雨とカエルと、ラブストーリー オン・ザ・コンクリート 公演情報 早稲田大学劇団木霊「雨とカエルと、ラブストーリー オン・ザ・コンクリート」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    斬新な演出と大胆な演技
    とても刺激的で、とても挑戦的な舞台。しかしその内容は重く、時に目を背けたくなるようなシーンもある。

    カーテンを使った演出が秀逸。舞台をクロス上に4つの空間に仕切り、その中央部に別世界を象徴する空間を産み出している。このカーテンが開いたり閉じたりしながら、さまざま場所を見事に表現している。

    キャストは主役の福家匠人以外、一人複数役をこなし、舞台袖では常に着替えが行われているという状態。しかも着替えながら台詞をしゃべったりする。ブレヒト流の異化効果を狙っているのか、ちょっと意図が把握しかねたが、斬新な演出であることは確か。

    随所にみずみずしい感性を感じさせながら、芝居としては未完成部分が多いと言わざるをえない。ただ、随所に演出家のこだわりが見え、その志の高さは評価したい。

    役者では湯口光穂が熱演。体を張った演技で芝居を引っ張っていた

    ネタバレBOX

    最高にシリアスなシーンで、会場から笑いが起こることが2、3回あった。信じられない。とても笑えるようなシーンでない場所でだ。

    役者の友だちか何かで、普段と違うシリアスな演技に思わず笑ってしまったのかもしれないが、芝居の緊張感を大きくそいだ。非常に残念だった。

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    2010/04/28 00:08

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  • ぶんご様

    ていねいねコメントありがとうございます。
    学生時代から完成された演劇など作れるはずがありません。荒削りでも光る部分があるというのがとても大切なことだと思います。そういった意味でも、今回の芝居はとても刺激的でした。これからもどうぞ精進していってください。楽しみに観ていきます。

    2010/05/03 14:20

    遅ればせながら、ご来場いただきまして誠にありがとうございました。
    コメントもありがとうございます!!今回、作・演出を担当いたしました藤岡です。
    前回公演に引き続き観に来て下さり、とてもうれしく思いました。

    今回の芝居に関しては、脚本上も演出上も色々挑戦してみた公演でした。
    色々試して、その効果を見てみた公演でした。

    結果として多くの粗い部分を残してしまった事は大きな反省ですが、しかしそれゆえに作っていてとても刺激的な作品でした。
    期間中何度も「じゃじゃ馬」という言葉をこの作品に使いたくなりました。(笑)

    今後は、このじゃじゃ馬を乗りこなす事ができるように精進していきたいと思っています。

    改めて、ご来場ありがとうございました!!

    2010/05/03 10:59

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