満足度★★★★
自分の感受性には責任を持って・・・(茨木のり子風?に)
簡単に補足だけします。
※とある演劇口コミサイトで、(なんと、他人の書き散らかした感想を見ただけで、確認もせず)、初日の120分からどんどん時間が減っていった、アラ隠しのために場面を削っていってるのは容易に想像がつく、などと仰っておられる方がいました。かなり驚きました。
当方は全部、終了時間を確認してますが、初日は100分。そして5日も100分。そして、この日も100分。なんの違いもございません。
場面が無くなっているなどということも、ない。というか不可能。
元々が、たった5幕の芝居。膨大な長編をこの分数に、可能な限り、凝縮しているのです。
減らしたりしたら、直ちに判ってしまう。憶測だけで、よく書けるよなあ・・・
そのサイトは、こりっちよりも登録方法が安易で、全体的に書き散らかした投稿が目立つ。そんな投稿をチェックする機能がないのを、悲しく思う。
しかし驚くのは、演劇誌が主体のサイトなのだ。こんな調子では、その雑誌も信憑性が疑われると思うけど。いいのかな?
「批判する」ことが「評論」だと思い込んでいるのが、責任を持たずに書く人間の特徴。客を100人減らすのは子供でもできる。簡単です。けれど、1人の客を引っ張ってくることは、尋常じゃない才能を必要とするのです。
それが出来る人間だけが初めて、批判もする資格を与えられる。批判するには、資格が要るのです。当方としては、そう思っております。
終演後、声をかけた木の実ナナは、子供のように無垢な人だった。たった一言の感想に、嬉しさがあふれるようで、子供のように喜んでくれた。
芝居は、生きた人間が作っている。来てよかった。と思った。