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花と龍
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公演情報
KAAT神奈川芸術劇場「
花と龍
」の観てきた!クチコミとコメント
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住み込みの女(553)
実演鑑賞
満足度
★★★
ネタバレ
ネタバレBOX
長塚圭史・新ロイヤル大衆舎の『花と龍』を観劇。
何度も映画化されている玉井金五郎の物語。
明治時代終わりの北九州・若松港。
港から船へ石炭の積み込み荷役労働者(ゴンゾ)たちは安い賃金でこき使われ不満を抱いている。ヤクザも登場し、派手なアクションや任侠ものになるのか?とも感じたが、長塚圭史なのでなる訳はない。
出世意欲があるでもない玉井金五郎だが、一向に良くならない生活の為に労働組合を作ろうと奮闘する姿と妻・マンの夫婦の物語だ。
話の流れでヤクザの抗争の見せ場もありながら、ゴンゾたちの貧しい生活を描くのを忘れていない。ヤクザ、賭博、遊郭、玉井金五郎の色恋も描かれていて、波乱万丈の物語と錯覚してしまいそうだが、搾取する側(ヤクザ)とされる側(ゴンゾ)が物語の要になっている。
時代背景を鑑みると資本主義と社会主義との対決と看板をあげて描くことも出来るが、仲間のために生活を良くしたく労働組合を作ろうとする純粋な玉井金五郎の生き方に震えてしまう。
その看板を大きくあげて物語を進行していないからか、あの時代にすんなり入れるのは確かだが、背景を感じながら観劇していくと一層深まっていくだろう。
長塚圭史は決してテーマを表に見せない作劇の上手さが阿佐ヶ谷スパイダースでは際立っていて、困惑と面白さを見出すファンは沢山いるが、大衆向けに作られている今作でもそこは外していない。長塚圭史の作品になっているのだ。
開演前に舞台セットに作られた屋台で、焼き鳥やら焼きそば、アルコールなどの飲食が売られていて、客席で観劇しながら飲んだり食べたりしてもよく、試行を凝らしている。値段も安いようである。一般の劇場がこのような試みをするのはないので、お勧めである。
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2025/02/14 11:53
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