトチックなサスペンスミステリーで好きなタイプのお話でした

ネタバレBOX

死に方によって行き先が変わる
(人間に生まれ変わる・幽霊になる・輪廻から消えるなど)

「死に方」というより「殺され方」な展開
老衰や病死の場合はどこへ行くのかな
地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚」

オンライン公演(東京都)

2021/02/06 (土) ~ 2021/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

参加している団体の雰囲気や年齢層が様々で、それぞれの個性的な映像作品がどれも無料で視聴できるという珍しい取り組みだなぁと思いました。これから順次作品が増えるみたいです。3月31日までやっているので気軽に少しずつ楽しめるのではないでしょうか。

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚」

オンライン公演(東京都)

2021/02/06 (土) ~ 2021/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2021/02/06 (土)

全作品拝見しました。
演劇的な一日の新たな可能性を感じます。

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚2021」

地域演劇イベント「#演劇的な一日 in 大塚」

オンライン公演(東京都)

2021/02/06 (土) ~ 2021/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

子供向けから、最新技術を駆使したエキセントリックな公演までタダで観れます!

風吹く街の短篇集 第四章

風吹く街の短篇集 第四章

グッドディスタンス

OFF OFFシアター(東京都)

2021/02/03 (水) ~ 2021/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

『人という、間」深井邦彦 作、演出
2人の言葉の掛け合いにクスッとしたり、胸が熱くなったり、必死に生きる人達に切なさや逞しさを感じました。
45分間のお話 とってもおもしろかったです。

我が友 ドラキュラ

我が友 ドラキュラ

劇団NLT

劇場MOMO(東京都)

2021/02/03 (水) ~ 2021/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

 喜劇では既存のキャラクターの使い方が難しい。登場させるのは簡単だし、著名なキャラクターだと下手な説明をしなくて済む。便利だが、知られているキャラに振り回されるという事にもなる。
ドラキュラと言うと、森の奥の古城に生きる不死の生命、処女の生き血を吸う、殺すには心臓を杭打ちしなければならない、などなどのキャラクターが知られている。架空の悪役キャラクターでは、ルパンに並ぶ人気者である。
今回の作品では、不死に飽きて早く死にたいと悩むドラキュラをめぐる話で、そこはあまり新味はないが、二幕では、そのために芝居を組むというところが新しい工夫である。しかし、その新しい部分がこなれていなくて、人物も、話も、笑いも渋滞する。新人賞と言うが、作者は既に上演作品もあって、一幕などは手慣れた感じがするが、そこからうまく広げていくところがスムースに進まない。役者も、川端慎二はドラキュラ役を楽しそうにやっているが、ほかの役には役者がなじんでいない。そこが舞台では浮いてしまう。
喜劇は難しいもので、喜劇が旗印のNLTやテアトルエコーはまず本で苦労している。どちらの劇団も喜劇の新人脚本賞を出しているところからもそれはうかがえる。劇としての喜劇は演出、俳優に負うところも大きくすぐれた作品を創り上げるのは時間もかかる。わが国には、三谷、ケラ、宮藤と言う優れた喜劇作家がいるが後続は心細い。いい作品を待望している




風吹く街の短篇集 第四章

風吹く街の短篇集 第四章

グッドディスタンス

OFF OFFシアター(東京都)

2021/02/03 (水) ~ 2021/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

A『人という、間』
作・演出:深井邦彦(HIGHcolors)
出演:和田啓作・薩川朋子(張ち切れパンダ)
~失って勃ち上がりたい男と 失って立ち上がった女の行く末の話~観劇

舞台セットはシンプルにベットと椅子とスタンドぐらいでした
男女二人の会話劇であり
ズレた感じの男性とリアリストな感じの女性の
やりとりを会話にて徐々にわかってくる関係性を表現した
約45分の作品でした

ネタバレBOX

今は他人であるが
故人である女性との繋がりがあった二人です

シュチュエーションは
ホテルにデリヘルの女性を
個人氏名&オプションで服装指定のコスプレで指名した男性がいて・・・

男は妻が亡くなって寂しくて・・・EDで・・・治したいから かなー
女は仕事として割り切って35にもなってセーラー服着てきて・・・

男の亡き妻は女の姉でした

女の方の
感情面では男が気持ち悪くて会いたくも話したくもないのに
仕事と割り切って話す(まぁ仕事は濃厚接触ですけど)トコは結構共感できたかなー
草の家

草の家

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2021/02/05 (金) ~ 2021/02/18 (木)公演終了

満足度★★★★★

初日観劇。
開場10分くらいで入場したらまだ観客が5人。上演までには30席くらいが劇団の人たちで埋まったけど。

チラシに写る家族が観たら面白いんだろうけど・・他人からみたら単純につまらない自費出版で見かける自叙伝みたいな話。これを2週間近く支える劇団は大変だと思いました。

男性が老婆演じるのは上手かったんですが、側で観劇してた中山マリさんが何で主人公しなかったのか気になりました。

堕ち潮

堕ち潮

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2021/02/04 (木) ~ 2021/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2021/02/04 (木) 17:00

主宰で作・演出の中津留が、自身の「家族」を題材にした骨太の劇作をしている。観るべし!
 大分の旧家である西島家・岡本家は祖父母の代が兄妹で、その息子・娘の家族、その子ども、と3世代が同居する。その岡本家の3室が座・高円寺の舞台いっぱいに作り込まれたセットが、まず目をひく。そこで展開される総勢15人(17役)の群像劇で、最初は細かいエピソードの展開で始まるが、岡本家の10歳の優人が、小学校で南京大虐殺の授業を受けたことから物語が大きく動く。以前何かのアフタートークで、中津留の祖父が南京で従軍していたことを小学校の授業で紹介された、という話を聞いていたので、これは中津留の家族の物語なのだということが分かり、興味を持って観ていた。
 80年代初頭、その2年後、の1幕(50分/45分)、休憩15分を挟んで、さらに10年後、またそのさらに10年後を描く(50分/40分)、壮大なドラマである。休憩込み3時間20分が長く感じない(体は確かにキツイが…)。設定は一応は実在の家族を模しているように思われるものの、出来事のどこまで実話ベースなのかはさすがに分からないが、いかにも地方の都市でありそうな現実と理想の対立やら何やらが描かれる。何かを訴える、というのではなく、自身の家族を舞台に壮大な物語を展開されることに腐心したように思われる。
 特には、岡本家の事実上の当主である祖母世代の千恵子を演じた、みやなおこ、の存在感と、その嫁で姑に使われる佳那子を演じた川崎初夏の演技が興味深いが、何と言っても注目したのは、2012年以来の出演となった劇団員の、ひわだこういち、である。ひわだは以前の作品では劇中のキモとなるセリフを語る重要な役割を演じることが多かったのだが、8年半ぶりの出演でも数々の重要なセリフで見事な存在感を示してくれた。古いファンとしては、うれしい限りだ。

風吹く街の短篇集 第四章

風吹く街の短篇集 第四章

グッドディスタンス

OFF OFFシアター(東京都)

2021/02/03 (水) ~ 2021/02/07 (日)公演終了

満足度★★★

男女二人の関係性がなかなか理解できなくて見ながら妄想を働かせていました。
マスクのままでの会話でしたが、セリフははっきりと聞き取れました。
大人の二人のはずが、思春期の男女の会話みたいで面白かったです。

墓場なき死者

墓場なき死者

オフィスコットーネ

駅前劇場(東京都)

2021/01/31 (日) ~ 2021/02/11 (木)公演終了

満足度★★★★

先月はカミュ。今月はサルトルと昔懐かしい実存主義作家の代表作の上演が続く。
なんで急にブームになったのか、多分、今のコロナ騒ぎが「極限状況」とダブらせやすいからだろうが、それはずいぶん早合点の牽引付会であまり乗れない。
サルトルの「墓場なき死者」はノルマンディ上陸作戦からパリ陥落までの間のフランスで、ナチ協力政府とレジスタンスに引き裂かれた民兵の悲劇を素材にしている。政府側に捕虜となった民兵五人が民兵側の秘密(隊長の所在)を自白するように拷問される。その先は虐殺が待っているが、彼らは「自尊心」のために自白を拒む。
自白しそうな弟を殺してしまう姉、とか、拷問のシーンとか、自殺したり、殺されたりするシーンも多く、芝居と分かっていても理不尽な死は重苦しい。「正義の人びと」のように抽象的な議論にならない反面、肉体的な痛みも観客は味合う。議論は死を賭けた自尊心という事で再三繰り返されるが、ここが当時の戦争の状況を背景にしていて、解りにくい。それはそうだろう、よく事情が分かっている翻訳者は、どこか奇妙なおかしみがあると書いているが日本人にはわからない。日本の事なら「日本の一番長い日」だって、どこか奇妙なおかしみを感じることができるが、フランス事情までは響かない。演出者もそこまでは狙っていないらしく、どんどん話を進めるが、もっと、一つ一つのエピソードを腑に落ちるように描いてくれないと外国人には共感しにくい。(そこはカミュの本のせいも大きいが俳優座の方が分かりやすい)コロナ騒ぎで、上演時間を短くせざるを得なかったのであれば大いに同情するが、全体に舞台の肉体的な痛みを吸収するゆとりがない。
俳優では、隊長の女であり、弟を殺さざるを得なくなる姉を演じた土井ケイトがなかなか良かった。少し席を間引いているが満席だったのは何より。俳優座の圧倒的に老年に比べるとここは半分は30歳代以下の若い人が入っている。15分の通気交換休憩を挟んで2時間半。



第6回30GP

第6回30GP

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/19 (火) ~ 2021/01/27 (水)公演終了

満足度★★★★

二日目も配信で。

ネタバレBOX

空宙空地『たりない二人』

一般的から見てもルーズ過ぎる女子と。
一般的から見ても潔癖症すぎる女子。
元々知り合いなわけでもない縁もゆかりもない者同士のシェアハウス。
初対面の初々しい間柄から、同居から日にちが経過してツノ突き合わせる間柄になるまでの間の日々のエピソードを、細切れに時間行ったり来たりしながら、場面は進んでゆく。
場面と場面の切り替えにかかるBGMがコミカルで、二人のやり取りの面白みを引き立てていて雰囲気作りが良かった。
このエピソードひとつひとつがとても面白い。
あまりに水と油なふたり、当然軋轢がうまれて喧嘩別れになる。
でも軋轢がうまれるのは、互いに本音言い合ってるからこそ。
そして喧嘩別れ乗り越えてがっちり熱い友情築けたのは、この二人のそれぞれの性質の良さ。
こんな相手に出会える人生はそんなにあることじゃない、とても幸福な人生。
素直に、あぁ、いいなぁ?って思いました。
そんな「わたし」の友情の物語だけで終わるわけではなく。
そこに母との物語が挟まれてるところが、それが上っ面じゃないところが、空宙空地さんの好きなところかな。
世界が自己に終始してなくて、奥行きを感じる。
あとお二人の個性が良かった。
いい加減過ぎるけ可愛らしさがあって。
ツンツンし過ぎてるけど愛嬌があって。
嫌らしさのない魅力的なキャラクターになってる。

江本真里子『デラシネる』

江本さんがイケメン過ぎる。
線路沿いの屋台居酒屋らしからぬバーテン風の衣装が良き。
終始、江本さんの独白で物語は進む。
自己紹介的な序盤から、ストーカーに追われる可憐な美少女を助けたことから、で一気に展開してゆく。
バーテン風の男装麗人と儚げで可憐なホステス嬢の共同生活、描写がそこはかとなく耽美。
決して決定的なあからさまな描写はなく、もやっと漂う互いの互いへの淡い恋心。
きっと両思いだった。
一年続いた共同生活は可憐女子の方の実家の家庭の事情で終わりを迎える。
別れを前に勇気を振り絞る可憐女子、逃げ出してしまう麗人女子。
両思いだった。
両思いだったのに、両思いにはなれなかったふたり。
とても切ない結末であり、だからこそ良さがある、そんな恋物語でした。
おりょう

おりょう

総合学園ヒューマンアカデミー大阪校 パフォーミングアーツカレッジ

近鉄アート館(大阪府)

2021/01/16 (土) ~ 2021/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチーム初日観劇

本家そとばこまちさん、そのままの超エンタメ!
1ヶ月限定劇団で拝見した方や、本家からの援軍の方等々居られ、安心して観られる良い公演でした。
舞台セットも力作で、大人数の華やかな舞台。
愉しかった!

わかぎゑふクラス「種をまく人」

わかぎゑふクラス「種をまく人」

京都造形芸術大学 舞台芸術学科

京都芸術劇場(京都芸術大学) 春秋座(京都府)

2021/01/16 (土) ~ 2021/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇

クリープランドのゴミが散乱する広場に、1人の少女が種をまき、やがてそこは色んな人が集う畑に…

色んな人が色んな思いで、土を耕し、其々の種をまく。
その思いが、人との繋がりが、心暖かで、とても感動した。

授業の成果が存分に出ていたと思います。
わかぎゑふクラス良かったです。

地獄谷温泉印 『太陽の国』

地獄谷温泉印 『太陽の国』

京都造形芸術大学 舞台芸術学科

京都芸術劇場(京都芸術大学) studio21(京都府)

2021/01/16 (土) ~ 2021/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇

初めての京都造形芸術大学に伺いました。
とても綺麗で良い所!

歯科衛生士とフリータカップルの所に昔の先輩が…
思う様に生きれぬ面々の心の声が聞こえてきそうな公演だった。

卒業おめでとう。
良い公演でした。

や○ざさんの抗争水面下でバチバチ、近大サッカー部の問題など薬物の低年齢化広範囲化が進む中、さもありなんな、リアリティがあった。

ps.ラストはどう解釈すれば…

ネタバレBOX

そう、コブシを振り下ろすラストは、どう解釈すれば良いのだろう?

仁義を通し先輩、逞しく北海道に向かい後輩…
フリーターの帰りを切望していた(一人になる事を忌み嫌っていた)歯科衛生士は、何故、コブシを振り下ろす?

とても印象的なラストで面白かったのだが…
いざ、咀嚼し解釈しようと思っても、最近の若者心理についていけない初老の切なさか…???です。
足掻き(あしかき)

足掻き(あしかき)

演劇創造ユニット[フキョウワ]

ウイングフィールド(大阪府)

2021/01/30 (土) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽日観劇

母子家庭、すれ違う親子、
私は…僕は…
小説を書き続ける男女。
同じ時、異なる時、違う家族、崩れ行く男女の結末は不幸か?否か?

平凡だけどイビツな人々の、表現の仕方が絶妙。
色んな見方ができる公演、

一方が現実で他方が虚構とも思えるし、

両方が現実で、お互い連絡取り合いながら、それぞれの境遇を共有しつつバランスを保っていたが、一方の風船が割れた事で他方の風船も割れた?

とか、想像が膨らむ、物語の世界に引き込まれる公演だった。

初の書下ろしとは思えない。見応え十分、余韻のある内容。

メグリアワセ

メグリアワセ

演劇集団ステージパラノーマル

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/29 (金) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

4st観劇
観客の拍手で変化するマルチエンディング…
今回は残念ながらバッドエンドでした。
ハッピーエンドの方が好きですが、ストーリーの大筋は明らかになるので、それ程ストレスは感じなかった。
とは言え、幾つか引っかかる所(伏線かも?)があり、それらが他のエンディングで回収されていれば良いな…
(今回、1回しか拝見できなかったので残念)

尚、急遽執事代役の杉田真帆さん、練習期間1~2日の中、良い演技でした。他の皆さんも個性的で良かった。

ネタバレBOX

マルチエンディングなので、1回観ただけでは全ての伏線は回収されないとは思うのだが…
幾つか疑問な所を下記に列挙(以下、ネタバレ含む)。
これら疑問点は別の回を観れば解消されるのか気になる。
加えて、1回だけ観ると、少しご都合主義的に物事が展開してゆく様に気がして、その展開の必然性があまり感じられなかった。

①メグリアワセの間で人形を再起動したが、何故セトが造った人形の再起動のやり方を知っていたのか?

②セトの名前を知っていたのは何故?

③集められた者が犯罪者でないと執事が告げるが、何故告げる必要があったのか?
→犯罪者でないと告げた方が犯人に辿り着きやすいと言うのであれば、そもそも最初から犯罪者だと暗示を掛ける必要もないのでは?
→いやいや、集められた者達はそもそも犯人に対するエサなので、最初に犯罪者と言う事にしておいて犯人と共感させた上で、犯罪者でないと行って犯人に迫らせるつもりだった?

④犯人が人形4人の中にいると執事が告げるが、告げる必要があるのか?
→③と同様?

⑤ヤスダがセトに内通していたと言う状況の筈が、ヤスダがセトを殺そうとして今回バッドエンドとなったが、どのようにバッドエンドになったのか?
→ヤスダがセトを殺そうとしたのも、セトの指示だとすると、結局、ヤスダは終始セトの支配下にあったとすると、結局犯人の告白もなく、誰が犯人かも分からず、セトの思惑通りではなく、セトの失敗となっている様に思うのだが…
→セトの目的が犯人捜しではなく、自分に犯罪者の烙印を押した社会への復習にとって変わり、セト王国を造る事だとすると、今回のメグリアワセの間は茶番であり、拉致した人間を次々と人形にすれば良いのでは?
→いやいや、ヤスダはセトに内通していたが、気が変わり本当にセトを殺そうとした、とすると、誰が全員を殺せたのか?執事もセトもメグリアワセの間に居て、傷ついているのに…、誰がメグリアワセの間から出て皆を殺せたのか?

などなど1回観ただけだと疑問が残るが、少なくとも上記の疑問の幾つかは、他のエンディングを観れば伏線回収されていそうな気がする。

追伸、今回のエンディング選択だが、あの段階で選択するのはほぼ不可能(山勘か役者さんの好き嫌いぐらいしか判断材料無し)であるが、既に何回か観劇された方が、他のエンディングを観たいが故に、拍手を誘導していた様な気がする。
それはそれで何だかな~な感じがした。
第6回30GP

第6回30GP

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2021/01/19 (火) ~ 2021/01/27 (水)公演終了

満足度★★★

予選一日目、配信で観ました。

ネタバレBOX

ハコボレ『空箱』

落語から始まる。
ロボットが人間を支配する、芸術に規制がかかる世界での記録資料としての落語。
芸術の再生、それは劇団の姿勢と重なる。
とかく扇子の扱いが癇に障る、バンバン叩く音にいらっとする。
この世界では人間ひとりひとりに適性職業が定められており、就く職業を選べない、適性以外のことを自分のやりたいようにすることができない。
演芸も、音楽も、絵画も、写真も。
規則を破ると収容され、限度を超えると身体を切り刻まれる。
達成感や幸福感より、極められるかどうかが尊ばれる世界。
夢を抱くことのできない世界。
それでも夢を抱き、身体の一部を失おうとも、やりたい芸術表現に身を投じる人々がいる、命懸けで。
例え記録に残るものでなくとも、この世界の心のないロボットには理解できなくても、人間の大衆の心には刻まれる。
ぐっと思い巡らせているところに、また無粋に扇子バシバシ叩く落語、五月蝿い。
ここで一気に醒めてしまうのが、個人的には大変に残念でした。

プロトテアトル『エウレカ』

この物語は、登場人物が制服姿の女子三人だというところがいい。
教室の休み時間みたいな、放課後みたいな、キャッキャと楽しげな時間。
殺伐とした状況下なはずなのに青春を感じる。
安保に反対する学生運動のように、自分達に影響を及ぼす何らかの採決がなされようとしてることに対する中学生によるデモ活動の真っ只中。
デモから距離を置いた屋上に避難している女子中学生三人。
キャッキャしてる雰囲気もやがて、自由研究という名目のジャーナリズム議論に移る。
自由研究とか懐かしい、当時は何していいかわかんなくてひたすら面倒なだけのものだったけれど、今から思えば何してもよかったんだしあんな楽しいものなかったのにな、それを教えてあげに戻りたいな。
子供の可能性は本来、無限大だし夢と希望に溢れてる。
それを妨げる事象には怒っていいんだよ。
掲示板やらSNSやらでネチネチするのではなく、堂々と。

終わった後、投票のアナウンスをいつものテンションで行うダイゴさんの背後で、女子三人ぷらすアイウチさんが、せっせと舞台上いっぱいに散らばってた紙を回収してる光景が、なんか良かったです。
配信組には投票権がなかったのが寂しい。
墓場なき死者

墓場なき死者

オフィスコットーネ

駅前劇場(東京都)

2021/01/31 (日) ~ 2021/02/11 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2021/02/01 (月) 19:00

座席A列7番

墓場なき死者たち。墓場のない死者になろうかという者にとって、死にゆく瞬間における自意識の高まり、唯一無二の自我への執着、消失されゆく自己存在への哀切、そこには目くるめく様な煩悶と懊悩が渦巻いているのだろう。
 パンフレットを読むと、そこかしこに「自尊心」という言葉が出てくる。
自尊心と聞いて、そこに崇高な精神性を求める向きが一般だが、(パンフでも、その意味で「自尊心を持って守りたいもの」を出演者に聞いていた)、一方で「自尊心が高すぎる」という揶揄もある。パンフでは、翻訳の岩切正一郎が、この舞台を自尊心の球の闘いとした趣で語っている。ただし、卑怯者と呼ばれないための自己正当化として。
 犬死には嫌だ。生きていた証を残したい。そんなレジスタンス達の物語。何のカタルシスもなく、理想も理念もない。ただ、そこには殺し殺される者同士の、自己正当化だ。民兵たちは、連合国の侵攻に恐れおののきながら、今の優位に身を委ねている。レジスタンスは、卑怯者にならないための自己賛美を朗々と謳う。
 何も救われない、物語。

ネタバレBOX

武田和久演じるコルビエが怖い。上官の指示を淡々と受け、まるで意志など存在しないような振る舞い。そして最後、自ら忖度してレジスタンスを皆殺しにするところ(彼の薄嗤っているような表情も、壁に書かれた題名の下に死んでいくレジスタンスの名を淡々と表記していくところも)。
コット―ネの配役は、毎回そつがない。
足掻き(あしかき)

足掻き(あしかき)

演劇創造ユニット[フキョウワ]

ウイングフィールド(大阪府)

2021/01/30 (土) ~ 2021/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台のセットと演劇の場面が上手くシンクロしていたように思う。内容も考えさせられる内容で、自分自身の人生を振り返ってみる事もできた。比較する訳ではないが、両親に感謝しないと・・・。

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