実演鑑賞
満足度★★★★
「なまえ」を題材にしたオムニバス
夢現舎らしいひねりが加わり、時事問題の皮肉も入ったショートストーリーの連続で飽きない
まあいつもながら現実離れしているのだが
ギャグとしては最初の『ゴッドハンド』のふたりの医者藪(やぶ)と上手(かみのて)、患者の井出(いで!)が面白かったかな
この劇団らしい『私の伯父さん』(チェーホフ「ワーニャ伯父さん」)や『中華満珍楼』、『ぐっち』なども笑った
題名はすべて(仮)で、「観劇後お好きな名前を付けてみてください」
いつもここの階段を下りて行くのは何かが起こりそうと楽しみだ
今宵も『行燈パブ ろびっち』(受付)にてキャストの劇団員大川さんがお出迎え、飲み物を渡してくれる(当然ビールをチョイス)
いつも悪いのでわずかながらの差し入れを
後から客席でお菓子ももらう
渡されたプログラムは幼稚園か小学校1年の名札のデザインで、既に予約者個々の名前が書いてある(チケット代わり)
会場への両側の壁から名前、名前、名前!
会場は床も
そしてフィナーレで奥の幕が開くとそこにも名前、名前、名前
終演後には益田さんによる獅子舞で観客ひとりひとり邪を払ってもらった
そうか、日本の名字は世界一多い30万以上もあるのか