心の余白にわずかな涙を 公演情報 elePHANTMoon「心の余白にわずかな涙を」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    何のために祈るのか
    本土と船で行き来する、島の人々の物語。
    それぞれが悩みや痛みを抱えているが
    それらを淡々と描きだしていく。
    それぞれの物語は心に刻まれたが
    そこには小さな決断があるだけで
    何かが大きく変わるわけではない。
    祈っても祈っても何も変わらない。
    わたしたち観客は、神の視点で見ているということか。

    ネタバレBOX

    シンプルな教会のセット。
    開演前から響く雨音と雷の音。
    ひときわ雷鳴が轟き、客電がいきなり消える。
    この導入部分から思わず引き込まれる。

    割と過激な性描写があり、
    チラシの衝撃が頭をよぎる。
    しかし、いやらしい感じではなく
    「生」を手探りしている感じが満ちていたと思う。

    舞台になっている島は船で行き来する場所らしいが、
    どうも方言に聞き覚えが!
    多分山陰、もしかしたら鳥取の方かも。
    「だらず」って言ってたし。
    思わぬところで懐かしい言葉の響きに出会ってちょっと嬉しかった。

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    2010/09/21 00:36

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