不確かな怪物 公演情報 ブルドッキングヘッドロック「不確かな怪物」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    片田舎での日常に潜む奇妙
    バスは1日3本、何か起こると町中に知れ渡るような所での出来事をゆっくりと、でも求心力を失うことなく提示。134分。

    ネタバレBOX

    三鷹の劇場のの立端を活かして階段状の客席を作り、星のホールの客席に段差がないという一番の弱点を克服した会場作りには感服。

    ラスト1時間を切ってから大きく話を動かす展開にワクワク。それまでの展開が全て伏線であったかのように絡まり、謎が解けていくようで。でも一番最後のさらに半回転ひねった展開はそのすっきりした感じをも混沌とさせるようで△。着地点を敢えて求めない話だったのかなぁ?

    劇中、二階から何か書いているような(?)物音がするという演出。たしかにホールの上方からノイズのような音が聞こえるのだが、中盤までそれが意識的に出しているのか、何か不具合があり、音がたっているのかがわからない。演出プランだとしたら音の種類も含め、はっきりわかさせた方がよかったような。

    あと、いくら夏の公演だからとはいえ畳から人の手やら、暗転前に自ら傾く額など、ホラーやサスペンスを煽った本筋とは無関係な無駄なシーンもあり。ただでさえ尺が長く、退館時間ギリギリになってるのだから、こういうシーンは削って少しでも上演時間を短くした方がよかった気もする。

    0

    2007/08/09 10:18

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大