カンテン「The Foundations」Final. 公演情報 カンテン事務局(Antikame?)「カンテン「The Foundations」Final.」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Select Bを観劇。架空畳、だるめしあんの順で、前者は滑らかに動き回り元気よく発声する(ダイアローグよりは観客に向かって語るニュアンスの発語が占める)。このリズムの滑らかのせいか(元々不眠だったが)ほぼ寝ていた(耳で声だけがわんわんと響いてた)。よって語られていた一切が不明。
    休憩で体を起こさなきゃ、、と思いきやすぐに転換が始まり、次の演目へ。不安が過ぎったが杞憂。しっかり観劇できた。
    こちらはだるめしあんらしいフィクションで、転換中広い舞台面に引かれたライン上を人々が行き交う導入、どんどん加速して二人が衝突し、男女が入れ替わっている、という「転校生」オマージュな始まり。二人ともバイトの面接へ行く途中。女装となった青年はコンビニで採用が決まり、女性店長と女性の同僚との会話で「どうも男性はその弱さゆえに気を遣われている」「女性は余裕かましている」男女の役割転換が起きていると理解。恋バナになって「あ、ごめんこれってセクハラかも」と気を使われ、呆れる。これが世界A、その後は店長が何かのきっかけで世界Bへ。紳士的な男性と圧倒的に弱い女性。次が男性優位、次が女性優位、微妙に関係性が異なり、その会話に滲んでいるのが面白い。最終的にはアンドロイド化が発達した世界に至り、転移した兄の前には研究者である妹。ある実験のため世界間の歪みが生じ、転移が起きやすくなった、修正のための旅に出ると言い、だるめしあん女優・河南が颯爽と風を切って出発する。パラレルワールドを渡り歩いて一人一人証言を聞いて回るが、「入れ替わった反対の方」に証言させ、一々皮肉が効いて面白い。ちょっぴり社会派なのも私には好感。

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    2025/01/30 08:27

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