実演鑑賞
満足度★★★★★
旗揚げ時代に、ここはもっと脚本力が付けば凄い劇団になるのではないかと
個人的にもどかしい思いをしたのだけれどあれから数年、今回脚本を手掛けているのは「かわいいコンビニ店員飯田さん」の池内風さん・・・え、最高じゃん!
実際、キレがあって小気味いい劇団の持ち味が炸裂、本当に最高の舞台でした
学生社会運動メンバーとノンポリ演劇部と演劇部OBの会話劇
劇中に演劇部員の劇評があり、それに笑っていた事を思い出すと何とも書きにくいのですが、リアリティーあるフィールドに生きる三者それぞれに強く惹きつけられ、ただもう目まぐるしいくらい面白かったです
現在をテーマにしたディベートシーンひとつ取っても若者達の放つ言葉に逐一引き込まれるし、加えてディベートしてない者の発言までもが香ばしく、これまた引き込まれてしまうという
笑ってしまう中に何ともいえない悲哀が、その悲哀にさえ可笑し味がこみあげてくるのだから、この3人、いつまでも見ていたい