実演鑑賞
満足度★★★★★
最高!めちゃくちゃ楽しめました。まず、MCの重要性というのを痛感しました。仕込みとアドリブの割合が正直わかりませんが、その按分率がどうであれ最高のパフォーマンスでした。というか、みなさん、頭の回転はやいですね。みなさん地頭いいからあのようなテンポのいいことばのキャッチボールができるのだと思いました。今度は2時間まるまるふつうの(←ゲームなしの^^)演劇の舞台を観てみたいです。なにはともあれ、劇団によるエンタメのある種の完成形を観させてもらった気がしました。最高の時間をありがとうございます。
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。長蛇の列、満席どころか増席するほどの人気。
コアなファンに支えられたイベント的要素を含む即興劇。出演者と観客が一体となって作り上げる、熱量ある公演。
心が痛み乾いた時、この公演を観ることによって癒され潤うかも、そんな明るく楽しい内容だ。リベルテ(フランス語で自由)の名の通り、出演者一人一人の「自由」な発想で思いもよらないストーリーを紡いでいく。そこにコンセプト「魅せる即興劇」の真骨頂をみる。
イベントの内容は、説明やチラシに記載されている。2チームに分かれ、オープニングゲームの後にEND es PRODUCEの定番即興劇、ペーパーズの開始。チームごとに公式Xで募集したタイトルが書かれた紙を引き、その設定に応じた芝居を制限時間内に行う。その際、観客から集めた<言葉>を台詞として使用する。大筋の話は創作出来るかも知れないが、そこに観客が書いた言葉を入れても辻褄が合わない。ほとんどが そうなのだが、たまに合う言葉(台詞)が入ることもあり、おぉーと唸らされる。その未知が機知になる面白さ。劇作に、毎回 想定できない要素が入るから、同じ公演内容だが すこしずつ異なる味わいがある と思う。そこに病み付き=コアなファンが出来るのでは。
なお、劇場の構造上の問題であろうが、空調 温度差が前列と後列とではずいぶん違う。それは主宰の遠藤巧磨さんも 客席内を歩いて体感していたこと。ちなみに、体感温度が高い後列の観客(自分も含め)に向かって「扇風機があるよ、でも使えないけどね」といった即興ならぬ 早い切り返し(遣り取り)が実に温かい(⇐こちらは歓迎)。
(上演時間 概ね2時間だが、上演回によって変動)