満足度★★★★
新しく、そして普遍的・・・。
前回のスポーツ演劇に続いて、柿喰う客は身体とリズムにこだわった実験的公演を行った。お寺の本堂を借り、地明かり、音響も無しという中で演劇の原点を問うような公演。
英語の発声練習からスタートして、様々な音声的遊技をからめながら、サスペンスドラマが進行する。柿喰う客の芝居はいつもどこにもない芝居だ。
これから3月はフランス公演、4月は二本立て公演、5月はオール女性キャストによる本公演と怒濤のようなスケジュールが続くらしい。
快進撃を続ける柿喰う客だが、スケールの大きい名作「悪趣味」を堪能した身としては、早く中屋敷渾身の本公演が観たくてたまらない。