リベルテ Vol.28 公演情報 END es PRODUCE「リベルテ Vol.28」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。長蛇の列、満席どころか増席するほどの人気。
    コアなファンに支えられたイベント的要素を含む即興劇。出演者と観客が一体となって作り上げる、熱量ある公演。
    心が痛み乾いた時、この公演を観ることによって癒され潤うかも、そんな明るく楽しい内容だ。リベルテ(フランス語で自由)の名の通り、出演者一人一人の「自由」な発想で思いもよらないストーリーを紡いでいく。そこにコンセプト「魅せる即興劇」の真骨頂をみる。

    イベントの内容は、説明やチラシに記載されている。2チームに分かれ、オープニングゲームの後にEND es PRODUCEの定番即興劇、ペーパーズの開始。チームごとに公式Xで募集したタイトルが書かれた紙を引き、その設定に応じた芝居を制限時間内に行う。その際、観客から集めた<言葉>を台詞として使用する。大筋の話は創作出来るかも知れないが、そこに観客が書いた言葉を入れても辻褄が合わない。ほとんどが そうなのだが、たまに合う言葉(台詞)が入ることもあり、おぉーと唸らされる。その未知が機知になる面白さ。劇作に、毎回 想定できない要素が入るから、同じ公演内容だが すこしずつ異なる味わいがある と思う。そこに病み付き=コアなファンが出来るのでは。

    なお、劇場の構造上の問題であろうが、空調 温度差が前列と後列とではずいぶん違う。それは主宰の遠藤巧磨さんも 客席内を歩いて体感していたこと。ちなみに、体感温度が高い後列の観客(自分も含め)に向かって「扇風機があるよ、でも使えないけどね」といった即興ならぬ 早い切り返し(遣り取り)が実に温かい(⇐こちらは歓迎)。
    (上演時間 概ね2時間だが、上演回によって変動) 

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    2024/09/21 21:23

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