Wannabe 公演情報 柿喰う客「Wannabe」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ちぐはぐさがおもろい!
    案外、大衆向き。劇中のセリフのほとんどが英語。しかも中学英語レベルなものだから、誰にでも解る。日本人って中学、高校、大学と英語を勉強してる割には、すらすらと話せる人って少ないでしょ?そこいくと、中国・韓国の俳優たち、ってか韓国人って英語は普通に話せるのだから、アジア諸国からしたら、日本人って不思議なんだろうな・・とも思う。
    たしかに異文化コミュニケーションなんだけれど、日本人が発する日本英語とのかみ合わなさが、憎らしくも可笑しい。。コメディ。60分勝負!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    場面はシチミの留守にシチミが管理するハウスでの~びのびとパーティーやろうぜ!なんて企んで友人を勝手に呼んでしまう。さあ、今からパーティーだーーー!!なんてパッションかましてノリノリなシチュエーションなはずだけれど、一人の中国人女性が「アンネの日記」なんか読んじゃってソファーでくつろいじゃってる。日本人なら、ここで空気を察知して部外者はコソコソと社交辞令なんかをのべながら、部屋の隅っこのほうから立ち去るのだけれど外人はそうはいかない。

    ここで日本人勢は「プリーズ!」なんていいながら、体の仕草は「出て行って」なんて表現してるのだけれど、外人には日本人のそんな感情は通じない。「私のことは気にしないで」と言いながら居座るガイジン。日本人勢と外人勢の英語が勘違いを極める。笑

    こんなチグハグな状況が延々と続く中、ヤクザの姐さんみたいなシチミが突如、帰宅しちゃったからさあ、大変!慌てる留守番組み。聞けば飛行機がフライトできなかったから帰宅したとのこと。

    シチミの知らない人たちを隠すわ、見付かるわで、シチミがそのド迫力でもって「とっとと家へ帰りなさい。」とシンプルな英語でもって言い放つのだけれど、ユリカがパスポートを3つも持ってナニ人にも成りすませる厚顔には、もう笑うほかない。やれやれなコメディ。

    どうやら全員が幽霊だったらしい。

    10

    2010/06/30 18:47

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  • あきら>
    そうでしたか・・、ワタクシの回で質問されたその方、2度質問し、これ以上疑問はないぞ。みたいな満足そうな表情をしていました。笑
    素晴らしいです。

    2010/07/24 13:11

    みささん

    >同じくシナリオと演出、何語でやったのかなどはワタクシの回でも質問されてました。あれ?同じ日に観たわけじゃあないですよね?笑

    たぶん違うと思いますが、毎回質問されそうな内容ではあります。

    2010/07/24 06:16

    あきら>
    >いわゆるポルターガイスト系のやつですね・笑。

    そうそう、その通り。外国版の幽霊は日本の幽霊と違って賑やかなのですよ。文化の違いですね。

    >私は、気になったら聞いちゃうほうです(演劇ではなく、普通のお店とかでも・笑)
    もやもやしたままよりはずっといいですし。

    ええ、ワタクシも根ほり葉ほり聞く方なのですが、この公演はあと一回観ようと考えていたことから、その時にまとめて質問すればいいや、、なんて思っていたんです。その・・、開演前に中屋敷君と立ち話したもので、更に質問するのをためらったのですよ。

    >ちなみに、この舞台を観ながら気になったことは、PPTで質問しました(笑)。

    同じくシナリオと演出、何語でやったのかなどはワタクシの回でも質問されてました。あれ?同じ日に観たわけじゃあないですよね?笑
    そういえば・・足音に関しての質問と一体誰と誰が幽霊なのか?の質問はなかった。

    2010/07/23 10:18

    みささん

    >音などは外国の舞台で見えない幽霊の存在としてよく使われる演出なんです。なのでよけい気になった。笑

    いわゆるポルターガイスト系のやつですね・笑。

    確かに、気になったら「聞く」というのは、基本ですね。私は、気になったら聞いちゃうほうです(演劇ではなく、普通のお店とかでも・笑)
    もやもやしたままよりはずっといいですし。
    個人の感想は感想として、「で、その意図は?」というところでしょうか。

    ちなみに、この舞台を観ながら気になったことは、PPTで質問しました(笑)。シナリオのこと(これは別の方が質問してました)と演出のことです。一体、何語でやったのかなどです。

    2010/07/23 07:03

    あきら>
    >なるほど、でも、それは通訳さんからの話ですよね。

    ええ、韓国人のようでした。わりに韓国人ははっきりしてますから、まんまだと思います。

    >とは言え、私は、作者からの解説はあまり聞きたくないです。舞台がすべてですから。私の中では「すっきり」していますので。

    ええ、勿論、人によって見る角度も違えば感受性も違いますから、押し付けるものでもなく、それで宜しいかと思います。ただワタクシの性質として、自分はこんな風に感じたけれど、作家の意向はどうだったのか?というのがとても気になるんです。解りやすい芝居なら作家の意向は聞くまでもないのですが、最後の複数の足音などは外国の舞台で見えない幽霊の存在としてよく使われる演出なんです。なのでよけい気になった。笑

    >「幽霊」とか「寝ちゃう」とか、いろんな要素を揃えているのですから、たぶん「こう見せたい」という方向性はあるんじゃないかなぁ。それがなくて、全部観客に投げっぱなしだったら・・・うーん、ですよ(笑)。

    同感です。ただその方向性が「Wannabe」という題材を押し出したことで成りきったのは人間なのか幽霊なのかが謎だったので。

    >でも、見終わった後に、こうやっていろいろ話せる舞台っていうのも楽しいですよねぇ。
    どうやら、「評論家きどり」らしいアキラでした。

    ええ、こうやって更に突っ込んで語り合いますと疑問だった部分が少し透けてきます。
    今は評論家とブロガーの区別はあまりないように感じます。すくなくともワタクシは評論家といわれる方たちの論は信用しません。こりっちで詳細なレビューを書かれてるユーザーの評価のほうが信用できる。変なしがらみがない分。笑

    2010/07/21 12:12

    みささん

    >そしたら、「本では誰が幽霊とか人間とかって設定はしてないらしく、観客の感性によってどんな風にもとれる本です。」ということでした。

    やっぱり、予想通りの回答ですね(笑)。
    中屋敷さんに聞いても同じでしょうね。

    >で、じゃあ最後の複数の足音は何だったのか?と聞きましたら「あれは物語にインパクトを出す為の仕掛けで深い意味はない。」とのこと。

    なるほど、でも、それは通訳さんからの話ですよね。
    とは言え、私は、作者からの解説はあまり聞きたくないです。舞台がすべてですから。私の中では「すっきり」していますので。

    「幽霊」とか「寝ちゃう」とか、いろんな要素を揃えているのですから、たぶん「こう見せたい」という方向性はあるんじゃないかなぁ。それがなくて、全部観客に投げっぱなしだったら・・・うーん、ですよ(笑)。

    でも、見終わった後に、こうやっていろいろ話せる舞台っていうのも楽しいですよねぇ。

    どうやら、「評論家きどり」らしいアキラでした。

    2010/07/21 06:47

    あきら>
    昨日アゴラに「そんなに驚くな」を観劇に行きましたら、たまたまですが、「Wannabe 」の通訳さんが観に来てました。ワタクシの後ろで友人らしい方と「Wannabe 」の稽古は8日間しかなかった様子や台本について話してました。で、「これは神に与えられたチャンスではないかい!」なんて勝手に思い込んだワタクシは直に本人に聞いてみました。
    そしたら、「本では誰が幽霊とか人間とかって設定はしてないらしく、観客の感性によってどんな風にもとれる本です。」ということでした。

    パスポートを3つ持ってたユリカはナニ人だったのか?と聞きましたら、「ユリカの場合、ナニ人という設定はなく無国籍でナニ人にでも成りうる。」ということでした。まさに、「Wannabe 」ですね。笑
    で、じゃあ最後の複数の足音は何だったのか?と聞きましたら「あれは物語にインパクトを出す為の仕掛けで深い意味はない。」とのこと。

    「Wannabe 」という題材だけに幽霊が人間になりきってるのか、はたまた人間が幽霊になりきってるのか、無国籍人が日本人や中国人や韓国人にその状況に応じて成りきるのか、解りませんが以上が通訳さんの答えでした。やっぱ中屋敷君にも聞いてみたいなー。彼は案外、あれはこうだった。とはっきり教えてくれるのでワタクシはいつもすっきりします。やっぱ、もう一回観るべきだった。そして詳細な部分も見逃さず前半と後半がどのように変ったのかも確認するべきでした。
    そしたら、ワタクシもいっぱしに評論家きどりで、「Wannabe 」の仲間入りを果たせた。笑

    2010/07/20 10:33

    みささん

    >Hell-seeさんの感想を確認したところ、そんな様子だったので、そうかな?と改めた次第です。

    そういうことだったんですね。Hell-seeさんの感想を読んで、「なるほど」と思い、書き加えた一文だったんですね。

    >靴音はどうしたって一人のものではないですし。謎ですね。

    謎ですか。靴音は生きている人の音だと思いますよ。だって幽霊は足ないですから(笑)。幽霊との対比で。私はそうとりました。

    >もしかしたら観客によってどうとでもとれる演出にしたのかも知れません。

    もちろん、ご本人に聞いたら、「どうとっていただいても構いません」と言うのが普通でしょうね。「実は・・・」とは言わないんじゃないかな(笑)。

    >敵は本丸で胡坐をかいて下界のワタクシ達をニヤニヤしながら眺めてるかもしれませんぞ。

    うーん、そんなに取り方に違いが出るほど、込み入った話ではないと思うのですが・・・。

    私がユリカのみが幽霊だと思ったのは、まず、コロさんが夜に冷蔵庫のところで会ったのが、「中国語を話す幽霊だった」ということです(中国語を話していたから中国人の幽霊かと思ったと言ってました)。
    ユリカは「(私は?)友だち(パンヤオなんとかって言ってました)」みたいなことを、人と出会うと最初に必ず中国語で話してました(中国人の女の子に「彼女は何て言ってるの」と確認してましたし)。コロさんが初めて幽霊を見たときも、ユリカはそう中国語で問い掛けていたのでしょう。

    そして、コロさんは、「幽霊に会った後どうした?」と聞かれて「寝た」と答えてました。これって変ですよね、だって、幽霊に会ったのに、あっさり寝てしまうとは。だから、これはこの幽霊にそういう力があるということではないかと。

    これは、次のエピソードにつながるわけです。
    つまり、シチミが倒れてしまったことです。ユリカを警察に突き出そうとしたシチミも突然寝てしまったのです(倒れているところを見て「死んでいる」と大騒ぎしてましたが、「そうじゃなくて寝ている」と言ってましたので死んでいないと思います。だから、シチミを部屋に運んで救急車を呼ぼうと)。

    さらに、ユリカと接触した人は次々と寝てしまうのです(ソファーにいた中国人の女の子とか。「寝ている」というのは、問い掛けに眠いながらも反応しているからです)。

    そして、最後は(暗転後)ユリカ以外全員が寝て(倒れて)しまうというシーンにつながるわけです。
    これが、ユリカも含めて全員が幽霊だったら辻褄が合いませんし、ユリカ以外が全員幽霊でも変です。

    ですから、最後は、(暗転後)幽霊のユリカだけが寂しく残って、生きている人たちの靴音だけが響くということになるのだと思います。

    以上が私の感想(思い込み?・笑)です。

    台詞をブロークンな英語にしたところが、この舞台のミソで、単純な話を面白くしているということだと思うのです。
    それにつけても、長丁場でいろいろ変更があるとしいうのは面白いですよね。

    2010/07/20 07:28

    あきら>
    >私は、台詞や前後の話から、ユリカのみが幽霊だと思ったんですが・・・。

    ワタクシもそう思ったのですが、Hell-seeさんの感想を確認したところ、そんな様子だったので、そうかな?と改めた次第です。靴音はどうしたって一人のものではないですし。謎ですね。

    脚本も少しずつ変えていく。なんつって中屋敷君がおっしゃってましたから、始めの頃の公演と終わりの頃の公演とは微妙に違うのかも知れません。彼とは話す機会が割りにあるので今度、根掘り葉掘り聞いてみます。もしかしたら観客によってどうとでもとれる演出にしたのかも知れません。だとしたら、敵は本丸で胡坐をかいて下界のワタクシ達をニヤニヤしながら眺めてるかもしれませんぞ。
    どうされます?殿!

    2010/07/19 12:42

    >どうやら全員が幽霊だったらしい。

    そう解釈されたんですか。
    私は、台詞や前後の話から、ユリカのみが幽霊だと思ったんですが・・・。
    そうでないと、いろいろ辻褄が合わなくなってくるように思えましたので(もちろん、これは私の解釈なんですが)。

    最後の靴音のせいかなあ。

    2010/07/19 07:49

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