満足度★★★★★
演劇がたどり着いた天国。
演者が創るフィクションの中にしっかり取り込まれ、餌を与えたり怖がったり柵越しに近寄ってみたり、ってすっごく楽しい。演者はある意味純粋にひつじになりきるだけ。ひつじが放牧され、ひつじ飼いが管理する社会。
作り事をどれだけ受け入れ、楽しめるかっていうのはどの作品にも感じること。それをここまで自然な形で投げかけてくれるから、観客はどこを見回しても笑顔笑顔笑顔。
演劇の可能性・到達点ってここなのかっていうのを回り全体を見回しておもってしまいました。誰もが笑ってる。子供も、大人も、見慣れた演劇ファンも、劇場職員やスタッフたちも。すばらしいです。
時間のある限り皆さん通りすがって欲しいです。無料、芸術劇場小ホール前広場にて。