15 Minutes Made Volume9 公演情報 Mrs.fictions「15 Minutes Made Volume9」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    小劇場芸術の紹介として
    よくできていました。
    コメディ・ちょっと不思議ホラーテイスト・シリアス・やや不条理など。
    バラエティに富んでいて楽しめました。
    小劇場は、こんな感じですよという雰囲気はよく伝わった。が
    観客サイドも、やはり劇団関係者など多くいそうで、
    世間という広大な海に、どうサイン出して見てもらうようにするのか。
    宣伝が重要なファクターになるのでは?
    などとエラソーに考えたりもしました。
    (アフタートークも見ていないくせに・・、すいません)

    ネタバレBOX

    ■わるぐち:気の弱い弟が兄ちゃんにキレて、思ったことズケズケ言えるようになって。兄弟喧嘩で物別れと思わせて、絆の再確認。って感じで上手にまとめて。悪口のバリエーションが豊富で、放送禁止コードに引っかかってるところも、背徳的で楽しめました。兄の「毒のある言葉喋れよ!」で「トリカブト」とか言う台詞のセンスが光っていました。
    ■OCEAN:よくある(失礼)RPGの世界の実演劇でしたが、始めのナレーションで”こんなしょんぼりな劇団なのさぁ”と紹介された劇中劇コメディでした。芝居は練習足りなくて・・という出来で。小道具の伝説の剣は折れていて。主人公が舞台裏で怪我して、腕がもげても「役者ですから」と、とれた左手もって出演続けた姿は暑かった(^^)。一番受けたのが、この劇団見に来た観客の役の役者さんが。芝居のコシ折る台詞や登場の仕方が愉しかった。「僕は年に300本芝居観てて、今日は招待じゃなかったね。評価は辛くなるよ」と席案内の女性に絡んだ台詞は、大爆笑でした。その後は変な笛での応援でしょぼかったです。せめて観劇中にかかってきた電話に出て「今つまんない芝居観てる最中だから」とか喋らせれば良かったのに!(現実、私は映画館でホントに携帯で会話したおばちゃんに出くわした事あります。)でさらに、ビニル袋から煎餅でも出して食べ始めるとか(カサカサ盛大にノイズ出しながら)すれば良かったのに。そしてラスト、とってつけた様なエコ推進劇でしたと、まとめた所は笑いが締まって楽しめました。
    ■ジョゼたち:個性的な小学生の缶蹴りを、小学生らしからぬ風貌の方々が演じるスラップステック劇と、お見受けしました。性格の描写が上手に演じ分けられていました。
    ■性的人間:妻を、目をかけていた書生に寝取られた男の心理を3人の役者が、悲しみ・怒り・好奇心(であってるかな?)で表現してゆく心理劇かな。普通なら妻・間男・主人公の3人で演じそうな所を主人公3人で合計5人で演じてた所がユニークでした。(サザンクロスというアニメの敵役や、エヴァのコンピューターマギなんぞ思い出しました)で詰め寄っていた側が詰め寄られと。割とオーソドックスなオチでしたね。
    ■漫才:なんか場末のスナックでやってるような、しょぼい芸人さんコンビを上手に見せていました。でもオチがマネージャーのスケジュール調整ミスのみでは、しょんぼりです。DV女とかも楽しめたのに。ただマネージャーさん役の方は、本物みたくらしく見えました。化け方上手!
    ■僕を寝かさない:夏定番の王道ホラーでした。仲の良い良いグループが集まるも、実は二人だけが現実?であとは物の怪だったらしい。という話。自分としては、何か飲む?で持ってくる毎回異なるミネラルウォーターギャグが楽しめました。それと643ノゲッツーの伊藤さんは声といい、喋り方といい。印象に強く残る方ですね。朴訥とした雰囲気は得意でしたね。

    とりあえず、全部の感想です。
    芝居の詰め込み方に負けないように、つめて感想述べました(いいわけ)
    お見苦しくて申し訳ありません。

    0

    2010/08/18 00:49

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大