第46回関東高等学校演劇研究大会 公演情報 関東高等学校演劇協議会「第46回関東高等学校演劇研究大会」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    八千代松蔭高等学校「花まんま」
    朱川湊人の「花まんま」はあまりにも有名のなで、どなたも筋は解っていると思うが、加藤家の小さな妹がある日突然、誰かの生まれ変わりだと言い出し、彦根にいる家族に会いに行く。死んだ繁田喜代美は小さな妹・加藤ふみこに乗り移って拒食症になった父親に「花まんま」を作って励ますという筋。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    早くに父親を亡くして育った妹と、彼女を優しく見つめる兄を描いた話題作だが、ここに登場する父・加藤恭平のキャラクターが絶妙。彼のコミカルさで会場から笑いを取る。更に繁田仁(父)の年老いてガリガリになった様子も涙を誘う。ワタクシも号泣してしまったが、会場でもすすり泣きが聞こえた。

    愛娘が死んだ日に暢気にご飯を食べてた父親の後悔と懺悔の心から拒食症になった場面の描写はあまりにも悲しく、また「花まんま」で父親を何とか救おうとする娘の気持ちが痛々しく美しかった。

    父と娘の絆を描きながら生きている人たちへの希望の物語。

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    2011/01/09 20:41

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