期待度♪♪♪♪
多元的なコンペ面白そう
ジェンダー論的視点からみて、『トランス』はその題名の中にトランスジェンダーの語彙すら含有される秀逸さがあり、かつ鴻上さんにもその要素を扱うことに対し慎重さがあったように見受けられたにも関わらず、作品内ではある種の古いステレオタイプを引き受ける中からしか言葉を語り得ないような素振りでどこかズレを感じた記憶がある。それは80年代の中で受容されうるための兼ね合いをつけた結果だったのかもしれないが。
なので、まだタイトルだけしかわかっていないけども、「トランス」より複数的で広範な視野からジェンダーを把握していく立場である「クィア」を題名に打ち出した鵺的の『クィアK』には、時代の移りと、『トランス』lから20年ほどの時間を経た立場として返信する意思と意義を強く感じてちょっと感慨深いものがあったので、これはぜひ観たいなと。
2010/08/11 12:46
『トランス』に対する感想面白いですね。「クィア」に反応して戴けるとは!
鵺的の高木さんの作品なので自信をもってお勧めします。ご期待ください。