満足度★★★★
屈折した家族の物語東京ネジ初見。どこにもありえないような話をあたかもどこの家にでもありうる話のように仕上げている。わけのわからない哀しい話でありながら、何故かとても懐かしくもある。そこら辺の作劇が見事。役者が皆うまい。特に自由奔放に生きる次女を演じた佐々木なふみが見事、先生から父親になった小林至、長女の婚約者寺部智英のほわっとした演技がこの芝居を支えていた。きみどりさんという奇妙な存在を加えながら家族というものを再認識させられる物語。終わった後、じわーっと響いてくる物語だ。
0
2010/07/31 17:36
このページのQRコードです。
拡大