愛死に【ご来場ありがとうございました。】 公演情報 FUKAIPRODUCE羽衣「愛死に【ご来場ありがとうございました。】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    「あのひとたちのリサイタル」の方がずっと好き
    「あのひとたちのリサイタル」はその名の通り、様々な人々の日常がスタイリッシュに、詩的に、ユーモラスに、表現されていて大好きな作品でした。
    ですが、今回は「愛死に」…題名から、男女の情交の際の「あー、死ぬう」っていうのを連想していた私は、もしやという不安を抱きつつ、芸劇に向かいました。
    最初は、やはりとってもスタイリッシュ、斬新、魅せる…、あー杞憂だったなと安心しかかったら、後がいけませんでした。
    男性客は結構受けていたけれど、女性客は引いていた人多い気がしました。
    何だか、あまりにもそればかりがこれでもかこれでもかと連射され、だんだん気持ちが冷めて行ってしまいました。女性陣は、皆さん好演だったけれど…

    ちょっとくど過ぎな印象。歌も、歌詞がわからず、欲求不満が募りました。
    新感線や、井上芝居の蜷川演出舞台のように、歌詞を字幕で見せたり、歌詞カードが配られたりすればよかったけれど。

    あ、でも前回公演は、誰が誰やら解り辛かった配役が、今回は当パンにキャスト表が配置図的に載っていて、性別まで記されていたのは親切でした。

    ネタバレBOX

    冒頭シーン、同じ台詞を、一音一音、区切って、意味を感じさせない喋り方をしたり、逆に意味を持たせて語らせたり、ダンスで情交場面をうまくユーモラスに表現したり、とにかく、目を離せないくらい舞台に集中させて下さって、あー、いいなあと思って観ていましたが、各カップルの情交場面が果てしなく、これでもかと連射され始めてから、ややうんざりしてしまいました。
    特に、中央で、くんずほぐれつする深井さんの演技が艶かし過ぎて、おばさん、卒倒しそうになり、途中からは、深井さんはなるべく観ないようにしていました。(笑)
    女性陣が、それぞれ個性的な情交場面を演じる反面、男性陣は、演技に工夫が足りない気もしました。誰が演じても大差ない感じで、残念でした。

    あんな時に、お互いの親との付き合い方なんかを話題にする場面は、そうそう、日本人ならあり得そうと、かなり受けてしまいましたが…。

    糸井さんの体に馴染む音楽が好きなので、今回はあまり歌われなかったのも残念でした。客席から登場する、道化的な2人も、あまり生かされていないように感じました。「あのひとたち~」の画家のように、もっとアクセントになればよかったのですが…。

    でも、あれだけの動きを難なく見せてしまう、役者さん達の稽古からの頑張りを思うと、ただもう頭が下がります。そのキャスト陣の熱演奮闘には、心からの賞賛を惜しみません。

    こういう限定されたテーマでない時に、またもう一度観てみたくなりました。

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    2010/06/16 13:10

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  • アキラ様

    お気遣いありがとうございます。
    ですが、どうやら、歌詞カードだけではなく、脚本そのものらしいので、アキラさんの御指摘通り、あれをまた文字で追うのはなとやや躊躇しましたし、今回のステージは、それ程自分好みではありませんでしたから、私の手に入らなかったのは、成り行きというか、定めだったと、深追いするのはやめておきます。(笑)

    でも、さきえさんのように、このステージに魅了された方々に、歌詞が行き届くことになったのは、本当に良かったですね。無関係な私でも、アキラさんの御配慮には本当に感激致しました。

    2010/06/19 18:06

    >だけど、まあ、アキラさんの御推察では、私はその歌詞カード、手にしなくて幸いだったということですか??

    いやいや、失礼しました。私も読んでないですから、わかんないです(笑)。
    公演の内容が合わなかったということので、歌詞カード読んでも・・・と勝手に思っただけです。
    ご興味があれば、メールしてみてはいかがでしょうか。

    2010/06/18 07:43

    アキラ様

    コメントありがとうございます。
    そうでしたか!?
    歌詞カードが用意されていたなんて全く知りませんでした。
    何の告知もなかったので…。
    私は、とてもよかったなと思えた公演じゃないと、アフタートークまで残らない主義なので、もしかしたら、その後、告知があったのかもしれないですね。
    さきえさんのコメントも拝読し、それは御気分を害されるのももっともと思いました。
    そういった場合の臨機応変な対処って難しいものではあっても、やはりお客さんの立場に立ってが最重要だと思いますから。
    以前、蜷川さんの「雨の日にジュリエットが~」のいきなりの公演中止に出くわして、私はぴあで払った手数料も返してもらえず、私の後ろの御夫妻は、わざわざ新幹線で、上京されたというのに追い返されて本当にお気の毒でした。せめてパンフレットを差し上げたり、DVD特典をつけたり、希望者には、その日のソワレのための舞台稽古を公開すればいいのにと思ったことがあります。
    歌詞カードをまた後日取りに来いなんて発想も、全然プロのイベンターの言動にはあるまじきことだと思いました。

    だけど、まあ、アキラさんの御推察では、私はその歌詞カード、手にしなくて幸いだったということですか??
    え、そんなにおばさんの目の毒になるような内容だったんでしょうか?
    あの全員で歌いわめく歌、全くただの一箇所も聞き分けられなかったので、そんなショックの大きい歌詞とは思いませんでした。(笑)

    2010/06/17 13:08

    どうやらKAEさんには合わなかったようですね。

    「歌詞カード」の件ですが、用意してあったようです。
    アナウンスがきちんとされていなかったので、知らなかったのは、私も同じでした。
    めっこさんが、私のところにコメントをくださって、その存在を初めて知りました。

    さきえさんの「観てきた」にもその件が述べたあり、私は関係者にメッセージを送ることらしました。

    KAEさんの場合は、歌詞カード読んで、読めなかったという欲求不満が、読むことで逆に不快感に変わりそうですが(笑)。

    2010/06/17 04:10

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