ロロ vol.4 ボーイ・ミーツ・ガール 公演情報 ロロ「ロロ vol.4 ボーイ・ミーツ・ガール」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    モテナイ男も錯覚するっっ
    千秋楽に感激。誤字ではないです、感激。頭じゃなくて心に直接訴えてくるバラエティィィィ!!!!頭が物語を整理するより先に目の前に、見たことないような楽しい空間が広がるワクワクするような舞台。話のあらすじなんて「ボーイ」が「ガール」と「ミーツ」する話としか言えないけど。こういうのだよ、見たかったやつって思いました。何より楽しいのは、コリッチに書き込んでいる人達の評価がイロイロなこと。いろんな見方が出来るって嬉しいなぁ。

    ネタバレBOX

    劇場に入るといつも舞台がある方に客席があって、客席がある方に舞台がある。白いでっかいパネルのみのシンプルな舞台にドキドキする。非言語で訴えてくる部分がすごく魅力的な舞台だなぁと思った。抽象的なシーンや前衛的なダンスも観客を置いていかないレベルで心地よい。頭に残るのは、過激なシーン。風船はどんどん割れるし、乱闘シーンは本当に殴ってるし、踊るシーンは力の限り踊るし、空から色々降ってくるし、女優さんは最後空を飛ぶし、猪木や寅さんもいたこと。だけど、心に残るのは「当たり前だけど人は生まれて死ぬ。でもあぁ、人を好きになるって良いな。」って気持ち。

    100回女の子との別れを経験した主人公が、生まれたばかりの女の子と恋に落ちて。でも世間は大量殺人鬼で騒然としていて。その殺人鬼も恋に落ちて。物語の拡大解釈かもしれないけれど私見を言えば。生まれたばかりの女の子が「生」の存在で、メタファな存在の殺人鬼が「死」の存在だとすれば。僕たちは死ぬために恋愛してドキドキしてるのかな、死んでもドキドキしたいのかなって思わせてくれる。2人でいると、世界中どころか宇宙にも行けるし、雷も落とせるし、時間も止められる。殺人鬼だって恋するし、でもどんな人にも死は訪れる。当たり前の事だけど、何か当たり前ってステキって思わせるからスゲーです。

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    2010/08/24 10:01

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