満足度★★★★★
関係者の生活史が投影している...
HPに脚本家の生い立ちが書かれてますが,山田さんの歴史が詰まっている?
いとうあさこの自伝にある『20代は「ヒモ男」たちに貢ぐため馬車馬のように働いた』をそのままにしたような(少しネタばれだけど)『ヒモでない男っているんだ...』みたいなセリフ。いとうあさこの半生が陰を落としている感じでした。
繰り返される『アイデンティティ』とか個人の『設定』というテーマも山田さんの生い立ちに関係するものかもしれません(同一性障害(=identity disorder)って病気の概念もあります)。
さて,女性客が多いのに改めてビックリ。サンモールスタジオの客席トイレを思い浮かべてもらえればわかると思うんですが,トイレの列が女性ばかりで一緒に並ぶと気まずいのなんのって...観客8割女性ってどうよ,ってところです。
横内さんが,今回もトレーナー-Gパンで(要するに,真面目な役で)流れを引き戻す係?(すすめられた時,横内さんのツイッターをフォローしとけば良かったか...)。
内容はとても満足ですが,公演開始から随分経つのに『観てきた』の1番乗りってのも,当劇団の客層を物語る感じです(少しモノグサで,登場人物に感情移入しやすい?)。いえいえ,演者は少しもモノグサじゃないんですけどね。
Zチームにも期待です!!
(あの,音楽著作権の問題とかいろいろあると思うんですが,過去DVD是非出して下さい!)