満足度★★★★★
すべてにおいて幻想的な芝居!
オフオフブロードウェイのようなテイストの芝居。そして、オフオフブロードウェイで成功し、オフブロードウェイで成功し、ブロードウェイのロングランを勝ち取ることが出来るようなそんな予感を感じさせる作品だった。終わった瞬間、まだまだ終わらないでほしいと心から願った。
実験劇と銘打っているが、すべての試みが計算され完成されており、これこそ正当派幻想劇だと感じた。客席の中から歌声が聞こえてきたときには鳥肌がたった。
幻想的な物語、想像力をかき立てる言葉、そして手作りの音響、象徴的な照明、そして表現のしようのない合唱。すべてが効果的だった。
幻想的な世界観と田代絵麻さんの顔立ちがぴったりしていてとても素敵だった。眠っているときの姿はロミオとジュリエットのジュリエットかと思った。