満足度★★★★★
basigrapher
見ましたよ〜今回も前回の前々回も・・・・。すいません完璧にモーメンツファンの1人になりました。モーメンツに出会う前、数回他の演劇を見させてもらったとき・・・何がなんだからさっぱりわからないまま終ったり、難しくて楽しめないと・・・劇場に足を運ぶ事がなくなっていたのですが、友達に誘われて行ったモーメンツの「終りよければすべてよし」がきっかけで・・・・ファンに。言葉で伝えきれないところは全員の身体でこれでもか!と迫って来るパワーに対し繊細な部分は、憎たらしいくらいな旨味調味料をササット入れてコクをだし、のどに詰まる事なく溶けていく。物語って大体の舞台では酷い夫婦な扱いを演出しがちなんですが、マクベスも婦人も最初からひどい人間ではなかったはず、悪役になって行くまでの人間味ある内容がとても感動しました。ダンスも役者がここまでするの?ってくらい身体能力前回でかつセリフも入れ替わり立ち代わり、そのシーンの主人公に合わせて役者が変わっていく。変わっていくのに違和感無くマクベスやマクベス婦人でした。最後に小道具がここまで素晴らしくきれいにうつし出されているのもこの劇団の素晴らしい所だとおもいます。あの小道具がある事で役者と客席が1つになるっと思いました。
2010/05/25 17:32
「観てきた」への書き込み、ありがとうございます。
MOMENTS主宰、佐川大輔です。
私達は「観終わった観客のリアクションがあって、初めて作品は成立する」と考えています。
このような感想は嬉しい嬉しい宝物です。
この作品を作るとき、一番最初の話し合いで、「生まれたときから悪い人って、いるのかな?いや、そもそも悪い人ってどんな人?」みたいな事からスタートしました。
人はともすると、一つの価値観でその人間を決め付けてしまうことがあります。
テレビの中の芸能人(酒井法子、ほりえもんなど)などがそうかもしれません。
ですが、そう見える人の多面性、リアルな部分というものを、僕らは提示することでお客様の想像力が羽ばたくと思い、今回のマクベスは「マクベスも夫人も悪い人では無かった」という前提から作品へアプローチしたのです。
そんな僕らのアプローチが伝わり、とても嬉しく思います。
ご来場ありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いいたします。