満足度★★★★
キッチリ笑わせてくれました
「東京おいっす!」初見です。俳優さんたちの演技が自己満足ではなくキチッと客に伝えているのでちゃんと笑えるし安心しました。コメディの場合は特に「自己満足の笑い」かそうでないか、俳優の表情に出てしまうので、いつもチェックさせていただいている。
早めにロビーに入ると、入場を待つ婦人客たち相手にスタッフがグッズ販促をやっているのを、アットホームな感じだなと思って聞いていた。座長(最近では懐かしい肩書きだ)の奥原氏の来場挨拶文を読み、率直さに好感を持った。言わずもがななのか、「異性との出会い」に縁がないことなど公表しない主宰がほとんどだもんね(笑)。
カーテンコールの際にも全員額に手を当て「東京おいっす!」の決めポーズをするのを見て、「昔の軽演劇みたいで、いまどき珍しい劇団だなー」なんて感心してました(笑)。詳しいストーリー紹介は既にされているので、省かせていただき、感じたことをいくつかネタバレで。
2010/05/28 04:57
きゃるさんもご覧になったのですね。しかも高評価が他人事ながらうれしいです。
「空気感が好き」と私は書きましたが、そういう意味では「なんとなく好き」な劇団になっていますので、この劇団側の立場で、きゃるさんのレビューを読んでしまいました(笑)。
>吉岡はもう少し出してほしかった
そのとおりですね。もう少し物語の中心に絡んでほしかったと思いました。
そういえば、全編英語の台詞でしたよね?
>「小瀬(おぜ)さん」と呼ぶのが「おじさん」と聞こえてしまい
私もまったく同じでした。最初はそれが笑いのフリで誰かが聞き違えたりするのかと思ってましたが、単に台詞の問題でした。
>奥原の浴衣姿の腰が決まっているのがよい。
これもまったく同感でした。体型もあるんでしょうけど(お腹にタオル入れたりしなくてもいいという・笑)、着慣れているんでしょうか。
前田さんの浴衣も普通に着こなせていてよかったと思います。
浴衣とか着物がへんちくりんなことって、最近目にすることが結構ありますので、普通だと、ちょっとホッとします。
>不倫カップルがたくさん出すぎて話題が不倫一色になるのが少々もたれ気味。
そこが一番の問題でした(笑)。何か少し味付けが違っていれば(3組とも男は別れることしか考えてないので)、胃薬が必要なほどの胃もたれも、軽い胸焼け程度ですんだかもしれません。