満足度★★
まず、3時間30分は長い…
休憩入れて3時間45分。長すぎる…。
「先生」役の鳥海さん、「四分六」役の有馬さんはうまく役の魅力を引き出していたように思うが、全体的には印象に残らない、または役の魅力を引き出せていない役者さんが多かった。特に「クロポトキン」役の高橋さんは、大役にまだ役者の力量が追いついていない感が満載で、見ていて少々歯がゆかった。残念。
養成所は、役者が育つ場所であると同時に、役者を育てる場所でもある。そういった意味で演出にももうひと工夫ほしい。どういった稽古をつんできたのかわからないが、難しい本をただやらせるだけで俳優が養成されるのであれば苦労はない…のではないかなと。役者さんの努力不足もあるだろうが、養成所という場所を考えれば、指導側の責任も感じずにはいられない。
ウィスキーはウィスキー(らしきもの)をキチンと注いでいるのに、なぜか水が出てくるシーンは全て空のグラスなのも気になった…。零れるから、の理由であるなら、ウィスキーのシーンでも注がずに見せる工夫が欲しかった。