満足度★★★★
解けない未完の話(笑
うん好きな笑い。お笑いアプローチの関東コント文化の偏愛者の立場からして、正直今お笑い側で彼らの年代でこれだけ意識を持ったコント師は見受けられない。
総合的な意識くばせや作品のスタイルにラーメンズへのリスペクトを感じさせつつも、「演劇」の身体を武器にするやり口は単なるフォロワーであることを越えていく可能性をすでに掴んでいるな、という印象。
意外とカルチャーショックだったのは、演劇文化にありがちな野暮ったさがない、こじゃれたセンスが空間や作品の外側の細部まで行き届き会場全体を覆っている舞台空間。雑誌に出てくるオシャレ空間にいる気分で舞台が観れるというのは、考えてみると演劇にももっとあってもいいと思うのになかなかないのだなと。
充分に笑い楽しみはしたのだが、照明や脚本の中に、芯を効果的に観せるためによりスマートにしていくべき余地がみえたのと、今後への期待を込めて☆4。
2010/08/26 15:37
この度はご来場ありがとうございました。
今回の公演は各セクションのスタッフに感謝しております。
私自身あまり注文をつける事無く、スタッフのアイディアをそのまま詰め込んだ照明、舞台装置、音楽、等など。
なので組み上がった舞台を観るのが私も楽しみであったりしました。
演出を担当する者としてそのスタンスは正直どうなのかと思いますが、お気に召して頂けたのでしたら幸いでございます。
今後の公演にも足をお運び頂けましたら嬉しいです。