サード 公演情報 演劇実験室◎万有引力「サード」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    昭和の匂いが濃く、いかがわしくて、文学的
    さすが寺山修司だ。
    そして、J・A・シィザーの音楽がいい。
    舞台には熱気がある。

    100分の上演時間はあっという間だった。

    ネタバレBOX

    サードと呼ばれる高校生が、IIB、新聞部、テニス部というあだ名の友人たちとどこか遠くへ行こうとして、お金を稼ごうとする。
    お金は、サードとIIBが客引きをし、新聞部、テニス部の2人の女子高生が体を売ことで稼ぐことになる。
    そのやり取りの中、サードは客であるチンピラを殺してしまい、少年院に入ることになる。
    少年院には、いろいろな犯罪で送られてきた少年たちがいた。
    その中の1人、短歌と呼ばれていた男が、その少年院時代を振り返るのだった。

    冒頭の4人の高校生が、演じる役者の実年齢とのギャップもあり、非常にいかがわしさをプンプン振りまいていた。特に、女子高生のいかがわしさは、とんでもないほどだ。
    後にATGで映画になるのだが、その一連の台詞のやり取りは、まさにATGの空気感満載だ。台詞の感じがあの時代を思い起こさせる。

    物語は、「なぜ満塁は罪なのか」あるいは「ゲームセットあるいは延長」などという、野球用語を使った10の章に分けられ、そのタイトルにストーリーを重ねながら語られる。

    台詞が饒舌で、美しい。特に、短歌やどもりと呼ばれる少年たちの独白に、寺山修司が見え隠れする。

    演じる役者も熱がこもり、うまい。
    主要ないくつかの役以外は、1人数役をこなしているのだが、その切り分けがとにかくうまい。少年から大人、裁かれる側から裁く側などの役の変化も見事に体現していた。
    例えば、ヤクザの男を演じた岡庭秀之さんが、とにかくエグイ。驚くほどイヤな男を演じていた。その彼が、オシという、言葉を話さない自己主張の乏しい男も演じていたのが凄いと思った。観劇後、当パンで配役を見て初めてわかったぐらいに落差のある役を演じていたのだ。

    主役のサード(テツさん)をはじめととして、役者たちの面構えがいい。ごっつい。そのごっつい面構えから、寺山修司の台詞が滲み出てくるようだ。

    少年院の少年たちのフードという衣装(フライヤーの写真にある)も没個性にする意図がある、少年院という場所をうまく表現しているし、個人を隠すという少年法をも暗示しているようで深い。

    舞台は、独特のセリが空中にあり、また、客席の、左右前後までも使うので、立体的に演劇を味わうことになる。
    せり出しが高いので、その下の席だけでなく、(たぶん)ほとんどの席で、見切れてしまう(役者の顔が見にくい個所が生じる)のではないだろうか。ただし、客席で演じられる様子は、台詞さえ聞こえれば問題ないし、最初のうちはそれが気になったのだが、会場の全体を使うことが段々わかってきてからは、気にならなくなった。

    音楽は、一部を除き、生で演奏していたようだ。J・A・シィザーさんの曲は、当然のごとく、寺山修司さんの戯曲との相性は良く、それには昭和の香りが色濃く漂う。
    途中の歌が、生歌ではなかったのが少々残念ではあったが。

    もっと、いわゆる、泥臭い、アングラ風味の舞台が繰り広げられるのではないかと思っていたのだが、意外とそうでもなく、ストレートで、とてもわかりやすい演出だったと思う。

    今回の舞台は、19時開場・開演となっており、少々わかりにくい設定だが、10分前に来るように、ということと、整理番号順に入場する、ということがチケットやフライヤーには書いてあったのでそれほど不安ではなかった。実際に、10分前に行ったところ、19時少し前には開場して、さほど待たずに入場でき、そして(たぶん)19時10分過ぎには観客全員が入場できたようだ。
    例えば、他の劇団やライブのように、開演の30分前を開場にして、整理番号順の入場とすると、その10分前(つまり開演の40分前)には並ばなくてはいけないことになり、さらに開場後、開演まで待つ時間が長くなるので、夏ということもあり、そういう設定にしたのだろう。
    係員の誘導もきちんとしていたし。
    結局、開演は19時15分頃で、約100分の上演時間だった。

    演劇実験室◎万有引力は、また観たいと思った。

    そう言えば、J・A・シーザーさんは、いつからJ・A・シィザーの表記に変わったのだろうか。

    8

    2010/08/08 07:20

    0

    0

  • きゃるさん

    映画版『サード』については、「よかった」という気持ちが残っているだけで、さすがに公開から数年後に名画座で観たとしても(池袋の文芸地下で観たと思います)、ン十年前なので、細かいところまでは覚えていません。
    ただ、ヤクザの峰岸徹が殺されるシーンや(確か)ラストの長い主人公サードのモノローグのシーンは覚えています。
    ATGの映画は当時の自分にとてもマッチしており、『サード』で言えば、このモノローグのシーンで表現される空気には、共感を覚えたように思えます。
    ですから、『サード』については、それなりの思い入れもあるわけです。
    したがって、寺山修司さんの脚本に忠実であろう、本公演には自分のイメージを投影しながら観ていたので、さらに面白かったのかもしれません。

    >はい、これについては、先方に伝えております。

    ということは、「招待券のお客さん」に対しての扱いは、改善されていないということなんでしょうかね。残念ですね。

    2010/08/12 16:53

    アキラさま

    映画「サード」との比較についてお答えいただき、ありがとうございました。

    >私はそんな不満を感じてもいませんし、ましてやこの劇団の関係者でもありません。
    つまり、おっしゃりたいことはわかりますが、私のコメント欄に、長々と、他の方が不満に思ったこと(それは、「観てきた」に書いてあるので、私も読めます)や前回、いかに対応が悪く、ご家族がもう行きたくないと言っている、とお書きになる意図がわかりかねます。

    私はご覧の通り、星5つで内容には満足してるのですよ!

    配慮のない書き込みをして、申し訳ありませんでした。

    >「耳を傾けてほしい」と言うことですが、きちんと相手に伝えなければ伝わらないと思うのですが(劇団側にそのことをお伝えになった上でのご発言ですよね?)

    はい、これについては、先方に伝えております。

    2010/08/11 13:00

    きゃるさん

    >映画の「サード」とはまったく違う印象でしたか?

    それは、とても難しい質問です。映画と舞台の違いとしか言いようがありません。ですから、受ける印象は当然違うと思います。ストーリーはほぼ同じですが、細かい点で、舞台のほうは現代の要素を少し加えてありました。
    舞台を観ながら映画のシーンを思い出したりしました。ここは、永島さんはこんな風に演じていたなあ、などです。
    ラストは映画の雰囲気のままの余韻を残すイメージでした(脚本通りだと思いますが)。

    >「長時間並ばされた」「手際が悪い」というふうに観客がストレスを感じたという声にも、劇団は耳を傾けてほしいと個人的には思うのです。

    なるほど、それは結構なことですが、繰り返しになりますが、それをここで(私のコメント欄に)お書きになっても・・・と思いますが。
    私はそんな不満を感じてもいませんし、ましてやこの劇団の関係者でもありません。
    つまり、おっしゃりたいことはわかりますが、私のコメント欄に、長々と、他の方が不満に思ったこと(それは、「観てきた」に書いてあるので、私も読めます)や前回、いかに対応が悪く、ご家族がもう行きたくないと言っている、とお書きになる意図がわかりかねます。

    私はご覧の通り、星5つで内容には満足してるのですよ!

    「耳を傾けてほしい」と言うことですが、きちんと相手に伝えなければ伝わらないと思うのですが(劇団側にそのことをお伝えになった上でのご発言ですよね?)、それでも聞く気を持たない劇団ならば、無理してご覧になる必要はないのでは?

    それにしても、ほかの方にも同じことのコメントされているんですね。よほど前回イヤな想いをされたということですか。

    2010/08/11 05:26

    アキラさま

    >そうそう、そうでした。こちらも招待券の方から不満が出てたりしたのでしょうかね。

    唐組や唐ゼミ☆などはプレス関係以外の一般向けの無料招待サービスというのはやっていないと思うので、クレームは出てないんじゃないでしょうか。チケットは予約、当日ともに受付で整理番号が出ますから、現地でとまどった経験や受付で不満を言ってる人は見たことがないですね。
    あそこは開場は30分前なので受付後30分くらい並ぶのは客も織り込み済みなわけです。
    前回の招待はがきの件はあくまで実例のひとつでお話したので、今回「10分前より整理番号順受付入場をお願いいたします」と明記されていたということであればその点の混乱はないように個人的には思うのですが、ただ、アングラ劇団の場合は性格上、観客サービスということには無頓着な面もあるので、理由や状況はどうあれ、「長時間並ばされた」「手際が悪い」というふうに観客がストレスを感じたという声にも、劇団は耳を傾けてほしいと個人的には思うのです。企業でクレーム処理もやった私の経験上からですが。
    アキラさんのように、まったく問題ないと感じたお客様はそれでよいと思いますが。
    前回、ギュウギュウ詰めの招待客の中にも熱心におとなしく劇を観ていた子どもさんが何人もいてホッとしましたけどね。
    観客対応の話ばかりになって申し訳ないです。
    今回お聞きしたかったのは、映画の「サード」とはまったく違う印象でしたか?(映画とはまったく、別物の舞台だったと考えたほうがよろしいでしょうか)ということで、フライヤーの説明を読んで映画のイメージからどんなふうになるのか想像がつかなくて、観るのを迷ってたものですから。
    両者と比べてのアキラさんのご感想を教えていただければ、と思います。

    2010/08/10 21:53

    きゃるさん

    おっしゃること、ごもっともです。

    ただ、私は招待券で入ったのではないので、それについてはコメントのしようもありません。私が言えるのは、チラシにもチケットにも「10分前より整理番号順受付入場をお願いいたします」と明記されていたということだけです。
    きゃるさんの体験も前回のことですから、これも私は体験してないのでコメントしようがありません。

    とにかく劇団の対応次第ということは同意します。ただし、この点(劇団の対応)についても、私は特に問題を感じませんでした。

    >唐さん系統のテント芝居なども受付整理番号順に30分程度並びますが、観客に不満は出てないと思います。

    そうそう、そうでした。こちらも招待券の方から不満が出てたりしたのでしょうかね。

    2010/08/10 16:31

    アキラさま

    丁寧な解説をいただきありがとうございます。


    >「整理番号順の入場」ですから、招待の方を先に入れるのはもっと問題でしょうし。
    演劇では、「整理番号順の入場」というのがあまりないですから、「並ばされた」とお怒りになる方もいるんでしょうね。でも、「整理番号順の入場」の場合は、例えば、開演の30分前に開場でも、結局は整理番号順に並ばないといけないですから。
    観劇経験の豊富なきゃるさんですから、「整理番号順の入場」は、今まで体験したことがおありなんでは? その時はどうでしたか?

    まえもって「整理番号順の入場」というふうに書いてあれば問題ないですけどね。自分のときは「自由席受付順のご入場となりますので、開演1時間前(開場は 30分前)までにお早めにお越しください」と書いてあったので、「自由席受付順」とあると、小劇場で多いパターン、つまり、招待、予約、当日、関係なく早く来た順に受付するのかなと解釈したわけです。そうともとれるでしょう?現に、小劇場は自由席で受付順なら、予約客が当日券の人より遅い順番になるケースも多いじゃないですか。
    こまばアゴラの公演のように、チケット予約購入時に整理番号が決まってるところは、当日客は予約客より後の入場になりますし、それはかまいません。また、何も知らなくて行ったのなら、整理番号順をたとえ当日知ったとしても不満に思いませんよ。「自由席受付順」と書いてあったのがクセモノなんです。前回、アンケートにも不明瞭だと書きましたし、受付で苦情を言う人も見受けられました。今回の招待当選はがきにどう書いてあったのでしょうね。「整理番号順と書いてください」と前回お願いしましたけど。
    唐さん系統のテント芝居なども受付整理番号順に30分程度並びますが、観客に不満は出てないと思います。前回の万有引力は、春なのに異常気象でダウン着てました。開演も大幅に遅れ、吹きッさらしの広場に40分。いつもは使える劇場トイレが演出上使えないようになっていることも事前に知らされず、周辺にビルもないし、弱りましたね。どういう悪環境の公演でも、要は事前対応しだいだと思います。

    >劇団としては招待の方がどれだけ来るのかを、早めに確認したかったので、早く来て欲しかったのだと思います。招待券とチケットの引き替えは1時間前までに、なんていう劇団はよくありますよね。

    それも劇団側の理屈ですが、それなら葉書に率直にそう書いてほしいですね。どうしても来場を早く確認するのが目的なら、当選はがきがついた時点で再度来場の意志確認をとるとか。そういう劇団もありますよ。さらに「整理番号順のご入場なので予約、当日購入のかた優先とさせていただきます」と明記すべきでは?すべてに熟知してる客だけが来るとは限らないし、いろいろ知ってても、どのパターンか推理できなくて混乱する場合もあるのです、私のように(笑)。そこを埋めるのがお手数でもスタッフワークなのではないでしょうか。
    私の場合、劇団にチケットプレゼント参加をお願いすることもあるので、チケプレ予約しても当日ドタキャンが多いとか、劇団側の苦情も聞いて知っています。ですからチケプレ招待についても、劇団のかたと意見交換して、招待側にも応募マナーを守ってもらうためにはどのように告知したらよいかと一緒に考えたりして、劇団側も「改善できるところは回を重ねるごとに改善し、気持ちよく招待したい。購入客のかたを含め快適に観ていただきたい」とおっしゃってます。決して無責任に観客側の権利のみを主張してはいないつもりです。

    >マッチを擦ると燐の匂いがしますから、今の若い方はあまり慣れた匂いではないので、不快感を強く感じたのではないでしょうか。

    ああ、そういうことですか。マスクが必要とか、息苦しいというと、物凄い煤煙なのかな、と推測しました。私は薪能などに行くと、目の前で夜通し、松明何本も炊かれて煤煙も出ますが、戸外のせいかむせるほど苦しいということはないですが、密室のタバコや煙はどうでしょう。自信ないかも。私もスモークの匂いはむせなくても嫌いで気になりますね。私が子どものころは、スモークは映画でも舞台でもドライアイスだったから寒いだけだったけど、最近は化学的なものなんでしょう?ずいぶん昔だけど、神経質な知人の俳優さんが「スモーク、有害なんじゃないかな?ヤダ」と言ってましたね。

    パルテノン多摩は夜だし遠いし、10月でしょう。あの周辺は風が強いですからね。やはり自分は行けないでしょうね(笑)。
    でも、私は万有引力のお芝居は好きですよ。前回感動したし、それは変わりません。他のサイトで酷評も読んだけど、自分は面白いと思いました(笑)。
    それだけに、演劇の内容以前のことで「不快」「懲りた」という声を聞くのは残念だし、悲しく思って、アキラさんのところに自分の体験例も挙げて書き込みさせていただきました。失礼をお許し下さいませ。

    2010/08/10 16:05

    きゃるさん

    コメントありがとうございます。

    >それがこの劇団の特徴、長所のようですね。前回も劇はすごく楽しかったです。

    そうなんですか、それならば、今後も見に行こうと思います。


    >前回、1時間前に受付して(招待はがきに「自由席受付順の入場なので、受付開始時刻までに早めにお越しください」と書いてあるから、そうしたら、「招待のかたは開演ぎりぎりのご入場で、列も別です」って。書いておいてよ、と思った。

    そうでしたか。でも、ここは
    「整理(予約)番号順の入場」
    なので、しょうがないかもしれませんね。

    劇団としては招待の方がどれだけ来るのかを、早めに確認したかったので、早く来て欲しかったのだと思います。招待券とチケットの引き替えは1時間前までに、なんていう劇団はよくありますよね。
    「整理番号順の入場」ですから、招待の方を先に入れるのはもっと問題でしょうし。

    演劇では、「整理番号順の入場」というのがあまりないですから、「並ばされた」とお怒りになる方もいるんでしょうね。でも、「整理番号順の入場」の場合は、例えば、開演の30分前に開場でも、結局は整理番号順に並ばないといけないですから。
    観劇経験の豊富なきゃるさんですから、「整理番号順の入場」は、今まで体験したことがおありなんでは? その時はどうでしたか?

    劇団側としては、早くに申し込んだ方を優先したい、という気持ちがあるんでしょう。
    チケットには「整理番号順の入場なので、10分前にはおいでください」というような但し書きがありましたから、そういう意味では問題ないと思います。私は10分前に行って、すんなりと入りました。

    逆に下手に早めの開場だと、整理番号の早めの人は開演を待つ時間が長くなりますし、今のところベターな方法だと思います。
    並ばないで、整理番号順の入場を行うと、入場に余計に時間がかかりますし、周囲に迷惑になりますしね。

    ほかにいい方法があれば別ですが。今のところなさそうです。ここ劇団の公演内容からして、指定席にするのは難しいと思いますので(見る場所によって見え方が違うので、自分で行って直接席を選びたいでしょうから)、これからもそういう方法をとらざるを得ないでしょう。

    ちなみに、私はライブハウスに行くこともあるのですが、例えば、人気のあるアーティストやバンドの、オールスタンディングのワンマンライブだったりすると、当然のごとく「整理番号順の入場」になりますので、並ぶのは普通です。

    しかも、今回の公演のように100名規模ではなく、その2倍、3倍、5倍のライブであったとしても、並びます。人数が増えれば、1時間とか並ぶことも当然あります。ま、慣れですかね(笑)。

    その経験から言うと、100名が開場から10数分で入場できたというのは、スタッフワークがいいと言えます。オールスタンディングのライブでもなかなかスムーズにはいかないのを、座席にお客さんが座るという行為を踏まえて(ある程度座る位置を決めたのを確認して、次の10名を入場させていました)の入場はなかなか大変だと思います。

    もっとも、私は夜の公演でしたし、当日は風もあったので涼しかったのと、外ではなく、階段のほうに並びましたので、不快感がなかったのかもしれません(飲み物を手に並びましたし)。

    >煙に不快感があったと書かれたかたもいるので、煙に弱い私は今回行かなくてよかったかも。

    それはどうでしょうか。私はタバコが大嫌いですが、私の観た回は、タバコは一瞬吸うだけでした。もちろん目の前で吸われたらいい気分はしなかったと思いますが(客席で吸うので)、プカプカ吸うわけでもないので、ある程度の配慮はあったと思います。
    また、「ロウソク」とお書きになっている方もいましたが、私の回ではロウソクなんて使ってませんでしたよ。私の回ではマッチでした。ロウソクであれと同じ効果を出せるとは思えないのですが・・・。

    マッチと言っても、紙マッチ(昔喫茶店などによく置いてあったあれです)だと思うのですが、それを全部一気に点けてて消す、という行為を何度も繰り返してました。
    マッチを擦ると燐の匂いがしますから、今の若い方はあまり慣れた匂いではないので、不快感を強く感じたのではないでしょうか。
    私は、タバコもマッチも別にイヤな印象は受けませんでした。あたりに煙が立ちこめて、という感じでもなかったですし。
    もちろん、不快かどうかは、人それぞれに違いがありますので、そう感じたというのであれば、そうでしょうね。

    煙ということで言えば、私は、あの「スモークマシーン」の煙のほうが何十倍もイヤです。スモーク液とかいう、正体不明の液体を噴霧するのですから、その匂いもイヤですし、前の席でそれを吸わされるほうが、身体に悪いように思うのです。

    ちなみに、「阿呆船」は私も遠いから(笑)パスすると思います。

    2010/08/10 00:32

    アキラさま

    楽しまれたご様子で何よりです。

    >もっと、いわゆる、泥臭い、アングラ風味の舞台が繰り広げられるのではないかと思っていたのだが、意外とそうでもなく、ストレートで、とてもわかりやすい演出だったと思う。

    それがこの劇団の特徴、長所のようですね。前回も劇はすごく楽しかったです。

    前回、1時間前に受付して(招待はがきに「自由席受付順の入場なので、受付開始時刻までに早めにお越しください」と書いてあるから、そうしたら、「招待のかたは開演ぎりぎりのご入場で、列も別です」って。書いておいてよ、と思った。寒い日でしたが戸外に延々並ばされ、開演時間は大幅に遅れましたね)。今回、ここを読むと緩和されたのかな、と思ったけど、長寿郎さんのところを読むとそうではなさそうな。まったく違う感想ですね。
    煙に不快感があったと書かれたかたもいるので、煙に弱い私は今回行かなくてよかったかも。
    次回のパルテノン多摩の「阿呆船」も観たいけど、家族は前回で懲り、行きたくないというし、1人では遠いし、行く気になれないですね。いろいろ難しいです(笑)。

    2010/08/09 15:20

このページのQRコードです。

拡大