「サンポジウム2011」 「劇」小劇場 公演情報 散歩道楽「「サンポジウム2011」 「劇」小劇場」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    どうなんでしょうか。。。
    昭和編→平成編の順での観劇。

    平成編のパンフレットにある文章。。。

    「長い期間お借りするんだから、同じ舞台セットでもう一つ、昭和から時代を経た、その続編のような芝居をやりたいと思いました」

    ・・・

    ・・・

    「ついでに平成も」というニュアンスは、照れ隠しなのかもしれないが・・・

    この平成編・・・ボクには合わない!好きじゃない!!

    この「平成編」の内容なら、昭和編のエピローグ程度で十分。

    昭和編のエピローグに使う勇気があるかどうかは・・・ボクにはわかりません。

    もし友人が「これから2公演のチケットを買う」のならば・・・

    「平成編→昭和編の順番で観たほうが、ずっとずっとイイと思うよ!」と言うんだろうなあ。。。

    ネタバレBOX

    両公演を見た後に思い出したのが・・・映画『ミッション・インポッシブル』を観た後の、なんともやるせない気持ちだった。。。

    「なんで、あんなに忠実で冷静でカッコ良かったフェルプスが、あんなくっだらない理由で裏切りモノになっちゃうの?」

    たしかに、人生ってのは一筋縄でいかないところがあるから、登場人物がとてつもない運命に翻弄される、ってのはアリだろう。

    でも、そうなっちまったのであれば、そうなった経緯というのをキチンと表して欲しいよなー。

    登場人物をもっと大事に扱って欲しいわ。。。

    主人公に恋する女子高生「さっちゃん」が、いろいろあって浮浪者になるのってのも「有り」なんだろうし。。。

    その女子高生「さっちゃん」に恋するクソ真面目な同級生「渡辺君」が、チンピラのカシラになるってのも「有り」なんだろう。。。

    でも、たいした説明も無しに「こうなっちゃいました!」じゃあさ・・・

    笹野鈴々音さんが可憐に演じた「さっちゃん」が浮かばれないよ・・・

    キムユスくんが熱演した「渡辺君」が浮かばれないよ・・・

    波乱万丈の人生を歩み始めた「園子さん」は、平成の世でどんな生活を送ってるのさ・・・

    なんか登場人物を、自由自在に操っちゃうことの、悪い面が出ちゃったような気がする。。。

    だからこそ、平成の現状を見せた後の「昭和編」のほうが良いと思うわ。

    「あぁ、彼ら彼女らにもこんな時代があったんだなぁ」って。。。


    それにしても「昭和編」の雰囲気は好きだなー。

    笹野さん・・・すばらしい役者だ!また観たい!!!

    郷志郎さん・・・最初に来てたハイネックのセーター・・・売ってください!笑

    谷中田善規さん・・・ダメダメな親父を完璧に演じてました!最高っ!

    ヒルタ街さん・・・その声は既にアートです。。。

    三好絵梨香さん・・・もっともっとコテコテの「演技」しちゃってイイと思います。普通のしゃべり方だと、舞台じゃ映えない気がします。。。
    でも、その超絶的なかわいさは・・・下北の街で歩いてるとこを見かけたんだけど・・・浮きまくってました!(イイ意味でよ!)笑

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    2011/02/22 23:13

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