モグラ町1丁目7番地 公演情報 龍昇企画「モグラ町1丁目7番地」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ハマル!
    同じ舞台を2度観するのはワタクシの観劇至上、なんと3度目だ。こうして数が言えるほど本当にごくごく稀な事なのだが、この舞台は実にハマル。ハマッテハマッテやられてしまったのだ。完璧に!
    更に本日のキャストが吐くセリフはばっちり聞こえた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    本人たち五人兄弟が自己評価するには、俺たちはクズだという。そんなクズな、いい年コイタ大人達を舞台といえど、観るのはきっと癒されるのかもしれない。それは自分はまだまだイケル。大丈夫だという安心感にも似た心もちが得られるからだ。

    五人兄弟の父の後妻として嫁いできた智子さんは敦子という現在20歳の娘が居るが、彼女はこの若さで五人兄弟の幼馴染の善男(57歳)と離婚している。後に智子は「敦子は善男さんの子だから・・。」としれっと言う。つまりは敦子は自分の実の父親と結婚していたという理屈だ。苦笑!

    結局薬局、ここに登場する大人たちは全員がクズなのかもしれない。笑
    そんな大人達がこれまた、しれっと生きている事に仰け反るほどびっくり仰天してしまうのだが、どいつもこいつも面倒な事には関わりあいたくない。兄弟の金を当てにして呆けたと勘違いした義母・智子さんの介護で揉める。笑

    とにかく観ていて癒されるのだ。
    作家の前川さんにはまだまだシリーズ化して欲しいと思う。
    今後、このアホ兄弟がどんな風になるのかも興味津々だ。そうして観客と共に役者も年をとっていく光景はとても素敵な気がするのだ。

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    2010/10/31 21:43

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