INDESINENCE
LUCKUP
赤坂RED/THEATER(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
良く練られた台本、ポテンシャルの高い役者陣、Covid-19の影響さえなければ立ち見が出てもおかしくない程(この劇場でそれが許されるか否かは兎も角)、極めつけの舞台。華5つ☆。若干噛む役者が居てもこの評価は下せる内容だ。 ベシミル(追記27日22時25分)
聖なる日
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
アン
やみ・あがりシアター
王子スタジオ1(東京都)
2021/03/26 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
座布団劇場 番外二人会~花散るやかがみのなかの障子口(万太郎)
占子の兎
阿佐谷ワークショップ(東京都)
2021/03/26 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
しみず由紀さんと、今井耕二さんの、三の酉は、とてよかった。
人間賛歌がつまった悲哀と優しさが、確かに滲む、素晴らしいはなしでした。
おふたりの、表情、仕草がなんとも素敵で、酔いしれてしまいました。
今井さんは、(猫の目)のときと、雰囲気が全く違い、うわー、こんな、優しい、いい表情!!!うっとりしました。
「-D-の軌跡」
赤猫プロジェクト
道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)
2021/03/26 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
満足度★★★★
ダンス💃も良かったが、内容も良かった。いじめ、差別等の問題もかぶって考えると、人間の自分勝手さを改めて感じました。生きていくことのつらさ、大切さを噛みしめました。
生きてる風/ ブタに真珠の首飾り
アマヤドリ
シアター風姿花伝(東京都)
2021/03/18 (木) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#アマヤドリ
#生きてる風
現代社会が抱える闇…病み。海底生物のごとく閉ざした世界にひっそりと生きる。かつての世でも俗世との交流を断ち、山奥で暮らしたりする歌人や詩人などもいた。ここにいるのは、その世界から抜け出そうとする者、抜け出す手助けをしようとする者、抜け出さずにいる者。解決するきっかけとなる事件……なんて起きない。特効薬もない。その心理…真理について抉る……ことはできなくても、一歩踏み込む。
主宰の広田淳一さんの新作はいつでも刺激的だ。その言葉が観客の心を絡め取って行く。
今回、劇団を離れていた #松下仁 さんの出演を知り、リアルに叫び声を上げ、泣いた。アマヤドリらしさというものがあるとすれば、間違いなく彼の中にそれはあった。そして彼の妹役の台詞の向こう側に、劇団を離れた女優の姿…言葉があった。彼女は彼女であると同時にアマヤドリそのものだったと、改めて知る。わかっていたけれど、わかっていなくて……凄い発見だった。
同時に、初見の #宮川飛鳥 さんと #徳倉マドカ さんという若い二人の力強さに惚れ惚れもしている。魅力的な若い俳優さんとの出会いは、なんとも幸せだ。
そして、開場から客出しまで130分リアルに引きこもる、ほぼオブジェの #大塚由祈子 さんに敬意を。
聖なる日
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
生きてる風/ ブタに真珠の首飾り
アマヤドリ
シアター風姿花伝(東京都)
2021/03/18 (木) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『生きてる風』
昨年から延期になった公演。
「ひきこもり」の意味合いが微妙に異なってきた時代の「社会的ひきこもり」。
なのだが、ひきこもりの人たちについて語っているようで、どうやらそれだけではなさそうだ。
白昼夢
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2021/03/20 (土) ~ 2021/04/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/03/23 (火)
赤堀雅秋さんの描く人間臭が最初はわからず徐々に漂いだしラストには鼻に付き帰り道には拭っても拭いきれないほど胸やけしている。
でもそれが心地よくも悪くもあり、だから好きなのかな。
劇場で観劇できて良かった。
聖なる日
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
骨太なテーマに正面から挑んだ力作。2時間40分という時間を長く感じなかったのは役者の熱演と演出の巧みさか。人種、性、宗教、様々な違いが差別を生んでいる今、この演劇は私たちに問い詰める。
正義とは何か、生きていく本能には逆らえないのか、いろいろ考えさせられるが、答えは簡単には出ない。。。実際にあった事件はリアルであるがゆえに生々しい。否定しなければいけないのに、どう否定していいのかわからない。人が持つ原罪なのか、そもそも人は不条理に存在しているのか。そんなことを考えながら帰途に就いた。
オーストラリアという国を、その成り立ちを考えながら。。。
D.C. -コドモと家族の物語-
劇団YAKAN
池袋GEKIBA(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
脚本が、素晴らしかった。
単なる、家族のお茶の間、ホームドラマか、と思っていたが、全然違った。それでは、つまらない。意外性があり、おもしろい。
死後の暗く、気が滅入る話と違い、明るくおもしろい。私的には、すごーくよかった。
犬役の役者さん、やーさん役の役者さん、インパクトがあり、よかった。
やーさん役、俳優の伊原剛志さんにちょっぴり似てるような?カッコいい。また、観たい。
これはもう、もうひとつのほうの作品も、ぜーったい観たい。
お気に入りの劇団さんが、ひとつ、増えた。
D.C. -コドモと家族の物語-
劇団YAKAN
池袋GEKIBA(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
吉祥寺ダンスリライト vol.2
公益財団法人武蔵野文化事業団 吉祥寺シアター
吉祥寺シアター(東京都)
2021/03/20 (土) ~ 2021/03/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
横文字の耳慣れない企画であるが参加グループの名前に食指が動き、特に観たかった妖精大図鑑の出るAプログラムを観劇。
トークによれば吉祥寺シアターが主催する「リライト」の狙いは若者の作品披露機会の提供、さらに第2弾となる今回は総合プロデューサー北尾亘の振付作品を公募の若手ダンサーが踊る演目を加え、振付師との作品製作の機会(ダンスカンパニー所属しない/できないダンサーには貴重)も提供の由。A・B各プログラム3演目の一つとしてA・B2チームが踊った。この作品が最も舞踊らしい舞踊作品。数名の若者が溌剌と登場、動体の緩急と姿態の毅然とした美しさ、アンサンブルの充実、コミカルさシュールさが止まらないという感じで。幾つかの相(場面)の移り変りもダイナミックで質の高い舞台であった。
続く2演目は、企画側がオファーした若手、浜田純平と妖精大図鑑。
前者は舞踊の既成概念(自体も更新されてるが)拡張を担う部類、意表をつく展開のある変ダンス、というか出し物。一人で作るためか主観の強さが良くも悪くも横溢、妙に長い場面(ここそんな長くなくてよくね?みたいな)があったりだがそれも含めて予測を裏切り続けたパフォーマンス。
休憩を挟んだ後者はより演劇的で、ストーリーがあり、その「語り」に身体表現、踊りが組み込まれる。ノリよくギャグありコメディ色強めだが、出演者(女4人男1人)個々の、またグループでの舞踊力がストーリー叙述の中に実に効果的なだけでなく、「<ダンス>を探す旅」がのっけに迷い込んだスーパーという世界が具象世界から迷走の中で抽象世界へ、シュールから芸術に昇華する瞬間を垣間見せる(計算による主産物でなく「面白い」を追求した結果の副産物に見える)。
休暇込みで各演目30~40分のそこそこ長い充実した公演。ゲスト岩淵貞太と大図鑑3名とのトークにて、ショーケースとしては持ち時間が長いのは劇場的に今後単独公演を見据えた企画だという。
日本人のへそ
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2021/03/06 (土) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
D.C. -コドモと家族の物語-
劇団YAKAN
池袋GEKIBA(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「全、大人に告ぐ」を拝見。若い人達の直球勝負に好感を持った。今後もこのように、自分に嘘を吐かない作品作りをして欲しい。華5つ☆。(追記愉しみにすべし)
つかの門
kondaba
生野地方卸売市場跡地3F(大阪府)
2021/03/25 (木) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
町中にズンと建つ三階建てコンクリの卸売市場の三階での上演。場所に行き着くだけでもちょっとした冒険みたいで楽しかった!
夕方6時30分はまだ少し明るくて、外の光が窓から入ってくるのだけど、それがふと気がつくと外が真っ暗になってて、少し雰囲気が変わるのも面白い。
役者さん達は「なんとなくズレたひと」のような演じ方をしていて、相対的に全体的のバランスがずれていく感じが不思議な雰囲気を醸している。役者の身体性の特徴が際立つ場面がぶつ切りで入ってくる時のカオス感が楽しい。
戯曲と上演は全然違うだろうなという作品。
メビウスの輪の中に迷い込んだ人達みたいな印象を受ける内容で、『ゴドーを待ちながら』的な感触もある。
もっともっと、観客に忍耐を強いる内容にしても面白いとおもう。まだまだ練り上げられる。
期待を込めて、星4です。
雪の中の三人
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2021/03/16 (火) ~ 2021/03/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
他の方が言われてますが、上品なコメディという言葉がぴったりくる作品でした。
品のない笑いではなく、また登場人物皆が幸せになれるような佳作です。
聖なる日
劇団俳小
d-倉庫(東京都)
2021/03/19 (金) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
一昨年、小劇場翻訳劇「殺し屋ジョー」でクリーンヒットを飛ばした俳小の新作翻訳劇公演。開拓時代の原住民と侵略者の対立はいままでも様々なケースで舞台化されてきたが、これは19世紀半ば、入植時代のオーストラリアの先住民アポロジニと白人開拓者の対立である。
白人側にも、その地がイギリスからの犯罪人流刑地であった背景や、自国移民層のアイルランドとスコットランドの対立、老朽化しているキリスト教会の宣憮然活動システムなど複雑な事情がある。
舞台は、奥地の砂漠地帯で中年女のノーラ(月船さらら)が営んでいる売春宿を兼ねた貧しい木賃宿。彼女はアボリジニ(オーストラリア先住民)との混血の少女・オビーディエンス(小池のぞみ)を従順な使用人として使っている。そこへ荒くれ者、ガウンドリー(いわいのふ健)が僻地で仕事を求める三人の白人流浪者達(遊佐明史・北郷良)を率いて現れる。彼らはオビーディエンスを一晩の慰み者にしようとするが、ノーラは激しく拒否する。彼らの滞在中に白人の宣教師と赤ん坊が行方不明になり、教会も焼け落ちるという事件が起こり、既に開拓者として地域で生きている白人農民(斎藤真)を巻き込んで、先住民と移民白人の戦いが始まる……。
戯曲は、それぞれの人物の立場、生きるこだわりやキャラクターについても細かく触れる。それは確かにオーストラリアのなじみのない辺境を知らせてはくれるが、舞台の上の人間像やエピソードは暴力的で荒々しいばかりで観客に身近になっていかない。
それは俳優の演技にも及んでいて、客演のいわいのふ健も月船さららも柄はいいのだが、演技がパターン化している。たとえば、いわいのふと、彼が連れ歩いている舌を切られた少年との関係、月船と宣教師の妻(新井晃恵)と生き方をめぐって対峙するシーン、いずれも類型的な演技に逃げ込んで独自の真実が見えてこない。ベテランの斎藤真以外の劇団員も、それに引きずられている。一面に水面のような青く反射するガラス面を張り巡らしそこに枯れ木を数本立てた舞台ですべてのシーンが展開する。この美術は美しいし、照明もよく舞台を追っている。この新大陸の民族音楽らしい管楽器を軸にした音響も効果的だが、この舞台の抽象性が戯曲の生々しい現実感とそぐわない。
演出の真鍋卓嗣は、昨年、僻地を舞台にした人間崩壊劇「心の嘘」を既に本拠の俳優座で演出している。西部の荒廃した辺境社会の人間模様が、現代人の心にも響くいい舞台だった。一昨年の「殺し屋ジョー」も観客の生活体験と重ならないトレーラーハウスの殺伐な殺し合いの世界だったが、共感できた。だが、この一種混沌とした舞台からは、舞台の全ての人が願ったようなであろう「聖なるもの」は出現していなかった。
俳優座の衛星劇団から出発した俳優小劇場は、かつては、新劇の範疇に収まらない都会的な洒落た作品を個性的な俳優でつぎつぎにみせてくれた懐かしい劇団だが、これからも自劇団に閉じこもらず、作品を軸に新しい世界を見せてくれることを期待している。
INDESINENCE
LUCKUP
赤坂RED/THEATER(東京都)
2021/03/24 (水) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
#INDESINENCE
#藍澤慶子 さんを観る。単純に言ってしまえばそれ以外の目的はない。綺麗な方がたくさん出演される公演ならではの雰囲気が客席にも舞台にも満ちていた。キャストを目当てに足を運ぶ人にとっては、それぞれに見所が用意された作品であり、満足のいく構成ではなかろうか。こうしたキャスティングの作品で多く見られる常套手段と言える。
ミステリーとしては甘さがあるけれど、後半の展開はなかなか興味深い。ただ、少々説明し過ぎな感も否めない。特にラストで幾つかメッセージが語られてしまって……やや興が醒める。
藍澤慶子さんは、かなりの演技派だと思っている。しかし、その麗しさが重宝されて、演技のポテンシャルを発揮するポジションを与えられていない気がして…焦れる。語弊を恐れず言えば宝の持ち腐れな気がする。誰か、少人数の会話劇にキャスティングしてくれないかな。
【追記】
藍澤慶子さんの衣装はオシャレで奇抜だった。
でも、あれはアリなのだろうか⁉️
つかの門
kondaba
生野地方卸売市場跡地3F(大阪府)
2021/03/25 (木) ~ 2021/03/28 (日)公演終了