ustで観劇
なので☆は無しで。
こども向きに作ったのであろう芝居のため、わかりやすいようにいつもよりちょっとスローでオーバーアクト。話は多分原作通り。
スーツにメイドに◇のライトに、演出も派手ではないが緩急しっかり押さえるとこ押さえた中屋敷節。
お遊戯的な児童演劇をこどもながらにダサいと思っていたような自分がもしこれをこどもの時に見ていたら、話の内容は覚えていなくても「なんかかっちょよくて楽しい」とワクワクした感触が残る程度にはクール。そしてそれって重要だと思う。
前にも書いた気がするけど、柿の舞台って本当演劇教育向きだと思う。
口語演劇の「演劇で表現するこをは身近だよ」って教育じゃなくて、「演劇って面白いんだよ」と発見させる教育として。
舞台が終わった後に入ってたこどもの「楽しかったあ」って素直な声の雄弁さよ。
『ながぐつをはいたねこ』で小さい子に原体験。
小学校高学年は『すこやか息子』で演劇表現の奥深さを噛み締め、中高生演劇部は『ダミーサークル』を演じる。本気で女優を目指すなら『いきなりベッドシーン』をやってみるのもいいだろう。
そうすれば日本の演劇界はちょっと明るくなる気がするよ。
ところで『ながぐつをはいたねこ』の教訓って「オシャレは足元から」ってことでいいだろうか。あるいは「形から入る」か。
2011/02/26 15:46
その目線での見方があったとは気付きませんでした。感銘。