美しきものの伝説 公演情報 劇団青年座研究所「美しきものの伝説」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    まず、3時間30分は長い…
    休憩入れて3時間45分。長すぎる…。

    「先生」役の鳥海さん、「四分六」役の有馬さんはうまく役の魅力を引き出していたように思うが、全体的には印象に残らない、または役の魅力を引き出せていない役者さんが多かった。特に「クロポトキン」役の高橋さんは、大役にまだ役者の力量が追いついていない感が満載で、見ていて少々歯がゆかった。残念。

    養成所は、役者が育つ場所であると同時に、役者を育てる場所でもある。そういった意味で演出にももうひと工夫ほしい。どういった稽古をつんできたのかわからないが、難しい本をただやらせるだけで俳優が養成されるのであれば苦労はない…のではないかなと。役者さんの努力不足もあるだろうが、養成所という場所を考えれば、指導側の責任も感じずにはいられない。

    ウィスキーはウィスキー(らしきもの)をキチンと注いでいるのに、なぜか水が出てくるシーンは全て空のグラスなのも気になった…。零れるから、の理由であるなら、ウィスキーのシーンでも注がずに見せる工夫が欲しかった。

    2

    2010/02/20 09:50

    0

    0

  • 「役を掘り下げる」という意味ではそういった所謂「大作」は適しているかもわからない、とは思うのですが…ただやっぱり卒業公演としてお客様から1500円とるわけですから、もう少し「お客様満足度」もあげて欲しいですよね。ただの実習なら稽古場でやればいいわけですし。
    あとはまあ、こういう機会でないと若い俳優が大作に触れるチャンスがないという演劇界にも、少々疑問を覚えます。

    2010/02/21 10:10

    鈴木雄太様
    おっしゃる通りだと思います。
    私も常々、養成所の演目選びや演出に大変疑問を感じています。
    大人数が出演する演目を選ばなければならないことはわかりますが、どうして、まだ年端も行かない、演劇勉強中の若い人達に、あんな難しい演目を選ぶのか理解に苦しみます。
    「美しきものの伝説」なんて、役者や文化人やイデオロギーを持った政治家とかの話なのだから、熟練役者さんが演じてこそ面白い舞台になるし、観る側も、長時間を感じず、舞台の世界を堪能できる演目なのにね。
    青年座に限らず、養成所で上演する演目、名だたる小劇場の才気ある作家の作品にすればいいのにと思うくらいです。
    いきなり、あんな難しい作品をやらされたら、演技の勉強にも成長にもならず、自分は役者には向いてないってコンプレックスばかり、皆さん、感じてしまわないかしら?

    2010/02/20 21:19

このページのQRコードです。

拡大