満足度★★★★
思わず二回目を観てしまった。
前回、早稲田どらま館で今公演を観、今日が二回目。どらま館公演があまりに完成度が高く、それぞれの役がはまり役だったので、どれくらい練習をしたんだろうと思ってたら、毎公演、キャストはシャッフルしていますと聞いて衝撃を受けた。ひとつの役をモノにするのだって大変なのに、複数の役を練習してその都度シャッフルしながらの公演なんて考えられない。
しかも本日は源五兵衛を三人で演じるという。どこまで挑戦的なんだと、その若さとしたたかさに恐れ入る。思わず当日、他の予定をキャンセルして王子小劇場に飛び込んだ。
芝居の出来そのものは、どらま館で見た方がよかったかもしれない。私が観た回はたまたまか、源五兵衛が永島敬三、小万が佐賀モトキだった。ひょっとしたら前回、ベストの組み合わせを見たのかもしれない。
今回、源五兵衛を、永島敬三、大橋一輝、金丸慎太郎の三人で演じた。そのことがとても斬新だったが、役者としては見比べられることになる。大橋一輝、金丸慎太郎、どちらも魅力を持った役者であるが、現時点では永島敬三が一枚も二枚も上だ。
小万役は、佐賀モトキの方がはるかにうまいが、望月綾乃もいい味を持っている。これからが楽しみだ。清水穂奈美の小万役が観たかった。どんな味になるのだろう?
本日は熊川ふみに興味を持った色んなことが出来そうな女優だ。これから注目したい
2010/04/02 01:21
2010/04/01 01:12
私の個人的趣味として、完成された劇団、完成された役者より、荒削りだけど、どれだけ今後大化けするかわからないという原石のきらめきの方により心が打たれます。
早稲田の学生劇団はほぼ観るようにしていますが、決して早稲田にこだわっているわけではなく、他の大学でも面白いという話を聞くと観にいくようにしています。ただ、最近、早稲田・桜美林・日芸以外があまり話題にのぼらないので寂しい気がしています。色々なところから才能が芽生えてくるといいですね。
どうでもいい個人の趣味の話までしてしまいました。お許し下さい。今後ともよろしくお願いします。