お薦め演劇・ミュージカルのクチコミは、CoRich舞台芸術!
Toggle navigation
地域選択
ログイン
会員登録
全国
北海道
東北
関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
海外
管理メニュー
団体WEBサイト管理
顧客管理
バナー広告お申込み
バナー広告お申込み
Toggle navigation
menu
公演検索
HOME
公演
検索
ランキング
チケプレ
掲示板
Myページ
団体・公演・劇場登録
団体WEBサイト管理
チケット管理システム
CoRichチケット!
チケット管理システム
CoRichチケット!顧客管理
HOME
公演
ZOMBIE(ゾンビ)
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
INUTOKUSHI「
ZOMBIE(ゾンビ)
」の観てきた!クチコミとコメント
前のページに戻る
アキラ(1498)
満足度
★★★★
みんなゾンビになりたがる
観客を楽しませようという意気込みや勢いを感じた。
笑いも弾けていたし。
ネタバレBOX
4面客席という配置なのだが、とてもうまい使い方で、死角ゼロだったと言っていいだろう。
テンポが良く、スポーツを観戦しているような感覚で気持ちいい。
みんなうまいなあ。
キャラを設定しないと、人とのコミュニケーションがとれない若者(人々)が、そのキャラを取り払われてしまうと、ゾンビになってしまう。
被っている仮面を脱ぐことでゾンビになるのだが、劇中では、ゾンビは仮面を被って演技しているという、皮肉な設定が面白い。
そう、つまり、「キャラの仮面を脱ぐ」ことで、自由にしゃべれるようになるのだが、それは、実は「ゾンビ」という「新たな仮面を被る」こにほかならず、結局、新しいキャラ、すなわちゾンビ・キャラを手に入れたことで、「何でも好きなだけ話していい」というルールに則り、堂々と自分を語り出すということなのだ。
だから、他人がゾンビになって、勝手に、かつ自由に自分を語り出すという姿を見て、誰もが、本当はゾンビになりたがっていたのではないのだろうか、ということだ。
それを本当は誰しもが望んでいることだからだ。
ゾンビから逃げるという「フリ」をして、噛まれちゃったから、「しかたなく」ゾンビになった、とい体(てい)で、「だってゾンビになっちゃったんだもの」と喜々として自分を語り出す。
ゾンビになって自由を手にしたのかもしれない。
しかし、それもキャラなので、いつかは破綻がくるのかもしれない。
で、話は少々ずれるが、観ながら思い浮かべていたのは、『ひかりごけ』(武田泰淳)だった。
『ひかりごけ』は戦中・戦後を舞台とした物語であり、人が生きて行くには誰もが無垢ではいられないというストーリーであった。それと同様に、『ZOMBIE』では、現代では、誰もが本心・本音に蓋をしないと生きていけない。つまり、両者に人が生きていくための性(さが)のようなものの共通点を感じたのだ。前者では、その証の光りの輪がすべての人の頭に輝き、後者では、すべての人がゾンビになってしまう。
まあ、そんなことどうでもいいですね。
にしても、ゾンビとOBのダジャレは少々きつい(笑)。
なんだかよくわからないけど、ゾンビな気持ちを短冊に書くと入り口に掲示してくれるらしい。七夕とゾンビは関係ないし、そもそも12月だし。とりあえず、何か書いて渡しておいたけど。
ちなみに、私の観た回のアフタートークは、ひょっとこ乱舞の広田さんだったが、面白い。話し好きなんだろうな。ひょっとこのあの精緻さとはまた違った饒舌さとサービス精神に溢れている。
劇中では、ひょっとこを乱舞させるという大サービスまであったのだ。
0
2010/12/09 06:23
0
0
前のページに戻る
バナー広告お申込み
このページのQRコードです。
拡大
×
このページのQRコード