最新の観てきた!クチコミ一覧

2001-2020件 / 186164件中
BACK FIRE WARS

BACK FIRE WARS

KOTH

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

Aチーム観劇。STAR WARSオタクの話ですが、STAR WARSファンならかなり楽しめる内容でした(自分はほどほどのファンですが)。ちょっと盛り上がりに欠けるけど。ハニートラップにあったり、カルトに引き込まれたり、オタクもタイヘン。

昭和歌謡コメディVol.20

昭和歌謡コメディVol.20

昭和歌謡コメディ事務局

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです!
1部のお芝居は、笑いの中に感動があり、ちょっと涙腺が緩みました。
2部のショーは昭和感満載で、寸劇も歌も楽しめました。
ずっと会場内が温かな雰囲気に包まれていて、素敵な時間でした。
最後に観劇出来て、本当に良かったです!

コワーキングスペース!

コワーキングスペース!

beMyselfプロデュース

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/12/20 (金) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

人はあまり入っていなかったものの、クオリティは高い 演出脚色に島原さんが入っていることをを差し引いても楽しめた❗これからが楽しみです😄

HIROSHI MIKAMI/ HEDWIG AND THE ANGRY INCH【LIVE】

HIROSHI MIKAMI/ HEDWIG AND THE ANGRY INCH【LIVE】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

12/6 観劇

「祝みぃ子.mp4」

「祝みぃ子.mp4」

人間嫌い

駅前劇場(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

きゃぴきゃぴした楽しさに、いつの間にかその裏に潜む暗いものが。。。
初見の劇団さんだが、「人間嫌い」というネーミングは、ブラックかな。
岩井さんは、人の感情の機微を本当にうまく描いている。表面ではなく、人の闇をさりげなく表現できる作家さんですね。
本当に観て良かった!!

クリス、いってきマス!!!

クリス、いってきマス!!!

梅棒

サンシャイン劇場(東京都)

2024/12/01 (日) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/12/12 (木) 14:00

既成曲に当て振りをして物語を紡ぐスタイル、初期には1曲だけや何曲か組み合わせた短編だったのが長編化してきた頃から8年ぶりに観たがファンタジックな物語にしても使用曲の歌詞の取り込み方にしても大幅に進化していてとても嬉しい。
また、かつて観ていた頃のキャラクターを保ちつつパワーアップしたメンバーに加えて説明不要の生駒ちゃん、オニシスター/鬼頭はるかこと志田こはくの出演にしても800席を超えるサンシャイン劇場での公演にしても「大きく羽ばたいた」感じて感無量。

ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい

ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい

Alice Theatre Laboratory

あかいくつ劇場(神奈川県)

2024/12/13 (金) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

感想遅くなりました。お話の内容、役者の皆さんのお芝居ともによかったと思います。初めて字幕での観劇でした。演技を見ながら字幕を読むのは、なかなか忙しいですね。シュールな内容でしたが、ラストをどう解釈していいのか少し考えました。海外の作品も機会があれば触れてみたいですね

イヨネスコ『授業』

イヨネスコ『授業』

楽園王

サブテレニアン(東京都)

2024/12/17 (火) ~ 2024/12/21 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

金曜日拝見しました。五年ほど前にこの場所で拝見していたのを思い出しました。不条理劇をきちんと見たのがその五年前でその後色々拝見しましたがまたその時と違って人間の狂喜とか感情の起伏とか表現されて迫力ありましたね。役者の皆さんの力量は申し分なく、今回も楽しめました。

白衛軍 The White Guard

白衛軍 The White Guard

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2024/12/03 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ロシアの2月革命終了直後、ウクライナ・キーフを舞台とした白衛軍(第一次世界大戦時の三国協商で手を結んだドイツを
後ろ盾とする旧ロシア帝国の軍人たち)、ボルシェビキ(レーニンをトップとして2月革命を成功させ、ロシア全土における
ソビエト勢力の伸長を図る共産主義者)、ウクライナ人民共和国(シモン・ペトリューラを首班とするウクライナ民族主義者の
軍団)の三つ巴を描いた大河作品だが

実際のところはみんなして農民を中心とする庶民からの略奪、何のために行われるのか殺し合いの意義が分からない戦闘、
移ろいやすくあやふやな人々の支持を後ろ盾にしているという3点で、ほとんど似たり寄ったりの3勢力で、そこがロシア語
圏以外の鑑賞者の分かりにくさを増しているようにも思う。

もちろん、そういうふうにみせているのは、こうした勢力からなるべく中立でいようとしたと公言している作者ブルガーコフ
(白衛軍側の軍医として参戦していた)の意図だし、現にスターリンは本作を赤軍の偉大と白軍の没落として読み取って称賛
していたといい、その意味で読みが重層的な作品だなと思う。

日和見主義的な態度に終始するドイツ軍、大勢を見捨てて逃亡する上層部など、敢えて滑稽に皮肉めいて描いている部分も多々あり、
笑いも多いので事前に配布している人物相関図、またはこの頃のウクライナやロシアに関するwikipediaあたりザラッと見とくだけで
すっと入っていけるかと思われます!

ネタバレBOX

ウクライナ出身で母親もウクライナ人であるノーベル文学賞作家、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチに「戦争は女の顔を
していない」「ボタン穴から見た戦争」という有名な聞き書き作品がある。

これは第二次世界大戦を舞台にしているので、厳密には本作と直接関係ないのだが、ひとたび戦いが起こると「そこは大人の
男たちの台頭する世界で、女や子供というのはただの添え物でしかない」という現実だけがある、という意味ではものすごく
同じ状況だなと思った。

一番象徴的なのは、トゥルビン家の長女イリーナと次男ニコライ。前者は男ばかりとなった家の中で紅一点となり(当然ながら
戦場で女性が果たす役割はほぼ無い=存在しないようになる)、家の中のことを一手に引き受けつつ、男性たちからひたすら
憧れと詩や歌を捧げられることとなり(おそらくだけどフェミニズム批評では、戦争という男性的なものにおいて、女性は
ミューズ化されるという形で指摘されるのではないかとみられる)、

後者については、ただただ無邪気にロシア帝国の偉大と戦場での活躍を信じていた少年だったはずが、長男の白衛軍大佐
アレクセイの眼前での死、共和国軍を自ら射殺しまた負傷させられたことで、常に爆発音におびえ続けるPTSDで半分廃人
状態となった「抜け殻」になってしまったことが、

古今東西、ありとあらゆる歴史書や文学作品などで数限りなく描かれた戦争の姿をここでも描き出しているな、と。
それはそれはビックリしてしまうほど忠実に。

舞台はすでにいわれているように1F客席の半分を潰して、大掛かりな回転セットを仕込んでいるが、演出自体は
オーソドックスなもので、それが逆に「冷たいリアリズム」を強調していたように思う。

個人的には序盤の家のセットがせり出す前の不穏な脈動音(この作品、先に触れた爆音とともに直接的な残酷描写を
避ける代わりに音の演出がだいぶ使われ、また効果を上げていた)と、氷が吹きつけて凍りついたように仕立てられた
舞台両脇の柱が特に焼き付いています。
色彩組曲 ~七人の息子と灰色夜想曲~

色彩組曲 ~七人の息子と灰色夜想曲~

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!
母の葬儀に集まった7人の息子たちの真相とは・・・。そうだったのか・・・
兄弟の名前の色を使った衣装が素敵でした。入り乱れての殺陣シーンはドキドキです。
シン・ラジオ体操はぜひNHKに売り込んでください。若者たちもまたラジオ体操やるようになると思います!

ネタバレBOX

え?お父さん役はてっきり平野さんかと思っていたのでしたが、亡くなったお母さんの年齢と息子たちと過ごした年月を考えると、そういう感じになりますかね。もっとも実年齢通りの兄弟役ではないですが。
お母さんが息子たちと暮らしたという年月、本当は全てお母さんの物語の中だということを考えると泣けました。
ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい

ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい

Alice Theatre Laboratory

あかいくつ劇場(神奈川県)

2024/12/13 (金) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/14 (土) 14:00

 主人公の会計士Yによる狂言回しに導かれて、ロートレアモンの『マルドロールの歌』やホフマン的禍々しくも歪でカオスで不穏な悪夢的世界がモチーフになっていて、怪奇幻想エログロナンセンスな世界を綺麗に耽美に、美しく描く寺山修司的というよりかは、個人的には唐十郎的な気持ち悪さと妙な生活感、悪夢が現実を侵食してくる感じがフィットしているように感じた。
観れば観る程どんどん日常から悪夢でしかない非日常で、恐怖と戦慄、鮮血不健康なエロス、不条理しかないのに、魅せられ、引きずり込まれ、いつの間にか劇世界の主人公になって追体験しているような錯覚を呼び起こし、引き込まれ、時間や空間を忘れ、現実、今いる場所や国、自分が住んでいる場所さえも忘れるほど衝撃的だった。

 この劇はまた一言で言えば、大人のメルヘンというか、悪夢的な不思議の国のアリスなんじゃないかと感じた。
 
 また、終演後のトークショーの際に聞き手の人が、この劇は香港の言論弾圧、デモ弾圧、思想や政治信条の弾圧といった民主主義に逆行した現状も暗に作中に含まれているんじゃないかというようなことを香港の劇作家に聞かれていた。
しかし、個人的には、それは違うんじゃないかと感じた。そんな新劇的なメッセージを露骨にまたは分かりやすい形で劇中に含ませるのであれば、こんな説明し難く、観客を引きずり込み、舞台と客席との間がなくなり、主人公に感情移入していくような、それでいて複雑で、形容し難い劇にはならないと感じた。
 それに政治的メッセージがそんなに強固だとどこの国でも上演できるとはならないはず。しかし、この香港の劇作家は香港国内に留まらず、中国の北京や上海、台湾の台北、さらに他のアジアやヨーロッパ諸国まで縦横無尽に公演し数々の賞を受賞をしていることを考えれば、あえてメッセージ性をうやむやにし、幻想怪奇エログロナンセンス劇にしたてたことの意味は大きいんじゃないかと考えた。

昭和歌謡コメディVol.20

昭和歌謡コメディVol.20

昭和歌謡コメディ事務局

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/20 (金) 17:00

 昭和歌謡コメディは、今回で20年目で、20周年ということで、1部のコメディ劇のほうは、どんな集大成で、どんな感動を感じさせてくれるのかと思って観ていたら(そうはいっても、私が観始めて5、6回程度しか立っていないが)、良い意味で裏切られる展開でした。ヒロトシ·まるみの兄弟喧嘩が勢い止まらず、まるみがヒロトシの奥さんゆみこの有難さを身を持って実感させるため、ヒロトシの娘みゆと組んでゆみこには死んだ振りをしてもらって、ゆみこが急に亡くなったことにするという突飛な猿芝居がどんどん事が収集が付かないレベルまで大きくなっていき、どうなるかという、多数の人が入り乱れるシチュエーションコメディであり、途中あまりにも下らないギャグや阿佐ヶ谷姉妹のパロディなどもふんだんに盛り込まれていて、大いに笑え、また終盤は少し感動した。
しかし、それを吹き飛ばすぐらいドタバタな笑いやズレた会話による笑いなどが次から次へと飛び出し、最後の最後まで、20周年だからと気張らず、変にグレードアップし過ぎず、等身大の人間臭い個性豊かで癖が強い登場人物たちで、大いに笑えてストレスや嫌なことや不安、外の寒さも吹っ飛んだ。

 第2部の昭和歌謡とお笑いのバラエティショーでは、バルーンアートが観れる、昭和〜平成間のアニメ曲も聴けたのが個人的にはすごく嬉しかった。今まで以上に自分の知ってる曲や知ってる者を題材にしたコントが多かったことで大いに共感でき、楽しめた。

トリオ

トリオ

NonoNote.

シアター711(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

小劇場で笑劇を至近距離で観て楽しむ、そしてラストは衝撃的な そんな洒落の効いた公演。劇中とは言え、1970年代の寂れた劇場の楽屋や音曲漫才の雰囲気が味わえる。3者三様の歌声が軽快なリズムに乗せてこだまする。何と無くではあるが、かしまし娘を連想してしまう。楽器を奏でながら面白可笑しい話、そして時事ネタを盛り込む といった話術が懐かしい。

物語は 説明にある通り、舞台では息の合った漫才を披露する3人だが、楽屋へ戻ると日々 大喧嘩。原因は「トリオ」というあだ名の副支配人・鳥居一男の奪い合い。そして遂には刃傷沙汰へ…。表情豊か 誇張した演技が見どころ。小笑・爆笑など笑いの渦だが、時にオルゴールから流れる ゴンドラの唄がしみじみと。ちなみに この歌、大正時代の歌謡曲で、芸術座公演『その前夜』の劇中歌として松井須磨子が歌ったのは有名。自分は、映画「生きる」で主人公を演じた志村喬が この歌を口ずさみながらブランコをこぐシーンを思い出す。

音曲漫才師の3人は、それぞれ苦労を重ねて生きてきた。そして やっと一緒になりたい男を見つけたが、それが何と皆同じという悲劇。ゴンドラの唄の歌詞は♫恋愛讃歌のような、たとえ気心知れた仲良しであっても恋の路は譲れない。そこに普遍的とも思える「愛情」と「生活」が滲み出ている。

今回の演出は 武藤晃子女史。10年ほど前 この演目(LEMON LIVE vol.10公演)に役者として出演しているが、今回は演出を担当している。そして当日パンフには、NonoNote.主宰の璃音さんを称え、そして激励するような言葉を綴る。ノンストップ女3人芝居、そこに日替わりゲストが加わり、実に味わい深く紡いでいく。観応え十分、ぜひ劇場で。
(上演時間1時間30分) 

ネタバレBOX

舞台はムーンライトセレナード新宿座の楽屋。前説はトリオ(ゲスト 植田健一サン)が店の法被を着て担当。舞台の近くに特別に作らせた楽屋。正面の壁には着物が掛けられ、中央の少し高くなった平台に炬燵。上手に楽器(ギターやアコーディオン)置き場、下手に黒電話。年代的に携帯電話がないため、この電話が重要な役割を果たす。

3人は、Toshimi Saionji(小玉久仁子サン)、Ritsuko Sasanishiki(鈴木球予サン)、Orie Bando(璃音サン)、罵声 喧嘩のような会話から それぞれの境遇が分かってくる。問題は、トリオを巡る恋沙汰と この特別な楽屋を明け渡さなければならない状況、これらは姿を現さない支配人の胸三寸。さて、この劇場に長く出ているSaionjiは、ピン芸人であった頃、舞台の都度 衣裳替えをしていたため、この楽屋を作らせた。Sasanishikiはストリッパー、Bandoは売れない歌手といったところ。

場末とは言わないが、この環境から抜け出して好きな人と小さな幸せを、そんな細(ささ)やかな願い。しかし、この面白可笑しい騒動には ある思惑が…。この公演、漫才的にはトリオを巡る騒動がフリ、どんでん返しがオチ、そして何事もなかった いや少し心境の変化がフォローのような、そんな滋味ある作品だ。

本公演の内容とは直接関係ないが、 武藤さんが演じた時と今回とでは、個人的に意味合いが違うような気がしている。この10年間でコロナ禍の以前と以後、いつまた どのような災いがあるか分からない。少し大袈裟かもしれないが、コロナ禍(まだ完全終息ではない)で演劇を観るのは命懸け。この至近距離で大口開けて笑える喜び、それを ひしと感じる。それが 今を必死に<生きる>に繋がるような。
次回公演も楽しみにしております。
トリオ

トリオ

NonoNote.

シアター711(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

笑いました!!女性トリオの建前やら本音やらがぶつかって、1人の男を取りあうドタバタも面白かったです!
設定が1970年代とのことで懐かしい言葉やエピソードが飛び出しました。演じている役者さんたちも知らなかったことなのではないでしょうか。日替わりゲストの植田健一さんが「好きな昭和歌謡」と言うことでユーミンの「ひこうき雲」とおっしゃっていましたが、あれは昭和歌謡ではなくニューミュージックというのが正しいと思います。
まあ、植田さんが発表した時後ろの席の女の子が「えー!知らない」と呟いていたので、知らない世代にも聞いてもらえたら嬉しいです。

ネタバレBOX

男の取り合いの真相がわかったときには「そうだったのね!」と安心しましたが、トリオ君は心を入れ替えることはできるのでしょうか?そしてマーガレッツの内紛に発展しそうな気配もあって心配ですね(笑)
インディペンデント・クロニクル グレイテスト・笑マンⅡ

インディペンデント・クロニクル グレイテスト・笑マンⅡ

一般社団法人グランツ

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/20 (金) 14:00

「インディペンデント・クロニクル」130分。休憩なし。

新作『トロイメライ』/『ジョルジュ』

新作『トロイメライ』/『ジョルジュ』

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2024/12/19 (木) ~ 2024/12/25 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

12月、冬の訪れの時期に毎年上演される座・高円寺の音楽を取り込んだステージである。形としては朗読劇といった作りだが、小品ながら音楽として成立している演奏を取り込んでいる。今回は芸術監督に新しく就任したシライケイタの作・演出でシューマン(亀田佳明)と妻・クララ(月影瞳)の交わした往復書簡を読みながら何曲か秋山沙穂が演奏する。休憩15分を挟んで2時間30分。
このシリーズはもう20年を超える実績がある。今年は例年好演されてきたアメリカのジャズを素材にした「アメリカンラプソディ」に替わって「トロイメライ」になった。シューマンの音楽が演奏されるのだからシューマンの話か、地味じゃないか、と思いながら見ていると、半ばでシューマンは若死にして、後半はブラームスとのの往復書簡になる。これは、妻クララの話なのである。シライケイタ、ラストに余白の日記を出したり、構成はうまいものである。
19世紀、男性社会だったウイーン音楽界に演奏家として受け入れられ、女性音楽家として初めて音楽界でリーダーになっていくクララの生涯が演奏と共に語られる。亀田はこういった役回りはお得意で今回もシューマンやブラームスを過不足なく読む。月影が父に反発しながらローティーンの頃からシューマンとの純愛に生き、たくさんの子供たちをもうけ、毅然として演奏家としてヨーロッパ中を巡演していく自立する女を読む。好演である。
自立する女性物語として古いが王道の話で初演ながら客席は老若男女バランスの良いいかにもの「杉並区民」で満席であった。
この企画も10年を超えれば劇場名物になる。こういうシリーズ公演を一つでも持っていることは自治体劇場としては大成功である。組み合わせるショパンの「GEORGE」は定評ありの公演だがピアノで固めるのも一案だが、やはり前作のように軽音楽系の物語欲しい。芝居に比べれば仕込みは楽なのだから三本立てでも意のではないかと思った。客席300クラスの劇場がそれぞれ四季にあわせ名物公演を持てれば東京も素晴らしい演劇都市になる。なれば良いなぁ。

トリオ

トリオ

NonoNote.

シアター711(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

昭和の話なので少しわからない部分はありましたが、それでも3人の熱演で楽しめる作品でした。

ケレン・ヘラー

ケレン・ヘラー

くによし組

シアタートラム(東京都)

2024/12/19 (木) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

話の筋は良く判ったものの、そこへ行くまでの状況が納得(共感)できなくて…モヤモヤしてるうちにどんどん進んで行った。
不条理劇だから、話の流れにリアリティを求めてはいけないのかな?
アフタートークがあったおかげで、話の趣旨はわかったけど…

ネタバレBOX

熱望(物も人も)するものもなく、SNSなどとは距離を置いて生きてきた私には、刺さるところが無かったが、今を生きるワカモノには刺さるのかもしれないです。
天保十二年のシェイクスピア

天保十二年のシェイクスピア

東宝

日生劇場(東京都)

2024/12/09 (月) ~ 2024/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4年10月ぶりの藤田版再演。宮川彬良さんの曲が実に素晴らしく、地を這って生きる人たちのエネルギッシュなこと。木場勝己隊長の達者な導きで天保十二年の、佐渡の三世次の一代記に誘われる。高橋一世を踏襲しつつ悪の度が増した浦井健治の三世次。お文、お里など悪人ぶりが際立つほど、話がおもしろくなってくる。シェイクスピア作品の織り交ぜが絶妙で、耳慣れたセリフが出てくるとつい笑ってしまう。
他人の人生を踏み台にして虫けらから代官に上り詰めた男の悲惨な最期もなぜか爽快。2幕はジェットコースターさながらに疾走する。
確かに絢爛豪華祝祭音楽劇だった。リピーターチケット(かなりお得な)もあるのでできれば1階と2階で観劇をオススメします。

なかなか失われない30年

なかなか失われない30年

Aga-risk Entertainment

新宿シアタートップス(東京都)

2024/04/27 (土) ~ 2024/05/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すごくよかったです。
停電作業の後って何かしらトラブルが起きるけど、これはイヤだ(笑)
クズ債権者は懲らしめるけど、本当に困った人はソッと見逃す。この三人だと、闇金のヒーローっぽくてたまらん。
演劇衆団ZI-PANG、最高だった!
自分好きの主宰が笑える。それについて行く役者もいいキャラ!

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