太陽に灼かれて 公演情報 劇団EXILE「太陽に灼かれて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ゴージャスな学芸会
    EXILEって殆ど知らないんですよ、だから出演者の中で
    誰がEXILEか、わかるかなぁって思ってましたが
    極端に、ホント冗談みたいに棒読みで台詞をいう数人がいたんで、
    「あぁこの人達か」と、わかりました。
    北区つかこうへい劇団を卒業した黒川恭佑とか下宮嬢のほうが
    目立ってました、というよりアンサンブルは、非常に芝居が
    しっかりしている(ように見える)。
    ダンスも種類が違うのかもしれないけど、EXILEと、そんなに変わらない
    レベルに見える。
    このアンサンブルは非常にレベルが高く感じられた。

    照明が凄いんです。
    セピア色とか、見たことないようなコントラストがあって
    ビジュアル的に見応えがありました。
    これは、帝劇とか青山とか照明な立派な劇場は多々あれど
    トップレベルと思います。
    さすが、ユーミンな命名したステラボール。
    ステンドグラスを模したようなスライドも美しい。
    目まぐるしく変わるライティングで
    ダークな世界、EXILEの世界観を再現する事には
    成功していると思います。
    天井も劇場にしては、とても高く開放感がある。

    でも、他のインフラは宜しくないです。
    他の方も意見してましたが、劇場内に段差が全くないので
    舞台の底辺が全く見えないんです。
    この作品は、底辺で寝ている人達の存在感も大切なのですが
    それが見えないから、特に導入部は、何が何やら、話さえもわからない。
    またヒロインが、床に寝て、何かしたりされたりする
    シーンも多いんだけど、これも全くわからない。

    構造は、すり鉢状ではなく、ステージ以上に
    客席の横幅が広い上、ステージ脇に大きなスピーカーが
    ぶらさがっているので、非常に視界を遮り、見づらい。
    床は、ベニア板で作った敷座があり、その上にパイプ椅子。
    昔の赤坂アクトシアターや宝塚1000days劇場よりも安っぽい作り。
    このインフラで、チケットは9500円。
    いかがなもんだろうか。
    EXILEってファン層は小中学生?よくわからないけど。

    まぁ話自体が、どんなアプローチでも、きっと殆どわからないと思う。
    少年ジャンプかマガジンに出てくるような劇画調の話で
    IQの低そうな若者(EXILEは決して若くないように見えますが・・・)が
    勢いや血の気にまかせて拳銃やナイフを持って、
    ヤンヤヤンヤ暴れているだけの話。
    神だの悪魔だの、ツジツマを理解するには
    努力を要するような話で、
    「へそのはなし」で感動の極みを感じた後の作品だっただけに
    「くだらない」。
    ウトウト眠くなるんだけど、爆音や大音量がバンバンなるから
    ビックリして目が覚める。

    個人的には、こういう暴力的な話は、とても苦手。
    なんでも来年3月には、劇団EXILE第二弾が決定しているとか。
    ステラボールでだけは、上演しないでほしいですね。

    ネタバレBOX

    歌手公演?の一つと思って見に行きましたが
    EXILEは1曲も歌わないし、そんなに踊っていない。
    踊っていたけど圧倒されるような踊りじゃない。
    それが凄いのかもしれないけど。
    作品の後半、ラジカセでテープの曲を変更しながら
    パラパラやフラダンスを踊るシーンは面白かった。
    でも10年位前だったかなぁ、
    TRFのミュージカル、地球を何たらって作品を
    代々木で見たんですが、
    あれは爽やかで歌って踊ってって感じだった。
    この作品は、とにかく暗い。そして下手。

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    2007/09/28 22:34

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