実演鑑賞
満足度★★★★★
ふたり芝居というと、かなり熟練された役者さんがやられるイメージがありましたが、さすがベテラン声優。長台詞で難しい言葉ばかりでしたが安定感のある発音でしっかり脳に入ってきました。密室での会話劇というのが良かったと思います。舞台経験の少ない佐々木望さんにこの戯曲を提案した田中正彦さんのセンス!
その田中正彦さんはこの作品では3回目のブライアンという事でした。警察の交渉人であるブライアンは人格者であり、嘘がなく、ハリーが友情を感じていく様子にも共感しましたし、田中さんの見た目も地毛の白髪が外国人っぽくて素敵でした。
全く暗転のない、ずっと緊張が続く2時間でしたが、登場人物が少なくて、図書館の1室での、そのままの時間経過なので、初めて舞台を観る方でもわかりやすかったと思います。