満足度★★★★★
これは幻想という名の現代劇“龍神と恋仲になった娘が龍神の子を産んだ”という、一見ファンタジーだけのお話と思いきや、昔からの村・お家の確執と必死に抗う兄弟・姉妹、新たな権力による信仰の自由の阻害、と、人間くさいところが前面に出たお話でした。龍神信仰のある閉鎖的な村、その閉鎖的な環境で長く信じられてきたものが突然無くなる。この急激な変化は現代社会を暗に意図したもので、時代の流れに翻弄される人々は何を選択し、どう生きてゆくのか。最後はそんな重いテーマを投げかけていたのだと思いました。龍の絵が粋でした☆
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2010/10/25 00:34
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